480 / 765
千年王国
閣下の教えと実験
しおりを挟む
side・アレク
これは参った。
ほぼ魔法が効かないじゃないか。
火と雷はうじゃうじゃ生えている蛇に飲み込まれ、土はほぼ効果なし。
マークの氷結が、蛇を凍らせることが出来たが、それも無事な蛇共が炎を吐いて溶かしてしまった。
ならばと放った風魔法は、蛇をなますに刻んだが、一匹の切り口から二匹に増えて再生してしまった。
これは厄介だ。
しかも蛇共は、炎やら毒を吐き出してくる。吐き出した毒を避けたら、床が溶けるとか、どんだけだよ。
今の所近づいたり、こちらから攻撃を仕掛けなければ、あの蛇も大人しくしている。本体のレジスと思しき首は、眠っているのか目を開いていないが、あいつが目を開いたらどんな攻撃を仕掛けて来るか、想像も出来ん。
怪我をしたドラゴン達の代わりにアンを寄越す様に言ったが、アン達が得意として居るのは風魔法だ。
蛇が吐き散らす炎と毒の所為で、接近戦は難しいし・・・・。
どうしたものか。
「閣下。如何いたしますか?」
「うむ。エーグル、お前はどう考える」
「自分ですか?」
何時までも意見を求められる事に慣れなのは如何なものか。
「のんびりはして居られない。早くしろ」
「自分、自分は接近戦を避け。距離を取り魔法での攻撃を優先すべきと考えます」
「魔法は効かん様だが。そこはどうする?」
「氷と風は一定の効果を見せました。風で攻撃し蛇の頭を斬り落とします。そして蛇が再生する前に氷で、固めてしまうのはどうでしょう」
「ふむ・・・・。エーグルは魔法の同時発動は得意か?」
「出来はしますが、得意とは言えません」
「何ができる?」
「炎と土です」
「その組み合わせは珍しいな。遣り辛くないか?」
「特に意識したことが無いので」
「そうか・・・前にレンに教えてもらった面白い方法がある。それを試してみようと思う」
「レン様にですか?」
「異界の化学と言う物らしい。俺が風で蛇を細切れにするから、マークは俺が切った所を片っ端から氷漬けにしていってくれ。全て凍らせたら、あのデカブツの周りに霧を出せ」
「閣下、自分はどうしますか?」
「取り敢えず待機だ。もし本体が動き出すようなら。土魔法で足止め。俺が合図を出したらお前の最大火力の炎をぶつけ続けろ」
「炎を?氷が解けてしまいますよ?」
「ものは試しだ。うまく行ったら面白いものが見れるぞ?」
『作戦会議は終わった?私は何をすればいい?』
「カルのブレスは最後の手段だ。それまでは観戦していろ。それと、もう直ぐレンが降りて来る筈だ。レンが降りてきたら安全な所にいる様に見張っててくれ」
『アーロンはどうするの?』
「あの龍は、自分の好きなようにやるだろう?俺達を攻撃しない限りは放って置け」
『それで良いの?』
「あの龍と、ヨナスがどんな誓いを交わしたのか分からんからな。邪魔さえしなければ好きにさせるさ」
『・・・・・・・』
「さあ!始めるぞ!!」
「「了解」」
ヴァフッ!!
「アン?来たな。いいか?あいつはレンを虐める悪い奴だ。お前達が得意な風魔法で細切れにしてやれ!」
アオォーーーーーン!!
ご主人を虐める悪い奴と聞いたアン達は、大好きなご主人の為、四肢を踏ん張り、遠吠えを上げると、風の斬撃を飛ばし始めた。
アンに続き俺もレジスの周りで竜巻を起こし、邪魔な蛇たちを引き千切って行った。
蛇の体液やら毒やらが飛び散り、絵面は最悪だが、確実に蛇の頭を排除するにはこれが一番だ。
マークも、アン達と俺が頭を落とした蛇を着実に凍らせていき。
ものの数ミンでレジスの巨大な頭は、氷でバキバキに固められていた。
しかし、これでも目を開けないとは、あの首は見掛け倒しなのか?
