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第4章 私はただ真面目に稼ぎたいだけなのに!
25 糾弾③
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「発言してもよろしいでしょうか?」
私は空気を読まず、うんざりとした表情を完璧に隠した余裕のある微笑みを浮かべて副学園長に許可を求めた。
「ルリエラの発言を許可します」
流石に副学園長はガイボーンの影響を受けておらず、私へ批判的な視線を向けることもなく落ち着いて対応してくれた。
会議室の視線が私に集中する。
ガイボーンに呑まれた人達からの非難的な視線と全体的に私に批判的な空気とが相まって、心理的にだけでなく、物理的にも重たくて痛いと感じる。
でも、そんなものはまるで無いかのように、気付いていないかのように私は堂々と発言する。
「まず最初に、いろいろと誤解があるようなので訂正させていただきます」
正面から否定せず、喧嘩を売りも買いもしないで大人の対応をする。
正々堂々と真正面から殴り合うことができるのは力のある人間だけだ。
私にはまだこの場所では何の力も無い。
真正面からぶつかっても力の無い私の言葉は誰にも届かずに潰されて消されてしまうだけ。
耳を傾ける価値のある言葉と判断されなければ誰の耳にも届かない。
まずは会議の出席者に聞く気にさせなければならない。
耳を傾ける価値のある言葉だと、聞いてみたいと興味を引くことから始めなければならない。
自分よりも力のある人の言葉なら聞かなければならないと周りが勝手に自然と身構えて拝聴するが、私はこの会議の参加者の中では最も力の無い人間だ。
私がガイボーンの言葉に感情的に正論で応戦しても、誰も私の感情的な言葉に耳を傾けてはくれない。その内容がどれだけ正しくても。
感情的に反論したら、それだけで力を持っていない私の言葉には聞く価値が無いと決めつけられてしまう。
耳を傾ける価値のある言葉だと自然と受け入れてもらえるように冷静な態度と落ち着いた声音で出席者たちに笑顔で語り掛ける。
意味深な私の態度と言葉に勝手に興味を引かれて自分から聞きたいと思い、自主的に私の言葉に耳を傾けてくれるようになる。
誤解とは何だろうか?
何をどうやって訂正するのだろう?
そんなふうに気になってしまう。
感情的な反論や追い詰められて見苦しい言い訳を並べる態度ではなく、ガイボーンとは対照的な余裕のある落ち着いた姿が自然と目を引き付ける。
十分に視線と興味を集めることができたところで私は勿体ぶりながらゆっくりと口を開いた。
「商人に研究の成果を売り渡したと言われましたが、売り渡してはいません。無償で提供しました」
私の発言に一瞬会議室が完全に静まり返り、すぐに会議室が騒然となった。
ほぼ全員が驚いて目を見開き、口々に何かを口走っている。
ガイボーンの声が一番大きくて、「ふざけている!我々を馬鹿にしているのか!!」と怒鳴っている。
副学園長がその場をなんとか沈静化させるまで、私は表情を一切変えずに黙って笑顔を浮かべ続けていた。
先ほどまでよりも更に批判的な視線が突き刺さる中で、私は泰然とした態度を崩さずに堂々と続きを口にした。
「私はこの研究成果を望む方全てに無償で提供します。興味のある方は私の研究室までいらしてください」
そこで皆がやっと気づいた。
今まで話題に上がっていた私の研究成果とは何だろうと。
他人の研究成果は公式の場で発表されたり、書類として提出されたものを確認しない限りはいちいち把握などしていない。
図書館に研究成果を纏めて本として提供できるのはそれなりに結果を出して周囲に成果を認められた後になる。
誰もが気軽に本を作れるほどその費用は安くはなく、どんな本でも図書館に置くことができるほど図書館は広くはない。
研究成果を公の場で発表できるのはその成果を認められた者だけで、人気のある内容や珍しいものや有用性の高いものに限られる。
発表を認められなかった人の研究成果は公に知られることなく多くの未発表の書類の中に埋没してしまうことになる。
「ル、ルリエラ理術師、その、あなたの研究成果とはいったい何でしょうか?」
好奇心を抑えられなかった出席者の一人が躊躇いがちに私へ尋ねてきた。
私はわざと露骨に驚いた表情を浮かべて質問してきた男性を見返す。
「え!?ご存知ありませんでしたか?申し訳ありません、私の説明不足でした。私が商会に提供した研究成果は理術を使った『調理器具』です。お料理に興味がある方は是非とも私の研究室にいらしてください。詳しくご説明いたします」
私が笑顔でそう告げると、会議室の私への不満や敵意や批判的な空気が霧散した。
全員がこの話題に完全に興味を失ってしまったようだ。
ガイボーンが煽った熱した空気が完全に冷めて、場が白けてしまった。
そんな役に立たない研究成果は要らない、と誰もが口には出さないが目や態度がそう語っている。
