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千年王国
ドライアド
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「おお~~。うじゃうじゃ居る」
「な?」
「あの輪っかになって居るのが一個体?」
「うむ。あれ等は根が繋がっていて、吸い上げた養分を共有している」
「ふ~ん? それで、手を繋ぐことになんの意味が?」
「さあな。そこは俺にもよく分からん」
私とアレクさんは作戦決行を前にして、神殿の鐘楼に上って、街の様子を観察しているのですが、そこから見える景色は、衝撃的でした。
放棄され、人影のない街にドライアドという樹木が生い茂り、そこかしこで、既に崩れ始めた建物も確認出来て、最近まで人が暮らしていたとは、とても思えません。
今私達が居る鐘楼も、壁に罅が入っていたり、かなり危険な状態ですが、街を一望できる場所が他になく、絶対にアレクさんから離れない、という条件で一緒に上って来る事を許してもらったのでした。
初めて見るドライアド。
私の中で、ドライアドって言うのは、お綺麗な女性の姿をした、森の管理者的な精霊の事だったのですが。流石ヴィースと言うか、こちらのドライアドは、男性の姿をしています。
樹木系の魔物という事で、全体はそこそこ大きな木が4.5本、円を描く様に生えています。そしてその一本一本の幹の中ほどに、若葉色をした、とてもお綺麗な裸の男性の上半身が、にょっきり生えているのですが、全員が円の外側を向いて、何故か手を繋いでいるのよね。
ドライアドは、ドレインツリーなんかと同じで、根っこを使って歩いて移動するらしいのですが、半裸の男性が輪になって歩いている姿を想像したら、なんかシュールと言うか、変質者?
顔も体もお綺麗ですが、露出狂の集団とか、ちょっとご遠慮願いたいです。
「人の形を真似する事にも、意味が有るの?」
「そうだな・・・薄暗い森の中であれを見た者が、人がいると勘違いし傍に寄って行き、絡め取られた挙句養分を吸い取られ、干乾びた死体が見つかる、という被害は有るな」
「え゛っ? じゃあ、あの枝に見えているのが腕って事?」
「木に見えるが、あれは魔物だからな。ジッとしている訳じゃないんだぞ?周囲の養分が少なくなったり、近くに生き物が寄って来ると、捕まえて養分を吸い取るんだ」
「うわ~~。ほんと質が悪いですね」
「だろ? 樹木系の魔物は、元来魔素や魔力の豊かな森や山の中に生息している。根を下ろした場所の養分を吸い上げ、そこが枯死すると、魔力の流れに沿って移動する。広大な森や山の中を、順に巡っているだけなら、古い森が生まれ変わる循環に一役買っていると言えなくも無い」
「う~ん。確かに生態系の一部とも言えますね」
「うむ、だが一度人里の近くに現れれば話しは違う。田畑は枯れ果て、森の恵みも失われてしまう。だからこいつ等は、発見次第早急に討伐しなければ成らない」
「ここに来る途中に見た、枯れた森に元は住んでいたのかしら」
「恐らくそうだろう。でなければ縄張り意識が強く、一定以上近寄ろうとしないドライアド同士が、こんなにみっしりと、群れるはずが無いからな」
「住処を追われたうえに、討伐されちゃうなんて、ちょっと可哀そうかも」
この街の住人がこの光景を見たら、何を温い事を!と怒られてしまいそうです。
でもドライアドからすれば、森の中で平和に暮らしていたのに、ある日突然雨が降らなくなって、彼等だって困ったに違いないのです。
彼等だって、好きで人里に出て来た訳では無いのでしょうから、やっぱり可哀そうに思ってしまいます。
「そんなことを思うのはレンだけだ。魔法で水を生むのにも限りがある。俺達も水が無ければ移動もままならんだろ?」
「そうなんですけどね・・・」
人間は我慢できたとしても、エンラのブルーベルちゃんやアン達に我慢させるのは可哀そうだし。騎士さん達だって、お水が無ければ脱水症状を起こしてしまいます。
「生きるって大変ね」