・・・・世の中そんなに甘くないよな。
「マーク霧を出せ。うんと濃くしろ。霧雨くらいでもいいぞ」
「はい!」
「エーグル!炎だ!お前の最大火力だぞ!!」
「了解!!」
エーグルの放った炎はそこそこの威力だったがまだ足りない。
「エーグル!お前の全力はそんなものか?!もっと威力を上げろ!!」
「はいっ!!」
「まだだ!!もっと出せ!!全力の意味が分からんのか!?」
「はいっ!!すみません!!」
炎の威力がグッと上がったが。
こいつの全力は、こんなものでは無いはずだ。
「俺を舐めてるのか?!お前の首に首輪が付いて居るか?!いつまで奴隷根性を引きずっている積りだ!!お前の番は帝国の貴族だぞ!!そんな事で伯爵がお前を認めると思うのか?!」
「グウウウ・・・・」
ハハッ! そうだもっと怒れ。
感情を燃やせ。
自ら課した枷を外せ!
エーグルの炎が更に火力を上げ、倍以上の大きさに膨れ上がった。
ふむ。あと一押しか。
「この程度の炎で、あの化け物が倒せるか!!子供の火遊びの方がマシだぞ!!お前はあの化け物にマークを喰わせる気なのか?!」
「グウゥ・・・・ガアァ!!」
エーグルの腕から、さながら狼の様な炎が飛び出し、マークの生んだ霧を飲み込みレジスに襲い掛かった。
上出来だ。
今日の所はこんな物だろう。
「エーグル!炎を維持!!」
レンに教わったように、うまく行けばいいが・・・。
エーグルの炎が、マークの生んだ霧と、氷を溶かし濛々と蒸気を上げている。
そこに俺は、特大の雷撃を連続で落としていった。
すると頭の上から、団員たちのどよめきが聞こえて来た。
しまった。
あいつらに警告するのを忘れていた。
・・・まぁ。
あいつ等なら自分で何とかするだろう。
気を取り直し、雷撃を落とし続けた。
雷撃はマークの生んだ霧の中を走り、床に溜まった溶けた水を蒸発させていく。
まだか?
失敗したのか?
レンが見せてくれたような反応が見られず、こめかみを焦りの汗が流れ落ちた。
駄目か・・・・。
ん?
ドッカアァーーーーン!!
レンの言うじっけんが失敗に終わったと、諦めた時。なんの前触れもなくその爆発は起こった。
レンの見せてくれた実験では、カップ一杯の水に極々微量の雷撃を流し、炎もランタンの灯芯と言う物だった。
だが今回は、神殿内にいきわたるほどの水と、俺の特大の雷撃の連打。
そして限界を超えようとするエーグルの炎だ。
実験では、ボンっと小さな音が鳴り、レンの前髪が持ち上がる程度の爆発だったが
今回は違う。
俺は全く加減を考えていなかった。と言うより加減が分からず、遣りたい放題してしまった。
その結果。
神殿の床も柱も吹き飛び、マークが目を潤ませて見つめていた壁のレリーフは一枚残らず砕け落ちてしまった。
勿論俺達も例外ではなく、爆風に吹き飛ばされ、その途中で結界を張り体勢を立て直したが、神殿の入り口付近まで床の上を滑る事になった。
アンと子供達は、体制を立て直すことが出来ず、太郎と次郎は床の上を面白いぐらいコロコロと転がって行った。
そんな中、カルだけが涼しい顔で、髪と衣服を揺らしただけだった。
高次の生き物とは言え、こうも違うものか、と何故か無性に腹が立つ。
そして肝心のレジスは、髪の代わりに生えていた蛇は全て吹き飛び、顔の肉も剥がれて、頭蓋骨が丸見えになって居る。
これでも起きないのか?
