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エンドロールの後も人生は続きます
執着が強すぎるのも、問題です side・レン
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side・レン
”初夜だ“ と、お尻尾に触って、”私が煽ったのだ“ と言われ、その後からの一週間は、あまり記憶に有りません。
アレクから、お耳とおしっぽの説明を受けた後、ベットの上で座位で一回、ベトベトになった体を、清めに行ったはずのお風呂で一回、ベットに戻ってからも、ちょっと口では言えない、あれやこれやな恥ずかしい格好で、多分3回、最後の方は気を失ったのか、寝てしまったのか、よく覚えていません。
散々脅されて来た、喪失の痛みは殆ど無く。夫婦の営みは、これほどに幸せで、気持ちの良いものなのか、と思ったことは覚えています。
・・・快感も、過ぎれば苦痛になる、とも知りましたが。
翌日からは、気がつくと、アレクさんの手で溶かされ揺らされ続け、くたびれ果てて眠りにつき、目覚めるとまた溶かされ、高みに連れていかれて。
その合間に、お風呂とトイレに連れて行ってもらったり、ご飯を食べさせてもらったりした様な気もします。
溶ける程、快感を与えられ続けた体は、簡単に昇り詰めるように変えられて、”もう戻ることができないのでは、このまま死んでしまうのでは“ と思ったことは一度や二度では有りませんでした。
掠れた自分の喘ぎを聞きながら “童貞ハッチャケって怖い” と思ったことだけは、鮮明に覚えています。
破瓜の印が自分の過ちだと、落ち込んでいた人は、どこに行ってしまったのでしょう。
私がこんな事を、思い返せる余裕ができたのは、ロイド様のお陰です。
ことの発端は、幾ら蜜月とは言え、初夜から五日が経っても、寝室から一歩も出てこない私を心配した、ローガンさんとセルジュさん、使用人の皆さんが、私を心配してマークさん達に、相談に行った事からの様です。
元々私の身の周りの事は、殆どアレクさんがやって来たので、最初の2日くらいは、初夜を迎えた事だし、体を休めているのだろう、と思っていたそうです。
でも3日目も4日が経っても、私が外に出て来ることはなく、アレクさんは、リビングの入り口で食事を受け取ると、ローガンさん達を追い返して、鍵を掛けてしまったのだそうです。
5日目になり、流石にこれはおかしいと、使用人のみんなが相談して、ローガンさんとセルジュさんが、詰所で待機状態のマークさんに相談することになりました。
話を聞いたマークさんは、初めのうちは “蜜月に入ったばかりで、警戒心が強くなっているのでは?” と言っていたそうです。
けれど、2日後には、大公領に行く事になっているにも関わらず、私からの指示が何もないのはおかしい、と言う訴えに、一緒に話しを聞いていた、ロロシュさんとミュラーさんも表情を曇らせたのだとか。
「唯でさえ、蜜月中の獣人の邪魔をするのは、危険な行為です。それが閣下となると・・・」
「だよなぁ。でもいくら閣下が拗らせてるからってよ。監禁までするかぁ?」
「しかし、あの体格差ですよ? 何かあっても、不思議ではないかと」
考え込んだ3人は、自分達でどうにかするから、万一の場合は、すぐに対応できる様、とりあえずパフォスさんに連絡を取っておけ、とローガンさんに指示されたそうです。
3人は相談の結果、ロイド様に ”緊急案件、愛し子の一大事“ と謁見を取り付け、状況を聞いたロイド様が、私の救出に乗り出した・・・・と。