ここにいる誰も料理などしないし、商売にも興味が無い。『調理器具』と聞いただけで完全に興味を失い、自分とは関係の無いことだと判断した。
自分とは関係の無いことを誰がどうしようと興味は無い。
そんな無価値で無意味なものはどこの誰に売ろうが無償で提供しようが構わない。
そんな低俗で俗物的なものに関わりたくないという気配すら感じられる。
そして、そんなものに巻き込まれたことに対する怒りのような感情は私ではなくガイボーンへ向かっていた。
ガイボーンを見る目やガイボーンに向かう気配が少々不穏な雰囲気を感じる。
ガイボーンもその空気を感じたようで、少し焦ったように口を開き、
「ははは、調理器具とは、やはり卑しい育ちの人間は発想も卑しいな」
などと再び私への非難を集めようとしていたが完全に空回り、誰も同調しなかった。
誰も興味を一切示さず、白けたままの場では完全にガイボーンが私の悪口を大きな声で独りで言っているだけという状態になった。
私への糾弾の根拠である「研究成果を商会に売り渡して利益を得た」という事実が消失したことで私に対する攻撃材料は私の生い立ちしかない。
何の非も無い人間の生い立ちを攻撃するだけのガイボーンの言葉は、発言の許可無く再び長々と語り始めたこととその内容とを併せて口を慎むようにと学園長からはっきりと注意を受けることになった。
結局、私を糾弾したかったガイボーンは失敗して自分が出席者の面前で注意を受けるという失態を晒して会議は終わった。
私が戸惑わず、慌てずに冷静に落ち着いて対応できたのは、ジュリアーナとの商談で鍛えられたおかげだ。
それ以前の私だったら、あれ程冷静に無難に流す対応はできなかっただろう。
真正面から正論で反論したか、場を収めるために頭を下げていたか、馬鹿正直に全てを話していたかもしれない。
私も少しは成長できているようだ。
そんなことを今回の騒動で実感できたので、ガイボーンにはひとまず感謝しておこう。
誰も見向きもしないような研究成果を宣伝する機会までもらえたのだから感謝しても問題はない。
今回の糾弾騒動で私には何も傷が付かなかった。
寧ろ、落ち着いて大人の対応ができたことで少しだけ見直され、私を子どもだと舐める空気が減った気がする。
今回の件で私は嘘は吐いてはいない。
急速冷却器の技術や理論の提供に関してアジュール商会から金銭的な対価は受け取っていない。
氷菓とバームを提供するカフェの共同経営者となる契約と、急速冷却器の開発部門の外部委託顧問に就任しただけだ。
でも、それらのことにまたどんなイチャモンを付けられるか分かったものではない。
やはり、どんなときも感情的にならずに気丈な態度で冷静に対処することができる能力というのは重要だ。
正直なだけではこの学園では通用しない。誠意だけで渡っていけるほど世の中そんなに甘くはない。
世知辛い世の中で自分の望みを叶えるために私はもっともっと大人にならなければならないと痛感した。
私は空気を読まず、うんざりとした表情を完璧に隠した余裕のある微笑みを浮かべて副学園長に許可を求めた。
「ルリエラの発言を許可します」
流石に副学園長はガイボーンの影響を受けておらず、私へ批判的な視線を向けることもなく落ち着いて対応してくれた。
会議室の視線が私に集中する。
ガイボーンに呑まれた人達からの非難的な視線と全体的に私に批判的な空気とが相まって、心理的にだけでなく、物理的にも重たくて痛いと感じる。
でも、そんなものはまるで無いかのように、気付いていないかのように私は堂々と発言する。
「まず最初に、いろいろと誤解があるようなので訂正させていただきます」
正面から否定せず、喧嘩を売りも買いもしないで大人の対応をする。
正々堂々と真正面から殴り合うことができるのは力のある人間だけだ。
私にはまだこの場所では何の力も無い。
真正面からぶつかっても力の無い私の言葉は誰にも届かずに潰されて消されてしまうだけ。
耳を傾ける価値のある言葉と判断されなければ誰の耳にも届かない。
まずは会議の出席者に聞く気にさせなければならない。
耳を傾ける価値のある言葉だと、聞いてみたいと興味を引くことから始めなければならない。
自分よりも力のある人の言葉なら聞かなければならないと周りが勝手に自然と身構えて拝聴するが、私はこの会議の参加者の中では最も力の無い人間だ。
私がガイボーンの言葉に感情的に正論で応戦しても、誰も私の感情的な言葉に耳を傾けてはくれない。その内容がどれだけ正しくても。
感情的に反論したら、それだけで力を持っていない私の言葉には聞く価値が無いと決めつけられてしまう。
耳を傾ける価値のある言葉だと自然と受け入れてもらえるように冷静な態度と落ち着いた声音で出席者たちに笑顔で語り掛ける。
意味深な私の態度と言葉に勝手に興味を引かれて自分から聞きたいと思い、自主的に私の言葉に耳を傾けてくれるようになる。
誤解とは何だろうか?
何をどうやって訂正するのだろう?
