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第3章 私はただ静かに研究したいだけなのに!
16 お礼
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無事に助手の採用は完了したが、あの後、少しだけひと騒動があった。
私とアヤタが屋上から浮遊して降りてくるのを目撃していた人達がいた。
偶然か、それとも面接試験のことを知っていた人が見張っていたのかまでは分からない。
なるべく人がいなくて、死角になる場所を選び、真下に人がいないことだけは確認していたが、学園内の屋外で完全に人の目を排除することはできない。
私が学園内で理術を使っている姿を目撃されて困ることは何も無い。
あの時に王子からの要求を拒否したことで、私の理術は大したことが無いとか、本当は空など飛べないとか、理術ではなくて何か仕掛けを使っているとか、そんな謂れの無い噂があった。
今回、実際に理術を使って浮いている姿の目撃情報が広まればそんな噂は払拭されるだろう。
そんな思惑があったからそれほど他人に見られることに神経質にはなっていなかった。服装も改善しているから下着を見られる心配も無かった。
だから、目撃者がいることは予想の範囲内のことだった。
予想外だったのは、再び助手の応募が殺到したことだ。
私とアヤタが宙に浮いている姿を見た人や目撃情報を聞いた人は恐怖よりも好奇心や興味の方が上回ったらしい。
アヤタが条件を満たして採用できるか分からなかったので、助手の応募の受付はまだ締め切っていなかった。
アヤタの面接が終わった後、翌日に採用と応募終了などの手続きをすればいいと思いその日は何もしなかった。そして、翌日に受付に行くと既に多くの助手の応募が来ていて途方に暮れてしまった。その中には応募を直前で取り消した人間もいた。
助手については既に採用者は決定したので、これ以上の面接は行わないとして、追加の応募者たちは全員断った。
アヤタ以上に良い助手がその応募者の中にいるかもしれないが、早い者勝ちと最初に私の中で決めていた。
それに、やはり他人の様子を伺って危険性を測り、安全だと確認してから応募してくる人は信用できない。
自分の頭で考えたり、真正面から確認したり、私に直接質問したり、そんな冒険をする勇気もない人は私が望む条件を満たすとは思えない。
他人を利用して安全か危険かを調べる人はたぶん私の理術の実験で怪我をするか最悪の場合は死んでしまうだろう。
手続きは問題なく終了した。
しかし、話はそれで終わりではなかった。
通路を歩いていると、突然、理術を学んでいる学生が熱烈に自分を売り込んできて、助手ではなく弟子にして欲しいという申し出を受け驚いてしまった。
私は弟子の募集はしていないと断ったが、そういうことが何度かあり身の回りがバタバタしていた。
その騒動が数日してやっと落ち着いたところで私はライラに相談した。
「ライラ、他人に危ないところを助けてもらった時のお礼って何をするべきかな?」
「……えっ!危ないところを助けてもらった!?」
私は驚いて取り乱しそうになっているライラを落ち着かせるために、アヤタに助けてもらった時の話を聞かせた。
数ヶ月前に私がガラの悪い男に絡まれていたところをアヤタに助けてもらっただけと分かり、ライラはすぐに落ち着きを取り戻して私の相談に親身になってのってくれた。
「何かお礼をしたいのだけど何をしたらいいのか分からないの。こういう時は何かお礼の品を渡したらいいのかな?でも、何がいいのか……。いっその事お金を渡すのはどうかな?」
アヤタはお金に困っていると言っていた。現金なら絶対に喜んでくれるだろう。下手な物をプレゼントして外すよりはマシだ。
私は名案だと思って提案したが、ライラは困った顔をしている。
「お礼に現金を渡すのは止めた方が良いですよ。助手として行ったことで褒美として現金を渡すのは問題ありませんが、今回のお礼は助手になる前のことに対することなので誤解されるかもしれません」
私はライラの言葉の意味が全く分からなかった。助手ならお礼にお金はよくて、助手でない人にお金はダメなのか?誤解されるとは何をどう誤解されるのか?