護衛騎士と、マークさん達3人を引き連れ、柘榴宮を訪れたロイド様は、私たちの部屋に直行。
リビングのドアを何度も叩き、声を張り上げ私を呼んだそうです。
そして、漸く扉が開かれると、愛用の扇でアレクさんを打ち据えて、怯んだところに、魔力封じの手枷をはめ、5人掛でやっと取り押さえたのだそうで。
窓を開け放つ音や、部屋の中を走り回る人達の足音に、ぼんやり開いた目に、心配顔のマークさんを見た様な気がします。
そして私は、マークさんに抱えられて、自分の部屋に連れ戻されました。
パフォスさんの診察の結果。
私は高熱を出しており、脱水症状も見られた為、絶対安静を言い渡されました。
宮の応接室にアレクさんを連行したロイド様は、お説教している所に、診察の結果を聞かされて大激怒。
「伴侶の命を、危険に晒す獣人が何処にいるのです!!」
アレクさんは、ミスリルの扇で肩を打ち据えられたのだとか。
「浮かれていても、熱が有るか如何かくらい分かるでしょう!? 貴方はレン様を殺す気ですか?!」
一括されたアレクさんは、すっかり落ち込んでしまったそうです。
その姿に同情してくれる人は、いなかった様ですけれど。
ロイド様から私への接近禁止と、他の侍従に世話をさせる旨を、言い渡されたアレクさんは、私には事情があって “自分以外の者に、世話を任せる事が出来ない” と、説明したのだけれど、無論ロイド様が信じる事はなく。
焦れたアレクさんは、嵌められていた魔力封じの手枷を、紙の様に引き千切って見せ。
「体調が戻る迄、レンの世話は、他の侍従に任せる。レンの寝室にも極力近づかない。だが、沐浴と着替えは、俺がやらなければならないのです」
とロイド様に跪いて懇願した。
「何を馬鹿な」と、一笑に伏そうとする、ロイド様に、私の事情を知るマークさんが。
「閣下の仰っていることは事実です」
と、口添えしてくれたのだそうです。
その事情を説明しろ、と言うロイド様に、アレクさんとマークさんは、私の許可がなければ話せない。と沈黙を押し通し、根負けしたロイド様は、私の部屋の前に、見張りを立てることを条件に、アレクさんの願いを聞き入れてくれました。
救出から3日間、高熱にうなされた私も、熱が引き始め、漸くベッドに起き上がる事ができる様になりました。
熱に浮かされ、体力と気力を失っていた間は、自分で治癒を掛ける事も出来ず、パフォスさんの治癒を受けていましたが、ここまで回復すれば、あとは自力でなんとでも出来ます。
私の回復に、マークさんローガンさんは、ほっとした顔を見せ、セルジュさんは涙ぐんでいました。
心配してくれる人が居ると言うのは、ありがたい事ですね。
この3日間、マークさんとシッチンさんが、交代で見張りを担当し、ローガンさんをはじめとする侍従の皆さんは、とにかくアレクさんが私に近づかないよう、アレクさんを監視し続けてくれました。
高熱の所為で、頻繁に着替えや清拭をしなければならなかったのですが、その度に私の寝室に訪れるアレクさんが、私に悪さをしない様に、皆さんで気を配ってくれたそうです。
そんな侍従さんやマークさんたちの冷たい視線にも耐え、アレクさんは黙々と私の世話をしてくれたのだとか。
そんなアレクさんが、可哀想だな、とは思いもしますが、TL漫画の中でしか起こり得ないと思っていた、抱きつぶされる、という経験をしてみると、皆さんの反応も致し方ないのかも、と思ってしまいます。
いやだって、愉悦の幻覚か、本物の天国か、区別がつかなかったんですよ?
