敗残王と亡国姫、冒険者として再起す  ~王女も聖女も皇女も魔女も、巫女も受付嬢も獣人もエルフも、いい女はぜーんぶ俺のもの!~

春風トンブクトゥ

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第三十一話 ◇マコモ(羊獣人の娘を彼氏の目の前で)3

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 さっきよりも強いストロークでペニスを膣の奥に打ち付けてやる。
 腰を目一杯引き、俺のペニスの形に開いた膣口に亀頭が触れるまで肉竿を抜くと、また一番奥に挿入する。

「おっ、おぅ、あぅ……ひぎっ、お腹の下いじめないで……あっ、おっ、ふぎっ」

 ひまわり柄の可愛らしいワンピースは再び彼女の小ぶりな胸と陰部の前半分を隠した。
 そこだけ見ると、今日俺に因縁をつけてきた四人組の紅一点と全く同じ格好だ。

 だが今、彼女は柱に手をつきながら種族の象徴である角を背後から掴まれ、体をのけぞらせている。そしてその服の下では膣を太い陰茎に何度も貫かれ、小刻みにイキ続けていた。
 足元では彼氏であるガウ・ルーが力のない目で見上げているが、もはやマコモは彼のことなど全く頭に無いようだ。

 最初はこなれていなかった膣内も、ペニスの暴力に屈し、今ではすっかり俺の形に馴染んでいる。

「あっ、おっ、おっ、ぐっ、あ……んンっ、あっ、ああ、んぅっ、おんっ」

 俺は身を乗り出すと同時に、角を引き寄せて彼女の耳に顔を近づけた。ペニスが膣の一番奥を押しつぶす。

射精すぞ」

「はひ…………あ、ああっ、んっ、あっ、あっ、あぁぁああああああああ、あ……」

 不意にぐにゃりとマコモが体を倒しそうになり、慌てて抱き寄せる。

 達しすぎて気絶してしまったようだ。
 射精を終えて半勃ちになった陰茎がズルリと彼女の膣から抜ける。

 羊族の娘を抱き上げたまま小屋を見渡すと、ちょうどいいことに隅に藁がまとめておいてあった。ワンピースのやんちゃ娘をそこに寝かせる。スカートが捲れ上がり、俺の精液が太ももに垂れているのが見えたので、そっとスカートを戻してやった。

 柱に寄っかかりぼーっと壁を見ているガウ・ルーの前にしゃがみ込んだ。

「言いたいことは分かるな。二度と、魔女には関わるな」

 返事はなかったが、その目を見る限り心配はなさそうだった。
 腰も軽く、スッキリした気持ちで俺は小屋を出た。いつの間にか日も落ち始めている。

 アカリの屋敷に帰ると、図ったようなタイミングでショートヘアの似合う魔女が淹れたての紅茶のポットを持ってきていた。俺の席にはカップが用意されている。

 アカリが自身の分と俺の分、そしてさっきからブツブツ文言を唱えながらテーブルの上に置かれた木の枝に手をかざすミーティアのカップに紅茶を注ぐ。

「どうやら、楽しい散歩だったようだね」

「地元の若者が名所を案内してくれてな」

 複数の茶葉をブレンドしたらしい紅茶を飲むと、熱い液体がゆっくりと体に染みていくのを感じた。

「ミーティアはよくやってるか?」

「素直で真面目な良い生徒さ。このまま五十年ほどここに住まないか? しっかり勉強させたうえで立派な魔女にしてやれるぞ」

 俺は首を横に振った。

「だろうね。そうそう、一つ君に頼みたいことがあったんだ。この器に血を少し分けてくれないか」

 片手で収まるほどの小さな容器と切れ味の尖そうなナイフがテーブルの上に置かれる。

「宿代替わりだ。別に構わんが」

 左手でナイフを持ち、右手の甲に傷をつけた。トロトロと血が指を伝い、容器に入っていく。

「ああ、そんなところでいい。そら、薬草を混ぜた軟膏だ。うちのは特に効き目がいい。旅に重宝するだろうし持っていっていいよ」

 ミレ貝の殻にたっぷりと入った軟膏を傷口に塗ると、すぐに血が止まった。
 アカリが嬉しそうに容器を覗き込む。

「無名誉戦争の英雄にして女神に嫌われた男。そしてあの女の術式で蘇生した者の血、か。わたしが持ってるって知ったら喜んで奪いに来そうな奴が何人もいるだろうね」

「アカリの専門は植物だろ。俺の血なんて何に使うんだ」

「何かを知るってことは世界の一部を知るってことだよ。植物も魔法も、人類種も魔物や魔族も、天使も悪魔も、全ては互いに干渉し合って存在しているのさ」

 何を言っているか分からなかったが、そもそも魔女は意味のわからないことを言うことが多いので適当に聞き流した。

「そろそろ夕飯の支度にしよう。ミーティア、料理も魔法の訓練のうちだ。手伝ってくれたまえ」

「はい、先生」

 元王女は手際よくテーブルを片付けると厨房へ向かった。
 俺はミレ貝の殻をポケットに仕舞い、紅茶の残りを口に運んだ。


「さてと、今日は魔法使いミーティアのデビューの日になるかな」

 俺とミーティアは久しぶりに第十三開拓村の外に出ていた。

 時刻は早朝を少し過ぎたところ、快晴で冒険日和ではある。
 俺はいつもの鎧とブレイブハートだが、ミーティアは少し装備を変えていた。心臓をカバーする革鎧は変わらないが、泣き女バンシーの髪が編み込まれた頑丈な黒いインナーとポケットの多いズボンを履いている。ぱっと見では分からないが、上半身にもいくつも隠しポケットが着いているらしい。

「そしていつものクロスボウ、と」

「うん、アカリ先生いわく、魔法は便利だけど決して万能ではない。剣で出来ることは剣で、弓で出来ることは弓で行いなさいって。でもまあ見てて、もしモンスターが来たらわたしが魔法でばーってやっつけるから」

 やる気満々の魔法初心者ほど危ないものはないから、クロスボウを持たせたのは正解かもしれない。
 今日は特に遠出するつもりはない。村の周囲数キロを回って、アカリが宿題に出した魔法の触媒や薬の材料を取って回るツアーだ。

「あ、ジャン踏んでる! それミミカ草の芽!」

「おっとすまん」

 俺は道を譲った。

「……まあ踏まれててもいいか。薬効に違いはないでしょ、きっと」

 新米魔法使いは芽をポケットにしまった。
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