全く理解していない私にライラがこの社会の一般常識としてのお礼について懇切丁寧に詳しく説明してくれた。
一般的にお礼に現金を渡すのは相手に対して失礼にあたる。贈り物として現金をそのまま渡すのは下品なこと。現金をそのまま手渡すというのは乞食に施しをするようなものだから。
しかし、全ての場合で現金を渡すのが駄目というわけではない。
現金をお礼として渡して失礼にならないのは身分や立場が上の人から下の人へ渡す場合だ。
貴族が平民にお礼として貨幣を渡すのは、一種の施し。
客が店員にお礼として貨幣を贈るのは、一種のチップであり、サービスに対する対価。
雇用主が従業員にお礼として特別に現金を支給するのは、一種のボーナスであり、働いたことに対する報酬。
親が子にお礼としてお金をあげるのは、一種のおこずかいであり、お手伝いに対するご褒美。
このように立場や身分が上の者から下の者へ現金を渡すことはよくあることで、こういった場合は失礼にならない。
しかし、対等な関係、友人知人、同僚、ご近所さん、それほど親しくない相手で世話になった人、迷惑をかけた相手、助けてくれた恩人、そういった場合、明らかな身分さが無い限り、現金をお礼として贈るのは相手を下に見る、自分よりも格下だと侮辱する行為になる。
身分や立場が明確に上下関係で分かれていない相手には現金を渡すことは全くお礼にはならずに警告や忠告になってしまう。
下手をしたら相手を侮辱して、恩を仇で返すような行為と受け取られる。
お礼として現金を渡すと、その気がなくても相手を不快にさせてしまう危険がある。
初対面の人に助けてもらって、金銭をお礼に渡すことは、
「あなたと私は対等な関係ではありません。勘違いしないでください。あなたと親しく付き合うつもりはありません。助けてもらったことはひとまず感謝しますが、あなたとこれ以上関わるつもりは一切ありません。どうもありがとうございました」
とそれ以上の付き合いを拒絶する対応になる。
普通は助けてもらってそんなことはしない。このような対応はそれなりに裕福な平民が貧しい平民に対してすることが多い。
かなり失礼な対応だが、普通はそれでもお礼としてかなりの金額を現金で渡すので、それほど禍根は残さないらしい。
これは助けられた側の身を守る手段でもある。
助けた側に恩を着せられて過大な要求をされないために、お礼として現金を渡して、それでこの件は終わりにする。
「恩はきちんと返しました。これ以上は何もしませんよ」と内外に知らしめて、助けられた恩はきちんと返しているから恩知らずや礼儀知らずでは無いと主張している。
恩着せがましくされてまとわりつかれて迷惑を掛けられないために、さっさとお礼をして関係をその場で速やかに完全に終了させる方法として使われている。
このときにお礼として渡す金額が少なすぎると、恩知らず、ケチ、実は金銭的に困窮している、事業に失敗した、見掛け倒しなどの悪評が流れることになる。
だから、謝礼として十分な金額を相手に渡すことが求められる。
私がアヤタに金銭を渡してお礼をしたら、それは
「あの時のことはこれでお仕舞です。お互い忘れて、これからは雇い主と助手としてだけの関係しかありません。勘違いしないでください。馴れ馴れしくしないでください。個人的にあなたと付き合う気は一切ありません」
と主張して、拒絶して、強要することになる。
私は彼に感謝と謝罪をしたい。
それなのにこんな方法は正しくない。
こちらの真意が全く伝わらない。
仕事中は公私は分けるべきだけど、それ以外はそこまで厳しく上下関係を気にしなくていいと思う。
私はアヤタと普通に仲良くしたいだけなのに。
私とアヤタが屋上から浮遊して降りてくるのを目撃していた人達がいた。
偶然か、それとも面接試験のことを知っていた人が見張っていたのかまでは分からない。
なるべく人がいなくて、死角になる場所を選び、真下に人がいないことだけは確認していたが、学園内の屋外で完全に人の目を排除することはできない。
私が学園内で理術を使っている姿を目撃されて困ることは何も無い。
あの時に王子からの要求を拒否したことで、私の理術は大したことが無いとか、本当は空など飛べないとか、理術ではなくて何か仕掛けを使っているとか、そんな謂れの無い噂があった。
今回、実際に理術を使って浮いている姿の目撃情報が広まればそんな噂は払拭されるだろう。
そんな思惑があったからそれほど他人に見られることに神経質にはなっていなかった。服装も改善しているから下着を見られる心配も無かった。
だから、目撃者がいることは予想の範囲内のことだった。
予想外だったのは、再び助手の応募が殺到したことだ。
私とアヤタが宙に浮いている姿を見た人や目撃情報を聞いた人は恐怖よりも好奇心や興味の方が上回ったらしい。
アヤタが条件を満たして採用できるか分からなかったので、助手の応募の受付はまだ締め切っていなかった。
アヤタの面接が終わった後、翌日に採用と応募終了などの手続きをすればいいと思いその日は何もしなかった。そして、翌日に受付に行くと既に多くの助手の応募が来ていて途方に暮れてしまった。その中には応募を直前で取り消した人間もいた。
助手については既に採用者は決定したので、これ以上の面接は行わないとして、追加の応募者たちは全員断った。
アヤタ以上に良い助手がその応募者の中にいるかもしれないが、早い者勝ちと最初に私の中で決めていた。
それに、やはり他人の様子を伺って危険性を測り、安全だと確認してから応募してくる人は信用できない。
