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千年王国
閣下といちご
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亀裂の中は、想像よりもずっと広い鍾乳洞だった。
天井から滴る水が、あちらこちらで鍾乳石を形作り、壁に掛けられた松明の灯りに、ゆらゆらと影を落としている。
湿気て冷えた空気は、腐臭と排泄物の臭いが充満し、余りの悪臭に、思わずバックに手を突っ込んで、レン特製のマスクを取り出してしまったほどだ。
天井から滴る水が創り出した畦石池 を囲うように、木製の柵で囲った檻が2つ。
檻の中の人影は5人。
右に3人。左に2人。
左の檻に入れられた2人は、ボロボロの布切れを体に巻いているが、左の檻の中の3人は、攫われたばかりなのか、凌辱の跡がハッキリと分かる全裸のまま、床に倒れ伏し、5人ともピクリとも動かない。
5人の息が無い事は確かだが、確認はしなければ成らない。
「・・・おい」
檻に近付いて声を掛けたが、やはり返事はない。
檻の出入り口には鍵は掛かって居なかったが、恐らくグレイオーガが邪法で檻を塞いでいたのだろう。
そのグレイオーガが死んだ今、檻の出入りは自由だった。
中に入り5人全員を確認したが、5人ともが首を圧し折られて息絶えていた。
病でも無く、オークに殴り殺されたわけでもない。
濡れた床に着いた膝に、瘴気が絡みついて来る。
この瘴気は、ここに囚われて来た人間の恨みと絶望が、創り出したものなのだと思う。
破邪の刀で絡みついた瘴気を祓い、洞窟の中を見渡すと、攫われて来た者達が身に着けていたであろう装備が、乱雑に積み上げられていた。
可哀想だが、あの5人の遺体を街まで運んでやることは出来ない。
積み上げられた装備を漁り、身元の分かりそうな物だけを選んで、アイテムバックに突っ込んだ。
もっと丁寧に扱ってやりたかったが、装備の山の隣には、ここで犠牲になった者達の骨が、装備と同じ様に積み上げられていたのだ。
オーク達は、攫って来た者達を大人しくさせる為か、単に水場があるからだったのか、檻に閉じ込めた人間の目の前で、死んだ者達を解体したのだろう。
悪趣味以上の狂気だが、オークのような魔獣に、人の常識が理解出来るはずも無い。
だがそれでも、助けてやれなかった心苦しさで、居た堪れなかった。
遺品の回収を終えた俺は、5人の遺体と、積み上げられた人骨と装備に火を放ち、腐臭に塗れた鍾乳洞を後にした。
「?・・・レン? 何処だ?」
身を屈めて亀裂から外に出ると、番の姿はなく大岩の向こう、オークの集落があった方向から、澄んだ歌声が流れて来ていた。
中に入るなと言われた番は、暇を持て余したのか、先に集落があった場所の浄化をする事にした様だ。
正直な所、一人で俺の傍から離れた事に、不満を感じなかった訳では無い。
しかしやる事もなく、ただじっと待って居るだけでは、好奇心に負けて、中を覗きたくなるかもしれない。
番なりに俺の言いつけを守ろう、と考えた末の行動だろうから、あまり細かい事で責めるべきでは無いだろう。
と分かって居ても、俺以外の誰かの事を考えていること自体に、不満を感じてしまう。
唯でさえ俺は嫉妬心と執着心が強い雄なのだ、細かな事まで目くじらを立てていたら、本気でレンに嫌われてしまう。
自分で言うのもなんだが、俺は七面倒臭い雄なのだ。
本当に何故レンは、ああも簡単に俺を受け入れてくれたのだろうか?