「そうだな。でも生きてるうちは、生きないとな」
「ふふ。深いですね」
「そうか?」
過去から現在に至るまで討伐と、政争に明け暮れて、生きて勝ち残って来たアレクさんの言葉は、何気ない一言でも重みと深みが違います。
この多くの傷を内に秘めた人が、なんの憂いも無く過ごせる日は、何時になったら来るのでしょうか。
その落ち着かない原因を、私が作り出している自覚はあるのです。
でも、それを謝ったりしたら、アレクさんが悲しそうな顔をするから、口に出さないように気を付けて居るのです。
「そろそろ始めるか。あまり遅くなると陽が沈んでしまう」
「ですね。サクッと片付けて、ご飯にしましょう」
「はは!サクッとか? 確かにサクッとだな」
そう言うと、アレクさんと私は、用意した耳栓を装着し、周囲に配置された騎士さん達にハンドサインを送って作戦開始です。
マークさんの横にはエーグル卿と数名の騎士さん達。
ショーンさんとロドリックさんを始めとした将校さん達と、風魔法が得意な、ピヨちゃんズ他の騎士さん達が、それぞれ配置につきました。
その中に、アン達フェンリル親子が、混じって居るのもみえました。
湧き水のある広場に、うじゃうじゃ集まっているドライアドは、纏めてアレクさんが、その他、少し離れたところにいる個体は、其々の将校さんと騎士さん達のチームで攻撃です。
そして臨戦態勢に入ったアレクさんが、練り上げた魔力に気付いたのか、群れを成すドライアドたちが、これまで眠ったように閉じていた瞼を開き、一斉にこちらに視線を向けてきました。
視線を向けたと言いましたが、ドライアドの開かれた眼に瞳は無く、綺麗な顔と空っぽの眼孔の対比に、ホラー映画のクリーチャーを思い浮かべた私は、その見た目の悍ましさに息を呑んだのです。
しかも数えきれない程、沢山のドライアド達が、無表情な顔と空ろな目をこちらに向けている光景は、本当にホラー映画の一場面の様で、背中に走る寒気でぞくぞくしてきます。
不快そうに眉を顰めたアレクさんは、そんなドライアド達に構う事なく、無感情に魔力を込めた腕を、横に払いました。
するとそこから、生まれた風の刃が群れ集うドライアド目掛けて飛んで行き、アレクさんの放った刃は、過たずドライアドに命中し、硬い樹皮に覆われた体をすり抜けていきます。
そして刃のすり抜けたドライアドの身体が、するりと傾き、音も無く地面へと落ちていきました。
「おお~!! 想像以上にうまく行ったかも!」
互いに耳栓で音を塞いでいるので、アレクの返事はくぐもって、よく聞こえませんでした。
でも形のいい唇は、油断するなと言っているようです。
頷き返した私は、視線を街へ戻しました。
視線の先では、水場の群れはアレクさんによって一掃され、点々と生えているドライアドに、他の皆が風魔法を飛ばしています。
その中を閃光の様に走り抜けていったのは、アンと太郎と次郎の3匹でした。
先頭を行くアンが風魔法を放ち、太郎と次郎がドライアドの幹に噛みついています。
フェンリルの親子の攻撃を受けたドライアドの身体から、零れだした魔力がチラチラと光って居るのが見えました。
そして、バサバサと振り回される枝を潜り抜けたアンは、強靭な前足を振り下ろしては、枝を叩き折り、幹から生えた男性の身体は、風の刃で傷つき流れ出した樹液に塗れて、作り物の顔が苦痛に歪んでいるようです。
アン達の狩りをはらはらと見守っていると、ドライアドの口が大きく開かれ、悲鳴を上げようとしているようです。
「大変!!アン達には耳栓してないのに!!」
私は焦って、アレクの腕の中で身を乗り出したのですが、大きく開かれたドライアドの口に、アンの大きな口が食らい付き、悲鳴を抑え込んでしまいました。
「・・・・頭いい」
感心する私でしたが、フェンリル親子の様子がなんとなく、いつもと違う気がします。
何が有ったのかと、手に汗を握りながら、様子を伺っていると、どうもアンと子供達の喉が、何かを嚥下する様に動いているのが分かりました。
「食べてる?」
肉食獣のアン達も、食物繊維が必要なのかしら?