自分の頭で考えたり、真正面から確認したり、私に直接質問したり、そんな冒険をする勇気もない人は私が望む条件を満たすとは思えない。
他人を利用して安全か危険かを調べる人はたぶん私の理術の実験で怪我をするか最悪の場合は死んでしまうだろう。
手続きは問題なく終了した。
しかし、話はそれで終わりではなかった。
通路を歩いていると、突然、理術を学んでいる学生が熱烈に自分を売り込んできて、助手ではなく弟子にして欲しいという申し出を受け驚いてしまった。
私は弟子の募集はしていないと断ったが、そういうことが何度かあり身の回りがバタバタしていた。
その騒動が数日してやっと落ち着いたところで私はライラに相談した。
「ライラ、他人に危ないところを助けてもらった時のお礼って何をするべきかな?」
「……えっ!危ないところを助けてもらった!?」
私は驚いて取り乱しそうになっているライラを落ち着かせるために、アヤタに助けてもらった時の話を聞かせた。
数ヶ月前に私がガラの悪い男に絡まれていたところをアヤタに助けてもらっただけと分かり、ライラはすぐに落ち着きを取り戻して私の相談に親身になってのってくれた。
「何かお礼をしたいのだけど何をしたらいいのか分からないの。こういう時は何かお礼の品を渡したらいいのかな?でも、何がいいのか……。いっその事お金を渡すのはどうかな?」
アヤタはお金に困っていると言っていた。現金なら絶対に喜んでくれるだろう。下手な物をプレゼントして外すよりはマシだ。
私は名案だと思って提案したが、ライラは困った顔をしている。
「お礼に現金を渡すのは止めた方が良いですよ。助手として行ったことで褒美として現金を渡すのは問題ありませんが、今回のお礼は助手になる前のことに対することなので誤解されるかもしれません」
私はライラの言葉の意味が全く分からなかった。助手ならお礼にお金はよくて、助手でない人にお金はダメなのか?誤解されるとは何をどう誤解されるのか?
全く理解していない私にライラがこの社会の一般常識としてのお礼について懇切丁寧に詳しく説明してくれた。
一般的にお礼に現金を渡すのは相手に対して失礼にあたる。贈り物として現金をそのまま渡すのは下品なこと。現金をそのまま手渡すというのは乞食に施しをするようなものだから。
しかし、全ての場合で現金を渡すのが駄目というわけではない。
現金をお礼として渡して失礼にならないのは身分や立場が上の人から下の人へ渡す場合だ。
貴族が平民にお礼として貨幣を渡すのは、一種の施し。
客が店員にお礼として貨幣を贈るのは、一種のチップであり、サービスに対する対価。
雇用主が従業員にお礼として特別に現金を支給するのは、一種のボーナスであり、働いたことに対する報酬。
親が子にお礼としてお金をあげるのは、一種のおこずかいであり、お手伝いに対するご褒美。
このように立場や身分が上の者から下の者へ現金を渡すことはよくあることで、こういった場合は失礼にならない。
しかし、対等な関係、友人知人、同僚、ご近所さん、それほど親しくない相手で世話になった人、迷惑をかけた相手、助けてくれた恩人、そういった場合、明らかな身分さが無い限り、現金をお礼として贈るのは相手を下に見る、自分よりも格下だと侮辱する行為になる。
身分や立場が明確に上下関係で分かれていない相手には現金を渡すことは全くお礼にはならずに警告や忠告になってしまう。
下手をしたら相手を侮辱して、恩を仇で返すような行為と受け取られる。
お礼として現金を渡すと、その気がなくても相手を不快にさせてしまう危険がある。
初対面の人に助けてもらって、金銭をお礼に渡すことは、
「あなたと私は対等な関係ではありません。勘違いしないでください。あなたと親しく付き合うつもりはありません。助けてもらったことはひとまず感謝しますが、あなたとこれ以上関わるつもりは一切ありません。どうもありがとうございました」
とそれ以上の付き合いを拒絶する対応になる。
普通は助けてもらってそんなことはしない。このような対応はそれなりに裕福な平民が貧しい平民に対してすることが多い。
かなり失礼な対応だが、普通はそれでもお礼としてかなりの金額を現金で渡すので、それほど禍根は残さないらしい。
これは助けられた側の身を守る手段でもある。
助けた側に恩を着せられて過大な要求をされないために、お礼として現金を渡して、それでこの件は終わりにする。
「恩はきちんと返しました。これ以上は何もしませんよ」と内外に知らしめて、助けられた恩はきちんと返しているから恩知らずや礼儀知らずでは無いと主張している。
恩着せがましくされてまとわりつかれて迷惑を掛けられないために、さっさとお礼をして関係をその場で速やかに完全に終了させる方法として使われている。
このときにお礼として渡す金額が少なすぎると、恩知らず、ケチ、実は金銭的に困窮している、事業に失敗した、見掛け倒しなどの悪評が流れることになる。
だから、謝礼として十分な金額を相手に渡すことが求められる。
私がアヤタに金銭を渡してお礼をしたら、それは
「あの時のことはこれでお仕舞です。お互い忘れて、これからは雇い主と助手としてだけの関係しかありません。勘違いしないでください。馴れ馴れしくしないでください。個人的にあなたと付き合う気は一切ありません」
と主張して、拒絶して、強要することになる。
私は彼に感謝と謝罪をしたい。
それなのにこんな方法は正しくない。
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