性格の事はさて置き、マークのような美しい容姿も、気の利いたこと一つ言えない俺の、何が良くて気に入ってくれたのか不思議でならない。
艶やかな黒髪を陽の光に靡かせながら、キラキラと輝く浄化の光りに包まれて、衣の袖を翻し、歌い踊る姿は天上の天使が如く。
夢見心地で見惚れていると、浄化を終えた番は、ホウっと安堵の息を吐き、手にした刀を鞘へ落とし込んだ。
「大丈夫か?」
額に浮かぶ汗を拭ってやると、番は嬉しそうに微笑んだ。
「うん。中の人は?」
信頼しきった様子で見上げて来る番の瞳に耐え切れず、俺は視線をいちごへと移した。
俺の視線を受けたいちごも、いつもの不遜な態度はなりを顰め、気まずそうにそっぽを向いている。
「・・・手遅れだった。遺体は酷い有様でな、街まで運んでやることは出来ない」
「・・・そう」
俯く番に嘘は吐きたくなかった。
だが、本当の事を伝えない事は、嘘ではない。
「魔物に変じぬよう燃やしたのだが、身元が確認できそうなものは、回収してきた」
「瘴気は?」
「かなり濃かったが、呪具は見当たらなかった」
「浄化をしなくちゃ」
「だが、2度も浄化をしたら、体に負担がかかるのではないか? それに、火を放ってしまったぞ?」
「瘴気が湧くほど辛い思いをした人達に、何もしてあげないなんて可哀そうじゃない」
悲し気に微笑まれては、それ以上何もいう事など出来なかった。
鍾乳洞の入り口で、浄化の舞を踊り鎮魂歌を歌う番を、俺といちごは少し離れた所から見守っている。
「お前の仕業だな?」
レンに聞こえぬよう小声で問いかけたいちごは、返事の代わりに花びらを揺らしただけだった。
人の気配の探知を頼まれた時、いちごは確かに躊躇いを見せた。
見た目と違い年経たこの幻獣は、オークに攫われた人間の末路を知っていたのだろう。
そして、探知で見つけた人間の状態も理解した筈だ。
いくらレンの治癒の力が強くとも、一度壊れてしまった精神を元に戻すことは出来ない。長い歳月を掛け、己の力で乗り越えるしかないのだ。
人は強くもあるが、脆くもある。
いちごはその全てを理解した上で、あの者達がレンの目に触れぬよう、そしてあの者達の苦しみを終らせる為に、5人を縊り殺したのではないか?
人語を発する事の無い、いちごの本心は推測する事しか出来ないし、人の慈悲や正義と、魔獣・幻獣の慈悲が交わる事は稀だ。
しかし鍾乳洞のあれは、この幻獣なりの思いやりだったのではないかと思う。
樹齢を重ねた古木には、精霊が宿りその知性から、森の賢者と呼ばれるのだとか。
ならばいちごが蓄えた知識は、如何程のものだろうか。
森の古木はその場から動くことは出来ないが、いちごは自分の足と意志で生まれた地を離れ、今はレンと共に在る。
で、あるならば、その身に蓄えた知識の全てを、レンの為に披露して貰いたいものだ。
惜しむらくは人語を話せない事か?
いや、コイツが普通に喋ったら、ロロシュと同じくらい頭に来そうだ。
今のまま、なんとなく伝わるくらいが丁度良いのかもしれんな。
「あれは、レンが見ていいものではない。よくやった。と今は言っておく」
プギュイィーーーー。
なんだよ、その不満そうな顔は?!
褒めてやったのだから、素直に喜べよ。
街道へ戻り、オークの集落の殲滅に成功した事を告げると、旅の同行者たちは一様に安堵の表情を浮かべていた。
俺の張った結界の所為で、後続の者達も足止めを食らっていたが、オークが出たと聞いて、大人しく俺達の帰りを待ってくれていたそうだ。
レンにしつこく絡んできていた傭兵も、俺の放った魔法を見たからか、オークの襲撃前よりも俺に気を使う様になった。そして最終的には、俺の弟子になりたい、とまで言って来る始末だ。
そこは謹んでお断りさせて貰ったのだが、相手は中々にしつこく、峠を下った最初の街にある、第4の砦にまで着いて来てしまった。
砦の騎士達は皆、俺の顔を見知っている。