等と、ふざけた考えが頭をよぎりましたが、アンと子供達は、ドライアドが身の内に溜めた魔力を食べていたのです。
呆気に取られて見守るうちに、ドライアドの残った枝や葉っぱが、みるみる萎れて行って、アン達が口を離した時には、完全に干乾びた枯れ木がゴロンと転がっているだけでした。
「うわぁ~~。えげつな~~」
あんなに可愛い子達なのに、やっぱりアン達は野生生物なのね。
食パンコーギーみたいな、愛玩犬と同じだと思っちゃダメね。
「な?」
「あの輪っかになって居るのが一個体?」
「うむ。あれ等は根が繋がっていて、吸い上げた養分を共有している」
「ふ~ん? それで、手を繋ぐことになんの意味が?」
「さあな。そこは俺にもよく分からん」
私とアレクさんは作戦決行を前にして、神殿の鐘楼に上って、街の様子を観察しているのですが、そこから見える景色は、衝撃的でした。
放棄され、人影のない街にドライアドという樹木が生い茂り、そこかしこで、既に崩れ始めた建物も確認出来て、最近まで人が暮らしていたとは、とても思えません。
今私達が居る鐘楼も、壁に罅が入っていたり、かなり危険な状態ですが、街を一望できる場所が他になく、絶対にアレクさんから離れない、という条件で一緒に上って来る事を許してもらったのでした。
初めて見るドライアド。
私の中で、ドライアドって言うのは、お綺麗な女性の姿をした、森の管理者的な精霊の事だったのですが。流石ヴィースと言うか、こちらのドライアドは、男性の姿をしています。
樹木系の魔物という事で、全体はそこそこ大きな木が4.5本、円を描く様に生えています。そしてその一本一本の幹の中ほどに、若葉色をした、とてもお綺麗な裸の男性の上半身が、にょっきり生えているのですが、全員が円の外側を向いて、何故か手を繋いでいるのよね。
ドライアドは、ドレインツリーなんかと同じで、根っこを使って歩いて移動するらしいのですが、半裸の男性が輪になって歩いている姿を想像したら、なんかシュールと言うか、変質者?
顔も体もお綺麗ですが、露出狂の集団とか、ちょっとご遠慮願いたいです。
「人の形を真似する事にも、意味が有るの?」
「そうだな・・・薄暗い森の中であれを見た者が、人がいると勘違いし傍に寄って行き、絡め取られた挙句養分を吸い取られ、干乾びた死体が見つかる、という被害は有るな」
「え゛っ? じゃあ、あの枝に見えているのが腕って事?」
「木に見えるが、あれは魔物だからな。ジッとしている訳じゃないんだぞ?周囲の養分が少なくなったり、近くに生き物が寄って来ると、捕まえて養分を吸い取るんだ」
「うわ~~。ほんと質が悪いですね」
「だろ? 樹木系の魔物は、元来魔素や魔力の豊かな森や山の中に生息している。根を下ろした場所の養分を吸い上げ、そこが枯死すると、魔力の流れに沿って移動する。広大な森や山の中を、順に巡っているだけなら、古い森が生まれ変わる循環に一役買っていると言えなくも無い」
「う~ん。確かに生態系の一部とも言えますね」
「うむ、だが一度人里の近くに現れれば話しは違う。田畑は枯れ果て、森の恵みも失われてしまう。だからこいつ等は、発見次第早急に討伐しなければ成らない」
「ここに来る途中に見た、枯れた森に元は住んでいたのかしら」
「恐らくそうだろう。でなければ縄張り意識が強く、一定以上近寄ろうとしないドライアド同士が、こんなにみっしりと、群れるはずが無いからな」
「住処を追われたうえに、討伐されちゃうなんて、ちょっと可哀そうかも」
この街の住人がこの光景を見たら、何を温い事を!と怒られてしまいそうです。
でもドライアドからすれば、森の中で平和に暮らしていたのに、ある日突然雨が降らなくなって、彼等だって困ったに違いないのです。
彼等だって、好きで人里に出て来た訳では無いのでしょうから、やっぱり可哀そうに思ってしまいます。
「そんなことを思うのはレンだけだ。魔法で水を生むのにも限りがある。俺達も水が無ければ移動もままならんだろ?」
「そうなんですけどね・・・」
人間は我慢できたとしても、エンラのブルーベルちゃんやアン達に我慢させるのは可哀そうだし。騎士さん達だって、お水が無ければ脱水症状を起こしてしまいます。
「生きるって大変ね」
「そうだな。でも生きてるうちは、生きないとな」
「ふふ。深いですね」
「そうか?」
