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千年王国
古城ツアー1
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「・・・う・・・うわぁ・・・」
「これは予想外だ」
城門を潜った私達が目にしたのは、幾何学模様に綺麗に刈り込まれた、生垣が広がる庭園でした。
城門からお城の大きな玄関に続くアプローチには敷石が敷き詰められ、丁寧に雪掻きされた道は、馬車の往来にも問題なさそうです。
「お城の修繕じゃなくて、お庭の手入れをしてくれてたのかしら?」
「さあ・・・とにかく入ってみよう」
「そうね。お爺さん達も中に居るみたいだし」
それにしても、私達の為にわざわざ生垣の雪を全部払ってくれたのかしら、それだけだって重労働だったと思うのだけど。
私達は手を繋いでゆっくりと、整えられた庭を眺めながらアプローチを進み、大きな玄関前に立ちました。
すると、私達の到着を待ちかねていたのか、大きな扉が押し開かれ、中から出て来たのは、私の事を元の場所に戻して来いと言っていたお爺さん一号でした。
「待ってたよ殿下。寒かったろ?早く中に入れよ」
そう言って引っ張り込まれた玄関ホールは、豪華な装飾が施された、外のうらぶれた感じとは真逆の空間でした。
二階に繋がる階段は、藍色のじゅうたんが敷かれ、階段下の中央には大きな暖炉が有って、オレンジ色の炎が揺らめく暖炉からは、薪の爆ぜる音がパチパチと聞こえてきます。
「ここは、こんなに豪華だったか?」
感心して周囲を見回すアレクさんに、一号爺ちゃんはニヤリと笑い、自慢そうに鼻の下を指でピッ擦って見せました。
「なに。ここはそんなに傷んでなかったからな。蜘蛛の巣と埃を払って、壁や床を磨いただけだ」
「へえ~凄くきれいにしてるのね?」
「お?番様は気に入ってくれたか?」
「えぇ。門の向こう側から見た感じとは全然違って、素敵ね」
そうかそうか。と相好を崩す一号爺ちゃんに、庭園の生垣も綺麗だと褒めると、益々笑みを深めています。
「他の爺様達はどうした?」
「自分が修繕した処を自慢したくて、そこで待ってるよ」
「お前が修繕したのはここだけか?」
「いや。奥に続く回廊と部屋をいくつか、だが上階に居行くほどヤバいから、他の奴らも基本は一二階辺りでうろうろしてる」
「修繕した個所を案内してくれ」
「じゃあ、二人ともついて来な」
付いて来なって。
そんな言い方して、良いのかな?
騎士の先輩後輩って、相手の爵位とか関係ないのかしら?
だけど、アレクさんがロロシュさんの口の利き方に目くじらを立てないのは、この人達で慣れているからなのね。
変に畏まられるより、私も気楽でいいのだけど、もしマークさんが一緒に居たら、確実にイライラしてたと思う。
一号爺ちゃんのお名前は、リヒャルトさんというのだそうで、この人はアレクさんよりは小さいけど、私から見たら熊みたいに大柄な人です。
左の額から鎖骨に掛けての、大きな傷跡は、グリフォンの爪でつけられたのだそうで、毒に侵されたせいで、白濁した左目は、ほとんど視力は残って居ないのだと話してくれました。
「あんときゃ、傷より毒で死ぬかと思った」
なんてカラカラと笑っていますが、アレクさんの話を聞く限り、当時はまともな治癒や治療を受けられたとも思えず。
辺境を廻っていたアレクさんとウィリアムさん達の苦労が、垣間見えた気がしました。
「そういやぁ。遅くなっちまたが、ウィル殿下は残念だったな」
「殿下ではなく陛下だ」
「細かいこと言うなよ。俺達にとっちゃ、アレク殿下とウィル殿下は皇子のままなんだよ」
「俺はもう皇子ではなく、大公だぞ」
「まあ、いいじゃないか。番様は殿下の昔の話を聞きたくないか?」
「アレクが10代の頃の話し?ちょっと聞いてみたいかも」
アレクさんは昔の話をあまりしたがらない。その気持ちは痛いほどわかるけれど、興味はそそられます。
「おい!」
「なんだよ、ちょっとくらい良いじゃないか」
「絶対にダ・メ・だ!」
「見栄っ張りだなあ」
「なんで駄目なの?」
「こいつ等が話す事なんて、碌な事じゃないからだ」
「そうなの?」
大柄な2人を見上げながら、交互に二人を見る為に首を動かしていると、だんだん首が疲れて痛くなって来ちゃった。
「信用無いねぇ。2人の殿下がしょっちゅう泣いてた事とか、キマイラに追いかけ回された話くらいしかしないよ」
「おっお前なぁ!」
「そっかぁ。泣いてたのかぁ。でも十代で魔物の討伐に放り込まれて、キマイラに追いかけ回されたら、泣いて当然よね?そんな当たり前で詰まんない話より、アレクは昔から可愛かったのでしょ?そういう話が聞きたいわ」
期待した反応じゃなかったから、つまらなそうね?