俺とレンの突然の訪問に、騎士達は泡を食っていたが、直ぐに中へと通された。その様子を見て、弟子希望の傭兵は何を勘違いしたのか、俺の事を有名な放浪騎士なのだと思い込んだらしい。
しつこく俺の事を尋ねて来る弟子希望の雄に、騎士達は辟易させられたそうなのだが、俺達が婚姻後の蜜月中だと知っている彼等は、この弟子志願の傭兵に、適当な事を言って、その場を誤魔化したのだそうだ。
砦の責任者に、オークの集落を殲滅した報告と、犠牲者の遺品を預けた後。
俺とレンは裏口から砦を去り、漸く小うるさい傭兵から解放された。
しかし、この時砦の騎士達が傭兵に聞かせた適当な作り話が、後に凄腕の放浪騎士と美しい伴侶の冒険譚として、吟遊詩人に歌い継がれる事になったのは、まだ別の話しだ。
天井から滴る水が、あちらこちらで鍾乳石を形作り、壁に掛けられた松明の灯りに、ゆらゆらと影を落としている。
湿気て冷えた空気は、腐臭と排泄物の臭いが充満し、余りの悪臭に、思わずバックに手を突っ込んで、レン特製のマスクを取り出してしまったほどだ。
天井から滴る水が創り出した畦石池 を囲うように、木製の柵で囲った檻が2つ。
檻の中の人影は5人。
右に3人。左に2人。
左の檻に入れられた2人は、ボロボロの布切れを体に巻いているが、左の檻の中の3人は、攫われたばかりなのか、凌辱の跡がハッキリと分かる全裸のまま、床に倒れ伏し、5人ともピクリとも動かない。
5人の息が無い事は確かだが、確認はしなければ成らない。
「・・・おい」
檻に近付いて声を掛けたが、やはり返事はない。
檻の出入り口には鍵は掛かって居なかったが、恐らくグレイオーガが邪法で檻を塞いでいたのだろう。
そのグレイオーガが死んだ今、檻の出入りは自由だった。
中に入り5人全員を確認したが、5人ともが首を圧し折られて息絶えていた。
病でも無く、オークに殴り殺されたわけでもない。
濡れた床に着いた膝に、瘴気が絡みついて来る。
この瘴気は、ここに囚われて来た人間の恨みと絶望が、創り出したものなのだと思う。
破邪の刀で絡みついた瘴気を祓い、洞窟の中を見渡すと、攫われて来た者達が身に着けていたであろう装備が、乱雑に積み上げられていた。
可哀想だが、あの5人の遺体を街まで運んでやることは出来ない。
積み上げられた装備を漁り、身元の分かりそうな物だけを選んで、アイテムバックに突っ込んだ。
もっと丁寧に扱ってやりたかったが、装備の山の隣には、ここで犠牲になった者達の骨が、装備と同じ様に積み上げられていたのだ。
オーク達は、攫って来た者達を大人しくさせる為か、単に水場があるからだったのか、檻に閉じ込めた人間の目の前で、死んだ者達を解体したのだろう。
悪趣味以上の狂気だが、オークのような魔獣に、人の常識が理解出来るはずも無い。
だがそれでも、助けてやれなかった心苦しさで、居た堪れなかった。
遺品の回収を終えた俺は、5人の遺体と、積み上げられた人骨と装備に火を放ち、腐臭に塗れた鍾乳洞を後にした。
「?・・・レン? 何処だ?」
身を屈めて亀裂から外に出ると、番の姿はなく大岩の向こう、オークの集落があった方向から、澄んだ歌声が流れて来ていた。
中に入るなと言われた番は、暇を持て余したのか、先に集落があった場所の浄化をする事にした様だ。
正直な所、一人で俺の傍から離れた事に、不満を感じなかった訳では無い。
しかしやる事もなく、ただじっと待って居るだけでは、好奇心に負けて、中を覗きたくなるかもしれない。
番なりに俺の言いつけを守ろう、と考えた末の行動だろうから、あまり細かい事で責めるべきでは無いだろう。
と分かって居ても、俺以外の誰かの事を考えていること自体に、不満を感じてしまう。
唯でさえ俺は嫉妬心と執着心が強い雄なのだ、細かな事まで目くじらを立てていたら、本気でレンに嫌われてしまう。
自分で言うのもなんだが、俺は七面倒臭い雄なのだ。
本当に何故レンは、ああも簡単に俺を受け入れてくれたのだろうか?