そんなふうに気になってしまう。
感情的な反論や追い詰められて見苦しい言い訳を並べる態度ではなく、ガイボーンとは対照的な余裕のある落ち着いた姿が自然と目を引き付ける。
十分に視線と興味を集めることができたところで私は勿体ぶりながらゆっくりと口を開いた。
「商人に研究の成果を売り渡したと言われましたが、売り渡してはいません。無償で提供しました」
私の発言に一瞬会議室が完全に静まり返り、すぐに会議室が騒然となった。
ほぼ全員が驚いて目を見開き、口々に何かを口走っている。
ガイボーンの声が一番大きくて、「ふざけている!我々を馬鹿にしているのか!!」と怒鳴っている。
副学園長がその場をなんとか沈静化させるまで、私は表情を一切変えずに黙って笑顔を浮かべ続けていた。
先ほどまでよりも更に批判的な視線が突き刺さる中で、私は泰然とした態度を崩さずに堂々と続きを口にした。
「私はこの研究成果を望む方全てに無償で提供します。興味のある方は私の研究室までいらしてください」
そこで皆がやっと気づいた。
今まで話題に上がっていた私の研究成果とは何だろうと。
他人の研究成果は公式の場で発表されたり、書類として提出されたものを確認しない限りはいちいち把握などしていない。
図書館に研究成果を纏めて本として提供できるのはそれなりに結果を出して周囲に成果を認められた後になる。
誰もが気軽に本を作れるほどその費用は安くはなく、どんな本でも図書館に置くことができるほど図書館は広くはない。
研究成果を公の場で発表できるのはその成果を認められた者だけで、人気のある内容や珍しいものや有用性の高いものに限られる。
発表を認められなかった人の研究成果は公に知られることなく多くの未発表の書類の中に埋没してしまうことになる。
「ル、ルリエラ理術師、その、あなたの研究成果とはいったい何でしょうか?」
好奇心を抑えられなかった出席者の一人が躊躇いがちに私へ尋ねてきた。
私はわざと露骨に驚いた表情を浮かべて質問してきた男性を見返す。
「え!?ご存知ありませんでしたか?申し訳ありません、私の説明不足でした。私が商会に提供した研究成果は理術を使った『調理器具』です。お料理に興味がある方は是非とも私の研究室にいらしてください。詳しくご説明いたします」
私が笑顔でそう告げると、会議室の私への不満や敵意や批判的な空気が霧散した。
全員がこの話題に完全に興味を失ってしまったようだ。
ガイボーンが煽った熱した空気が完全に冷めて、場が白けてしまった。
そんな役に立たない研究成果は要らない、と誰もが口には出さないが目や態度がそう語っている。
ここにいる誰も料理などしないし、商売にも興味が無い。『調理器具』と聞いただけで完全に興味を失い、自分とは関係の無いことだと判断した。
自分とは関係の無いことを誰がどうしようと興味は無い。
そんな無価値で無意味なものはどこの誰に売ろうが無償で提供しようが構わない。
そんな低俗で俗物的なものに関わりたくないという気配すら感じられる。
そして、そんなものに巻き込まれたことに対する怒りのような感情は私ではなくガイボーンへ向かっていた。
ガイボーンを見る目やガイボーンに向かう気配が少々不穏な雰囲気を感じる。
ガイボーンもその空気を感じたようで、少し焦ったように口を開き、
「ははは、調理器具とは、やはり卑しい育ちの人間は発想も卑しいな」
などと再び私への非難を集めようとしていたが完全に空回り、誰も同調しなかった。
誰も興味を一切示さず、白けたままの場では完全にガイボーンが私の悪口を大きな声で独りで言っているだけという状態になった。
私への糾弾の根拠である「研究成果を商会に売り渡して利益を得た」という事実が消失したことで私に対する攻撃材料は私の生い立ちしかない。
何の非も無い人間の生い立ちを攻撃するだけのガイボーンの言葉は、発言の許可無く再び長々と語り始めたこととその内容とを併せて口を慎むようにと学園長からはっきりと注意を受けることになった。
結局、私を糾弾したかったガイボーンは失敗して自分が出席者の面前で注意を受けるという失態を晒して会議は終わった。
私が戸惑わず、慌てずに冷静に落ち着いて対応できたのは、ジュリアーナとの商談で鍛えられたおかげだ。
それ以前の私だったら、あれ程冷静に無難に流す対応はできなかっただろう。
真正面から正論で反論したか、場を収めるために頭を下げていたか、馬鹿正直に全てを話していたかもしれない。
私も少しは成長できているようだ。
そんなことを今回の騒動で実感できたので、ガイボーンにはひとまず感謝しておこう。
誰も見向きもしないような研究成果を宣伝する機会までもらえたのだから感謝しても問題はない。
今回の糾弾騒動で私には何も傷が付かなかった。
寧ろ、落ち着いて大人の対応ができたことで少しだけ見直され、私を子どもだと舐める空気が減った気がする。
今回の件で私は嘘は吐いてはいない。
急速冷却器の技術や理論の提供に関してアジュール商会から金銭的な対価は受け取っていない。
氷菓とバームを提供するカフェの共同経営者となる契約と、急速冷却器の開発部門の外部委託顧問に就任しただけだ。
でも、それらのことにまたどんなイチャモンを付けられるか分かったものではない。
やはり、どんなときも感情的にならずに気丈な態度で冷静に対処することができる能力というのは重要だ。
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