リヒャルトさんは、悪戯好きな感じだけど。ちょっと意地が悪い気もします。
「殿下が可愛いねぇ・・・番様は変わってるんだな」
何かしら。
ちょっと馬鹿にされた気分。
「その番様って呼び方はどうしてなの?今までそんな風に呼ばれた事が無いのだけど」
「そうなのか?まあ、最近は人族の伴侶、って呼び方が主流らしいからな。この呼び方は古くからの獣人の間で使われる、貴人の番への敬称だな」
あら?
話し方はあれだけど。
アレクさんの事は、貴人と認めているのね。
「それって獣人だけの文化なの?」
「ギデオン帝の御世の頃から、この国では獣人への差別が、強くなったのは知って居るか?」
「知っているわ、酷い話しよね?」
思い出しても腹が立つ。
しかも未だに、アレクさんの事を獣って言う奴らまで居るのよ?
本当に嫌になっちゃう。
私の憤慨した様子に、リヒャルトさんは薄く微笑んで、どうやら私の頭を撫でようとしたのだけれど、アレクさんが怖い顔をしたので、リヒャルトさんは直ぐに手を引っ込めていました。
「あの頃から、獣人独特の文化が野蛮なものと言われるようになって、特に中央はそれが顕著でな。今では廃れちまった文化も多いがこんな田舎だと、今でも残ってる文化も有るんだ」
「他にもどんな文化とか風習があったのか、教えてくれないかしら?」
「それはちと難しいな」
「なんで?」
「種族によって色々あるからだな」
「ふ~ん。リヒャルトさんは何の獣人なの?」
「俺か?俺はだな・・・」
「アライグマ」
「へ?」
「この爺さんはアライグマだ」
熊は熊でもアライグマ?
この体格で?
この性格でラスカル?
全然似合わない。
「笑うな。絶対に笑うなよ。笑ったら案内してやらんぞ」
「だ・・・大丈夫。笑ったりしない・・・と思う」
嫌だわ。
リヒャルトさんは、アライグマな事がコンプレックスなのかしら?
体格はイメージと全然違うけど、気性が荒くて悪戯好きな所は、そのまんま?
アレクさんの手を握り締め、フルフルと笑いを堪えていると、リヒャルトさんにぎろりと睨まれてしまいました。
でも残念。
その程度で私の心は折れたりしないのよね。
「これは予想外だ」
城門を潜った私達が目にしたのは、幾何学模様に綺麗に刈り込まれた、生垣が広がる庭園でした。
城門からお城の大きな玄関に続くアプローチには敷石が敷き詰められ、丁寧に雪掻きされた道は、馬車の往来にも問題なさそうです。
「お城の修繕じゃなくて、お庭の手入れをしてくれてたのかしら?」
「さあ・・・とにかく入ってみよう」
「そうね。お爺さん達も中に居るみたいだし」
それにしても、私達の為にわざわざ生垣の雪を全部払ってくれたのかしら、それだけだって重労働だったと思うのだけど。
私達は手を繋いでゆっくりと、整えられた庭を眺めながらアプローチを進み、大きな玄関前に立ちました。
すると、私達の到着を待ちかねていたのか、大きな扉が押し開かれ、中から出て来たのは、私の事を元の場所に戻して来いと言っていたお爺さん一号でした。
「待ってたよ殿下。寒かったろ?早く中に入れよ」
そう言って引っ張り込まれた玄関ホールは、豪華な装飾が施された、外のうらぶれた感じとは真逆の空間でした。
二階に繋がる階段は、藍色のじゅうたんが敷かれ、階段下の中央には大きな暖炉が有って、オレンジ色の炎が揺らめく暖炉からは、薪の爆ぜる音がパチパチと聞こえてきます。
「ここは、こんなに豪華だったか?」
感心して周囲を見回すアレクさんに、一号爺ちゃんはニヤリと笑い、自慢そうに鼻の下を指でピッ擦って見せました。
「なに。ここはそんなに傷んでなかったからな。蜘蛛の巣と埃を払って、壁や床を磨いただけだ」
「へえ~凄くきれいにしてるのね?」
「お?番様は気に入ってくれたか?」
「えぇ。門の向こう側から見た感じとは全然違って、素敵ね」
そうかそうか。と相好を崩す一号爺ちゃんに、庭園の生垣も綺麗だと褒めると、益々笑みを深めています。
「他の爺様達はどうした?」
「自分が修繕した処を自慢したくて、そこで待ってるよ」
「お前が修繕したのはここだけか?」
「いや。奥に続く回廊と部屋をいくつか、だが上階に居行くほどヤバいから、他の奴らも基本は一二階辺りでうろうろしてる」
「修繕した個所を案内してくれ」
「じゃあ、二人ともついて来な」
付いて来なって。
そんな言い方して、良いのかな?