それにマークさんが、コソッと教えてくれたのですが、救出された時、私の体で見えている部分だけでも、もとの肌の色が分からないくらい、キスマークと歯型だらけだったそうで。
「閣下が拗らせているのは、知っていましたが、あそこまで執着が強いとは」
そう言って、ブルっと体を震わせていました。
「そんなお姿を、人目に晒すことは出来ませんので、シーツでぐるぐる巻きにしてお運びしましたし、パフォス殿が治癒を掛けて、閣下の残した跡も、消してくださいましたが、ローガンとセルジュは気付いたでしょう。彼らが怒るのも、無理はありません」
「でも、アレクだって、悪気があったわけじゃないし、騎士さん達は体力が有るから、よく有る事なんじゃ」
「あり得ません!!」
食い気味で、否定されてしまいました。
「こんな、節操のない話は初めてです!同じ獣人として嘆かわしい限りです!!」
「そっそうなの?」
「いいですか? レン様は閣下に対して甘すぎます。 嫌なものはイヤとはっきり仰って良いのですよ?」
「あっはい。なんか、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「レン様は、何も悪くありません。まったく、童貞でもあるまいし」
溜息を吐きつつ、首を振るマークさんですが・・・・。
その、まさかの、童貞だったのよね。
”初夜だ“ と、お尻尾に触って、”私が煽ったのだ“ と言われ、その後からの一週間は、あまり記憶に有りません。
アレクから、お耳とおしっぽの説明を受けた後、ベットの上で座位で一回、ベトベトになった体を、清めに行ったはずのお風呂で一回、ベットに戻ってからも、ちょっと口では言えない、あれやこれやな恥ずかしい格好で、多分3回、最後の方は気を失ったのか、寝てしまったのか、よく覚えていません。
散々脅されて来た、喪失の痛みは殆ど無く。夫婦の営みは、これほどに幸せで、気持ちの良いものなのか、と思ったことは覚えています。
・・・快感も、過ぎれば苦痛になる、とも知りましたが。
翌日からは、気がつくと、アレクさんの手で溶かされ揺らされ続け、くたびれ果てて眠りにつき、目覚めるとまた溶かされ、高みに連れていかれて。
その合間に、お風呂とトイレに連れて行ってもらったり、ご飯を食べさせてもらったりした様な気もします。
溶ける程、快感を与えられ続けた体は、簡単に昇り詰めるように変えられて、”もう戻ることができないのでは、このまま死んでしまうのでは“ と思ったことは一度や二度では有りませんでした。
掠れた自分の喘ぎを聞きながら “童貞ハッチャケって怖い” と思ったことだけは、鮮明に覚えています。
破瓜の印が自分の過ちだと、落ち込んでいた人は、どこに行ってしまったのでしょう。
私がこんな事を、思い返せる余裕ができたのは、ロイド様のお陰です。
ことの発端は、幾ら蜜月とは言え、初夜から五日が経っても、寝室から一歩も出てこない私を心配した、ローガンさんとセルジュさん、使用人の皆さんが、私を心配してマークさん達に、相談に行った事からの様です。
元々私の身の周りの事は、殆どアレクさんがやって来たので、最初の2日くらいは、初夜を迎えた事だし、体を休めているのだろう、と思っていたそうです。
でも3日目も4日が経っても、私が外に出て来ることはなく、アレクさんは、リビングの入り口で食事を受け取ると、ローガンさん達を追い返して、鍵を掛けてしまったのだそうです。
5日目になり、流石にこれはおかしいと、使用人のみんなが相談して、ローガンさんとセルジュさんが、詰所で待機状態のマークさんに相談することになりました。
話を聞いたマークさんは、初めのうちは “蜜月に入ったばかりで、警戒心が強くなっているのでは?” と言っていたそうです。
けれど、2日後には、大公領に行く事になっているにも関わらず、私からの指示が何もないのはおかしい、と言う訴えに、一緒に話しを聞いていた、ロロシュさんとミュラーさんも表情を曇らせたのだとか。
「唯でさえ、蜜月中の獣人の邪魔をするのは、危険な行為です。それが閣下となると・・・」
「だよなぁ。でもいくら閣下が拗らせてるからってよ。監禁までするかぁ?」
「しかし、あの体格差ですよ? 何かあっても、不思議ではないかと」
考え込んだ3人は、自分達でどうにかするから、万一の場合は、すぐに対応できる様、とりあえずパフォスさんに連絡を取っておけ、とローガンさんに指示されたそうです。
3人は相談の結果、ロイド様に ”緊急案件、愛し子の一大事“ と謁見を取り付け、状況を聞いたロイド様が、私の救出に乗り出した・・・・と。
護衛騎士と、マークさん達3人を引き連れ、柘榴宮を訪れたロイド様は、私たちの部屋に直行。