性格の事はさて置き、マークのような美しい容姿も、気の利いたこと一つ言えない俺の、何が良くて気に入ってくれたのか不思議でならない。
艶やかな黒髪を陽の光に靡かせながら、キラキラと輝く浄化の光りに包まれて、衣の袖を翻し、歌い踊る姿は天上の天使が如く。
夢見心地で見惚れていると、浄化を終えた番は、ホウっと安堵の息を吐き、手にした刀を鞘へ落とし込んだ。
「大丈夫か?」
額に浮かぶ汗を拭ってやると、番は嬉しそうに微笑んだ。
「うん。中の人は?」
信頼しきった様子で見上げて来る番の瞳に耐え切れず、俺は視線をいちごへと移した。
俺の視線を受けたいちごも、いつもの不遜な態度はなりを顰め、気まずそうにそっぽを向いている。
「・・・手遅れだった。遺体は酷い有様でな、街まで運んでやることは出来ない」
「・・・そう」
俯く番に嘘は吐きたくなかった。
だが、本当の事を伝えない事は、嘘ではない。
「魔物に変じぬよう燃やしたのだが、身元が確認できそうなものは、回収してきた」
「瘴気は?」
「かなり濃かったが、呪具は見当たらなかった」
「浄化をしなくちゃ」
「だが、2度も浄化をしたら、体に負担がかかるのではないか? それに、火を放ってしまったぞ?」
「瘴気が湧くほど辛い思いをした人達に、何もしてあげないなんて可哀そうじゃない」
悲し気に微笑まれては、それ以上何もいう事など出来なかった。
鍾乳洞の入り口で、浄化の舞を踊り鎮魂歌を歌う番を、俺といちごは少し離れた所から見守っている。
「お前の仕業だな?」
レンに聞こえぬよう小声で問いかけたいちごは、返事の代わりに花びらを揺らしただけだった。
人の気配の探知を頼まれた時、いちごは確かに躊躇いを見せた。
見た目と違い年経たこの幻獣は、オークに攫われた人間の末路を知っていたのだろう。
そして、探知で見つけた人間の状態も理解した筈だ。
いくらレンの治癒の力が強くとも、一度壊れてしまった精神を元に戻すことは出来ない。長い歳月を掛け、己の力で乗り越えるしかないのだ。
人は強くもあるが、脆くもある。
いちごはその全てを理解した上で、あの者達がレンの目に触れぬよう、そしてあの者達の苦しみを終らせる為に、5人を縊り殺したのではないか?
人語を発する事の無い、いちごの本心は推測する事しか出来ないし、人の慈悲や正義と、魔獣・幻獣の慈悲が交わる事は稀だ。
しかし鍾乳洞のあれは、この幻獣なりの思いやりだったのではないかと思う。
樹齢を重ねた古木には、精霊が宿りその知性から、森の賢者と呼ばれるのだとか。
ならばいちごが蓄えた知識は、如何程のものだろうか。
森の古木はその場から動くことは出来ないが、いちごは自分の足と意志で生まれた地を離れ、今はレンと共に在る。
で、あるならば、その身に蓄えた知識の全てを、レンの為に披露して貰いたいものだ。
惜しむらくは人語を話せない事か?
いや、コイツが普通に喋ったら、ロロシュと同じくらい頭に来そうだ。
今のまま、なんとなく伝わるくらいが丁度良いのかもしれんな。
「あれは、レンが見ていいものではない。よくやった。と今は言っておく」
プギュイィーーーー。
なんだよ、その不満そうな顔は?!
褒めてやったのだから、素直に喜べよ。
街道へ戻り、オークの集落の殲滅に成功した事を告げると、旅の同行者たちは一様に安堵の表情を浮かべていた。
俺の張った結界の所為で、後続の者達も足止めを食らっていたが、オークが出たと聞いて、大人しく俺達の帰りを待ってくれていたそうだ。
レンにしつこく絡んできていた傭兵も、俺の放った魔法を見たからか、オークの襲撃前よりも俺に気を使う様になった。そして最終的には、俺の弟子になりたい、とまで言って来る始末だ。
そこは謹んでお断りさせて貰ったのだが、相手は中々にしつこく、峠を下った最初の街にある、第4の砦にまで着いて来てしまった。
砦の騎士達は皆、俺の顔を見知っている。
俺とレンの突然の訪問に、騎士達は泡を食っていたが、直ぐに中へと通された。その様子を見て、弟子希望の傭兵は何を勘違いしたのか、俺の事を有名な放浪騎士なのだと思い込んだらしい。
しつこく俺の事を尋ねて来る弟子希望の雄に、騎士達は辟易させられたそうなのだが、俺達が婚姻後の蜜月中だと知っている彼等は、この弟子志願の傭兵に、適当な事を言って、その場を誤魔化したのだそうだ。
砦の責任者に、オークの集落を殲滅した報告と、犠牲者の遺品を預けた後。
俺とレンは裏口から砦を去り、漸く小うるさい傭兵から解放された。
しかし、この時砦の騎士達が傭兵に聞かせた適当な作り話が、後に凄腕の放浪騎士と美しい伴侶の冒険譚として、吟遊詩人に歌い継がれる事になったのは、まだ別の話しだ。
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