騎士の先輩後輩って、相手の爵位とか関係ないのかしら?
だけど、アレクさんがロロシュさんの口の利き方に目くじらを立てないのは、この人達で慣れているからなのね。
変に畏まられるより、私も気楽でいいのだけど、もしマークさんが一緒に居たら、確実にイライラしてたと思う。
一号爺ちゃんのお名前は、リヒャルトさんというのだそうで、この人はアレクさんよりは小さいけど、私から見たら熊みたいに大柄な人です。
左の額から鎖骨に掛けての、大きな傷跡は、グリフォンの爪でつけられたのだそうで、毒に侵されたせいで、白濁した左目は、ほとんど視力は残って居ないのだと話してくれました。
「あんときゃ、傷より毒で死ぬかと思った」
なんてカラカラと笑っていますが、アレクさんの話を聞く限り、当時はまともな治癒や治療を受けられたとも思えず。
辺境を廻っていたアレクさんとウィリアムさん達の苦労が、垣間見えた気がしました。
「そういやぁ。遅くなっちまたが、ウィル殿下は残念だったな」
「殿下ではなく陛下だ」
「細かいこと言うなよ。俺達にとっちゃ、アレク殿下とウィル殿下は皇子のままなんだよ」
「俺はもう皇子ではなく、大公だぞ」
「まあ、いいじゃないか。番様は殿下の昔の話を聞きたくないか?」
「アレクが10代の頃の話し?ちょっと聞いてみたいかも」
アレクさんは昔の話をあまりしたがらない。その気持ちは痛いほどわかるけれど、興味はそそられます。
「おい!」
「なんだよ、ちょっとくらい良いじゃないか」
「絶対にダ・メ・だ!」
「見栄っ張りだなあ」
「なんで駄目なの?」
「こいつ等が話す事なんて、碌な事じゃないからだ」
「そうなの?」
大柄な2人を見上げながら、交互に二人を見る為に首を動かしていると、だんだん首が疲れて痛くなって来ちゃった。
「信用無いねぇ。2人の殿下がしょっちゅう泣いてた事とか、キマイラに追いかけ回された話くらいしかしないよ」
「おっお前なぁ!」
「そっかぁ。泣いてたのかぁ。でも十代で魔物の討伐に放り込まれて、キマイラに追いかけ回されたら、泣いて当然よね?そんな当たり前で詰まんない話より、アレクは昔から可愛かったのでしょ?そういう話が聞きたいわ」
期待した反応じゃなかったから、つまらなそうね?
リヒャルトさんは、悪戯好きな感じだけど。ちょっと意地が悪い気もします。
「殿下が可愛いねぇ・・・番様は変わってるんだな」
何かしら。
ちょっと馬鹿にされた気分。
「その番様って呼び方はどうしてなの?今までそんな風に呼ばれた事が無いのだけど」
「そうなのか?まあ、最近は人族の伴侶、って呼び方が主流らしいからな。この呼び方は古くからの獣人の間で使われる、貴人の番への敬称だな」
あら?
話し方はあれだけど。
アレクさんの事は、貴人と認めているのね。
「それって獣人だけの文化なの?」
「ギデオン帝の御世の頃から、この国では獣人への差別が、強くなったのは知って居るか?」
「知っているわ、酷い話しよね?」
思い出しても腹が立つ。
しかも未だに、アレクさんの事を獣って言う奴らまで居るのよ?
本当に嫌になっちゃう。
私の憤慨した様子に、リヒャルトさんは薄く微笑んで、どうやら私の頭を撫でようとしたのだけれど、アレクさんが怖い顔をしたので、リヒャルトさんは直ぐに手を引っ込めていました。
「あの頃から、獣人独特の文化が野蛮なものと言われるようになって、特に中央はそれが顕著でな。今では廃れちまった文化も多いがこんな田舎だと、今でも残ってる文化も有るんだ」
「他にもどんな文化とか風習があったのか、教えてくれないかしら?」
「それはちと難しいな」
「なんで?」
「種族によって色々あるからだな」
「ふ~ん。リヒャルトさんは何の獣人なの?」
「俺か?俺はだな・・・」
「アライグマ」
「へ?」
「この爺さんはアライグマだ」
熊は熊でもアライグマ?
この体格で?
この性格でラスカル?
全然似合わない。
「笑うな。絶対に笑うなよ。笑ったら案内してやらんぞ」
「だ・・・大丈夫。笑ったりしない・・・と思う」
嫌だわ。
リヒャルトさんは、アライグマな事がコンプレックスなのかしら?
体格はイメージと全然違うけど、気性が荒くて悪戯好きな所は、そのまんま?
アレクさんの手を握り締め、フルフルと笑いを堪えていると、リヒャルトさんにぎろりと睨まれてしまいました。
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