リビングのドアを何度も叩き、声を張り上げ私を呼んだそうです。
そして、漸く扉が開かれると、愛用の扇でアレクさんを打ち据えて、怯んだところに、魔力封じの手枷をはめ、5人掛でやっと取り押さえたのだそうで。
窓を開け放つ音や、部屋の中を走り回る人達の足音に、ぼんやり開いた目に、心配顔のマークさんを見た様な気がします。
そして私は、マークさんに抱えられて、自分の部屋に連れ戻されました。
パフォスさんの診察の結果。
私は高熱を出しており、脱水症状も見られた為、絶対安静を言い渡されました。
宮の応接室にアレクさんを連行したロイド様は、お説教している所に、診察の結果を聞かされて大激怒。
「伴侶の命を、危険に晒す獣人が何処にいるのです!!」
アレクさんは、ミスリルの扇で肩を打ち据えられたのだとか。
「浮かれていても、熱が有るか如何かくらい分かるでしょう!? 貴方はレン様を殺す気ですか?!」
一括されたアレクさんは、すっかり落ち込んでしまったそうです。
その姿に同情してくれる人は、いなかった様ですけれど。
ロイド様から私への接近禁止と、他の侍従に世話をさせる旨を、言い渡されたアレクさんは、私には事情があって “自分以外の者に、世話を任せる事が出来ない” と、説明したのだけれど、無論ロイド様が信じる事はなく。
焦れたアレクさんは、嵌められていた魔力封じの手枷を、紙の様に引き千切って見せ。
「体調が戻る迄、レンの世話は、他の侍従に任せる。レンの寝室にも極力近づかない。だが、沐浴と着替えは、俺がやらなければならないのです」
とロイド様に跪いて懇願した。
「何を馬鹿な」と、一笑に伏そうとする、ロイド様に、私の事情を知るマークさんが。
「閣下の仰っていることは事実です」
と、口添えしてくれたのだそうです。
その事情を説明しろ、と言うロイド様に、アレクさんとマークさんは、私の許可がなければ話せない。と沈黙を押し通し、根負けしたロイド様は、私の部屋の前に、見張りを立てることを条件に、アレクさんの願いを聞き入れてくれました。
救出から3日間、高熱にうなされた私も、熱が引き始め、漸くベッドに起き上がる事ができる様になりました。
熱に浮かされ、体力と気力を失っていた間は、自分で治癒を掛ける事も出来ず、パフォスさんの治癒を受けていましたが、ここまで回復すれば、あとは自力でなんとでも出来ます。
私の回復に、マークさんローガンさんは、ほっとした顔を見せ、セルジュさんは涙ぐんでいました。
心配してくれる人が居ると言うのは、ありがたい事ですね。
この3日間、マークさんとシッチンさんが、交代で見張りを担当し、ローガンさんをはじめとする侍従の皆さんは、とにかくアレクさんが私に近づかないよう、アレクさんを監視し続けてくれました。
高熱の所為で、頻繁に着替えや清拭をしなければならなかったのですが、その度に私の寝室に訪れるアレクさんが、私に悪さをしない様に、皆さんで気を配ってくれたそうです。
そんな侍従さんやマークさんたちの冷たい視線にも耐え、アレクさんは黙々と私の世話をしてくれたのだとか。
そんなアレクさんが、可哀想だな、とは思いもしますが、TL漫画の中でしか起こり得ないと思っていた、抱きつぶされる、という経験をしてみると、皆さんの反応も致し方ないのかも、と思ってしまいます。
いやだって、愉悦の幻覚か、本物の天国か、区別がつかなかったんですよ?
それにマークさんが、コソッと教えてくれたのですが、救出された時、私の体で見えている部分だけでも、もとの肌の色が分からないくらい、キスマークと歯型だらけだったそうで。
「閣下が拗らせているのは、知っていましたが、あそこまで執着が強いとは」
そう言って、ブルっと体を震わせていました。
「そんなお姿を、人目に晒すことは出来ませんので、シーツでぐるぐる巻きにしてお運びしましたし、パフォス殿が治癒を掛けて、閣下の残した跡も、消してくださいましたが、ローガンとセルジュは気付いたでしょう。彼らが怒るのも、無理はありません」
「でも、アレクだって、悪気があったわけじゃないし、騎士さん達は体力が有るから、よく有る事なんじゃ」
「あり得ません!!」
食い気味で、否定されてしまいました。
「こんな、節操のない話は初めてです!同じ獣人として嘆かわしい限りです!!」
「そっそうなの?」
「いいですか? レン様は閣下に対して甘すぎます。 嫌なものはイヤとはっきり仰って良いのですよ?」
「あっはい。なんか、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「レン様は、何も悪くありません。まったく、童貞でもあるまいし」
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