「閣下ッ!!」
「マーク、無事か」
「これが無事に見えますか?!爆発するならすると!な・ぜ!先に言ってくれないのですかッ!!」
白銀の髪がめちゃくちゃに絡まり、鳥の巣のようになったマークが、拳を振り振り抗議してきた。
「あ・・・やぁ・・すまん。加減が分からなくてな?」
「レンン様は、な・ぜ!こんな危険な事を知って居るのです?!これは一体何なんです?!」
そんな事を俺に言われても。
いや、やったのは俺か・・・。
「いっ異界の学校で、教わった・・・でんき分解とすいそ爆発だと・・・」
「はあ?何言ってるのか全然わかりません!!子供にこんな危険な事を教えるなんて!異界の住人は頭おかしいんですか?!」
だから、俺に言われても・・・。
これは参った。
ほぼ魔法が効かないじゃないか。
火と雷はうじゃうじゃ生えている蛇に飲み込まれ、土はほぼ効果なし。
マークの氷結が、蛇を凍らせることが出来たが、それも無事な蛇共が炎を吐いて溶かしてしまった。
ならばと放った風魔法は、蛇をなますに刻んだが、一匹の切り口から二匹に増えて再生してしまった。
これは厄介だ。
しかも蛇共は、炎やら毒を吐き出してくる。吐き出した毒を避けたら、床が溶けるとか、どんだけだよ。
今の所近づいたり、こちらから攻撃を仕掛けなければ、あの蛇も大人しくしている。本体のレジスと思しき首は、眠っているのか目を開いていないが、あいつが目を開いたらどんな攻撃を仕掛けて来るか、想像も出来ん。
怪我をしたドラゴン達の代わりにアンを寄越す様に言ったが、アン達が得意として居るのは風魔法だ。
蛇が吐き散らす炎と毒の所為で、接近戦は難しいし・・・・。
どうしたものか。
「閣下。如何いたしますか?」
「うむ。エーグル、お前はどう考える」
「自分ですか?」
何時までも意見を求められる事に慣れなのは如何なものか。
「のんびりはして居られない。早くしろ」
「自分、自分は接近戦を避け。距離を取り魔法での攻撃を優先すべきと考えます」
「魔法は効かん様だが。そこはどうする?」
「氷と風は一定の効果を見せました。風で攻撃し蛇の頭を斬り落とします。そして蛇が再生する前に氷で、固めてしまうのはどうでしょう」
「ふむ・・・・。エーグルは魔法の同時発動は得意か?」
「出来はしますが、得意とは言えません」
「何ができる?」
「炎と土です」
「その組み合わせは珍しいな。遣り辛くないか?」
「特に意識したことが無いので」
「そうか・・・前にレンに教えてもらった面白い方法がある。それを試してみようと思う」
「レン様にですか?」
「異界の化学と言う物らしい。俺が風で蛇を細切れにするから、マークは俺が切った所を片っ端から氷漬けにしていってくれ。全て凍らせたら、あのデカブツの周りに霧を出せ」
「閣下、自分はどうしますか?」
「取り敢えず待機だ。もし本体が動き出すようなら。土魔法で足止め。俺が合図を出したらお前の最大火力の炎をぶつけ続けろ」
「炎を?氷が解けてしまいますよ?」
「ものは試しだ。うまく行ったら面白いものが見れるぞ?」
『作戦会議は終わった?私は何をすればいい?』
「カルのブレスは最後の手段だ。それまでは観戦していろ。それと、もう直ぐレンが降りて来る筈だ。レンが降りてきたら安全な所にいる様に見張っててくれ」
『アーロンはどうするの?』
「あの龍は、自分の好きなようにやるだろう?俺達を攻撃しない限りは放って置け」
『それで良いの?』
「あの龍と、ヨナスがどんな誓いを交わしたのか分からんからな。邪魔さえしなければ好きにさせるさ」
『・・・・・・・』
「さあ!始めるぞ!!」
「「了解」」
ヴァフッ!!
「アン?来たな。いいか?あいつはレンを虐める悪い奴だ。お前達が得意な風魔法で細切れにしてやれ!」
アオォーーーーーン!!
ご主人を虐める悪い奴と聞いたアン達は、大好きなご主人の為、四肢を踏ん張り、遠吠えを上げると、風の斬撃を飛ばし始めた。
アンに続き俺もレジスの周りで竜巻を起こし、邪魔な蛇たちを引き千切って行った。
蛇の体液やら毒やらが飛び散り、絵面は最悪だが、確実に蛇の頭を排除するにはこれが一番だ。
マークも、アン達と俺が頭を落とした蛇を着実に凍らせていき。
ものの数ミンでレジスの巨大な頭は、氷でバキバキに固められていた。
しかし、これでも目を開けないとは、あの首は見掛け倒しなのか?