過去から現在に至るまで討伐と、政争に明け暮れて、生きて勝ち残って来たアレクさんの言葉は、何気ない一言でも重みと深みが違います。
この多くの傷を内に秘めた人が、なんの憂いも無く過ごせる日は、何時になったら来るのでしょうか。
その落ち着かない原因を、私が作り出している自覚はあるのです。
でも、それを謝ったりしたら、アレクさんが悲しそうな顔をするから、口に出さないように気を付けて居るのです。
「そろそろ始めるか。あまり遅くなると陽が沈んでしまう」
「ですね。サクッと片付けて、ご飯にしましょう」
「はは!サクッとか? 確かにサクッとだな」
そう言うと、アレクさんと私は、用意した耳栓を装着し、周囲に配置された騎士さん達にハンドサインを送って作戦開始です。
マークさんの横にはエーグル卿と数名の騎士さん達。
ショーンさんとロドリックさんを始めとした将校さん達と、風魔法が得意な、ピヨちゃんズ他の騎士さん達が、それぞれ配置につきました。
その中に、アン達フェンリル親子が、混じって居るのもみえました。
湧き水のある広場に、うじゃうじゃ集まっているドライアドは、纏めてアレクさんが、その他、少し離れたところにいる個体は、其々の将校さんと騎士さん達のチームで攻撃です。
そして臨戦態勢に入ったアレクさんが、練り上げた魔力に気付いたのか、群れを成すドライアドたちが、これまで眠ったように閉じていた瞼を開き、一斉にこちらに視線を向けてきました。
視線を向けたと言いましたが、ドライアドの開かれた眼に瞳は無く、綺麗な顔と空っぽの眼孔の対比に、ホラー映画のクリーチャーを思い浮かべた私は、その見た目の悍ましさに息を呑んだのです。
しかも数えきれない程、沢山のドライアド達が、無表情な顔と空ろな目をこちらに向けている光景は、本当にホラー映画の一場面の様で、背中に走る寒気でぞくぞくしてきます。
不快そうに眉を顰めたアレクさんは、そんなドライアド達に構う事なく、無感情に魔力を込めた腕を、横に払いました。
するとそこから、生まれた風の刃が群れ集うドライアド目掛けて飛んで行き、アレクさんの放った刃は、過たずドライアドに命中し、硬い樹皮に覆われた体をすり抜けていきます。
そして刃のすり抜けたドライアドの身体が、するりと傾き、音も無く地面へと落ちていきました。
「おお~!! 想像以上にうまく行ったかも!」
互いに耳栓で音を塞いでいるので、アレクの返事はくぐもって、よく聞こえませんでした。
でも形のいい唇は、油断するなと言っているようです。
頷き返した私は、視線を街へ戻しました。
視線の先では、水場の群れはアレクさんによって一掃され、点々と生えているドライアドに、他の皆が風魔法を飛ばしています。
その中を閃光の様に走り抜けていったのは、アンと太郎と次郎の3匹でした。
先頭を行くアンが風魔法を放ち、太郎と次郎がドライアドの幹に噛みついています。
フェンリルの親子の攻撃を受けたドライアドの身体から、零れだした魔力がチラチラと光って居るのが見えました。
そして、バサバサと振り回される枝を潜り抜けたアンは、強靭な前足を振り下ろしては、枝を叩き折り、幹から生えた男性の身体は、風の刃で傷つき流れ出した樹液に塗れて、作り物の顔が苦痛に歪んでいるようです。
アン達の狩りをはらはらと見守っていると、ドライアドの口が大きく開かれ、悲鳴を上げようとしているようです。
「大変!!アン達には耳栓してないのに!!」
私は焦って、アレクの腕の中で身を乗り出したのですが、大きく開かれたドライアドの口に、アンの大きな口が食らい付き、悲鳴を抑え込んでしまいました。
「・・・・頭いい」
感心する私でしたが、フェンリル親子の様子がなんとなく、いつもと違う気がします。
何が有ったのかと、手に汗を握りながら、様子を伺っていると、どうもアンと子供達の喉が、何かを嚥下する様に動いているのが分かりました。
「食べてる?」
肉食獣のアン達も、食物繊維が必要なのかしら?
等と、ふざけた考えが頭をよぎりましたが、アンと子供達は、ドライアドが身の内に溜めた魔力を食べていたのです。
呆気に取られて見守るうちに、ドライアドの残った枝や葉っぱが、みるみる萎れて行って、アン達が口を離した時には、完全に干乾びた枯れ木がゴロンと転がっているだけでした。
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