・・・・世の中そんなに甘くないよな。
「マーク霧を出せ。うんと濃くしろ。霧雨くらいでもいいぞ」
「はい!」
「エーグル!炎だ!お前の最大火力だぞ!!」
「了解!!」
エーグルの放った炎はそこそこの威力だったがまだ足りない。
「エーグル!お前の全力はそんなものか?!もっと威力を上げろ!!」
「はいっ!!」
「まだだ!!もっと出せ!!全力の意味が分からんのか!?」
「はいっ!!すみません!!」
炎の威力がグッと上がったが。
こいつの全力は、こんなものでは無いはずだ。
「俺を舐めてるのか?!お前の首に首輪が付いて居るか?!いつまで奴隷根性を引きずっている積りだ!!お前の番は帝国の貴族だぞ!!そんな事で伯爵がお前を認めると思うのか?!」
「グウウウ・・・・」
ハハッ! そうだもっと怒れ。
感情を燃やせ。
自ら課した枷を外せ!
エーグルの炎が更に火力を上げ、倍以上の大きさに膨れ上がった。
ふむ。あと一押しか。
「この程度の炎で、あの化け物が倒せるか!!子供の火遊びの方がマシだぞ!!お前はあの化け物にマークを喰わせる気なのか?!」
「グウゥ・・・・ガアァ!!」
エーグルの腕から、さながら狼の様な炎が飛び出し、マークの生んだ霧を飲み込みレジスに襲い掛かった。
上出来だ。
今日の所はこんな物だろう。
「エーグル!炎を維持!!」
レンに教わったように、うまく行けばいいが・・・。
エーグルの炎が、マークの生んだ霧と、氷を溶かし濛々と蒸気を上げている。
そこに俺は、特大の雷撃を連続で落としていった。
すると頭の上から、団員たちのどよめきが聞こえて来た。
しまった。
あいつらに警告するのを忘れていた。
・・・まぁ。
あいつ等なら自分で何とかするだろう。
気を取り直し、雷撃を落とし続けた。
雷撃はマークの生んだ霧の中を走り、床に溜まった溶けた水を蒸発させていく。
まだか?
失敗したのか?
レンが見せてくれたような反応が見られず、こめかみを焦りの汗が流れ落ちた。
駄目か・・・・。
ん?
ドッカアァーーーーン!!
レンの言うじっけんが失敗に終わったと、諦めた時。なんの前触れもなくその爆発は起こった。
レンの見せてくれた実験では、カップ一杯の水に極々微量の雷撃を流し、炎もランタンの灯芯と言う物だった。
だが今回は、神殿内にいきわたるほどの水と、俺の特大の雷撃の連打。
そして限界を超えようとするエーグルの炎だ。
実験では、ボンっと小さな音が鳴り、レンの前髪が持ち上がる程度の爆発だったが
今回は違う。
俺は全く加減を考えていなかった。と言うより加減が分からず、遣りたい放題してしまった。
その結果。
神殿の床も柱も吹き飛び、マークが目を潤ませて見つめていた壁のレリーフは一枚残らず砕け落ちてしまった。
勿論俺達も例外ではなく、爆風に吹き飛ばされ、その途中で結界を張り体勢を立て直したが、神殿の入り口付近まで床の上を滑る事になった。
アンと子供達は、体制を立て直すことが出来ず、太郎と次郎は床の上を面白いぐらいコロコロと転がって行った。
そんな中、カルだけが涼しい顔で、髪と衣服を揺らしただけだった。
高次の生き物とは言え、こうも違うものか、と何故か無性に腹が立つ。
そして肝心のレジスは、髪の代わりに生えていた蛇は全て吹き飛び、顔の肉も剥がれて、頭蓋骨が丸見えになって居る。
これでも起きないのか?
「閣下ッ!!」
「マーク、無事か」
「これが無事に見えますか?!爆発するならすると!な・ぜ!先に言ってくれないのですかッ!!」
白銀の髪がめちゃくちゃに絡まり、鳥の巣のようになったマークが、拳を振り振り抗議してきた。
「あ・・・やぁ・・すまん。加減が分からなくてな?」
「レンン様は、な・ぜ!こんな危険な事を知って居るのです?!これは一体何なんです?!」
そんな事を俺に言われても。
いや、やったのは俺か・・・。
「いっ異界の学校で、教わった・・・でんき分解とすいそ爆発だと・・・」
「はあ?何言ってるのか全然わかりません!!子供にこんな危険な事を教えるなんて!異界の住人は頭おかしいんですか?!」
だから、俺に言われても・・・。
92
あなたにおすすめの小説
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる