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第5章 私はただ青い色が好きなだけなのに!
16 注文①
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この島のこの工房まで来るのにすでに半日かかっている。これ以上時間は無駄にできない。
一刻も早く本題に入ってしまおう。
私は事前に購入していたこのガラス工房製の淡い水色がついている透明なガラス玉をテーブルの上にそっと置いて本題に入った。
「私がそちらの工房に注文したいガラスは手の込んだ美術品や芸術品のようなものではありません。このようなただの球体で、一切の飾りや彫りや柄や模様の無いガラス玉を注文したいのです」
「…そ、それは一体何に使うのですか?」
「私は理術師なので、理術の実験に使います。簡単に説明すると……」
全く理術を知らない人間に媒体として使用すると説明しても意味が分かるはずがない。
たぶん私がガラス玉の用途をどれだけ口で説明しようとも、理術のことを全く知らない人には理解することは不可能だろう。
どう説明しようかと考えていると、横からモーリスが慌てて口を出してきた。
「あ、あの、無理に説明を求めるつもりはありません!装飾品ではないと分かればそれで十分ですから」
モーリスが助け船を出してくれたので、私は喜んでそれに乗せてもらうことにした。
「お言葉に甘えて詳細な説明は省かせていただきますね。私は大きさの異なるガラスの球体が欲しいのです。ひとまず10種類くらいの異なる大きさの球体をお願いします。それらを実験して、その後に最適の大きさのガラス玉を定期的に数個ずつ注文したいと考えています」
「大きさが異なるガラスの球体ですか…。最大でどのくらいの大きさを考えていますか?」
「そうですね…、最終的には手で持ち運べるくらいの大きさと重さがいいのですが……、一先ず人の頭くらいの大きさを最大として、最小をこのガラス玉という目安でお願いします」
私の発言にマッシモとモーリスは目を剥いて驚いている。
「人の頭くらいのガラス玉ですか!?中は空洞にはしないのですよね?かなりの重量になりますよ」
そこまでの大きさは予想していなかったようで、かなり困惑しているようだ。そんなものを一体何に使うのだろうかと想像できずに戸惑っている。
私はガラスに理力がどれだけ込められるかという容量とどれだけの理術の行使に耐えられるかという耐久性の限界値を知りたい。
大きければ大きいほど容量と耐久性が増えるというわけではなく、ガラスの素材自体の限界が存在し、その限界を越えることは素材の大きさだけではできない。
私はこのガラスの限界値を正確に把握しておきたい。
万が一これで限界に達しない場合はもっと大きなガラス玉を製造してもらうことになる。
ただし、予算の関係もあるのでそれは様子を見ながらになるが。
「大きなものは固定して使うので問題ありません。実験の結果次第ではもっと大きなものを頼むこともありますが、難しいでしょうか?」
「……ただの球体であればそれほど難しくはありません。できるだけ大きなガラスの塊を作った後に削ればいいだけですから」
この注文に技術的な問題は無いようで良かった。
「飾りや模様は必要無いということですが、色はどうされますか?」
「できるだけ余分なものを入れないで作ってもらいたいのですが、この島の工房で作られるガラスは最初は基本的に全てこのガラス玉のような水色をしているのですよね?」
私はテーブルに置いたガラス玉を親指と人指し指で掴んで持ち上げて尋ねる。
マッシモとモーリスはそのガラス玉と私を見て頷いた。
「この島で作られているガラスは無色透明にはなりません。基本が淡い水色のガラスになります。そこに色を付けるための発色剤の材料を加えてガラスの色を変えています。この発色剤は工房ごとに独自に開発して秘匿されているので、工房によって作れるガラスの色合いは異なりますが、基本はみなこの淡い水色です。ですが、理術師様は無色透明のガラスをお望みでしょうか?」
厳つい顔のマッシモが眉を下げて困った顔をして私に尋ねてきた。
私が「余分なものは入れないで」と言った言葉の意味を誤解しているようだ。
「いいえ、無色透明である必要はありません。基本が水色のガラスなら、無色透明にしようとすれば脱色剤を余分に入れる必要がありますよね?そういった余分なものはできる限り加えずに、できるだけ少ない材料で作られたものが欲しいのです」
私の言葉に二人は明らかに安堵した表情を浮かべた。
この島では無色透明のガラスは作れないようだ。
誤解が解けて良かったと私も安堵していると、モーリスが表情を改めてとても真剣な表情を浮かべて私に先程までとは異なる目を向けてきた。
「あの、理術師様、今『脱色剤』と言われましたが、ガラスを無色透明にする方法をご存じなのでしょうか?」
興味津々で目をキラキラとさせて私を純粋に尊敬するような目で見ている。
「いいえ、それほど詳しくは知りません。学園の書物にそのような記述があったので先程例えとしてそのように言ってしまっただけです」
本当は前世の彼女の知識で、金属による化学反応で色を着けているから、逆に相殺するような化学反応をさせれば色を消すこともできると思ったからそう言ってしまっただけだ。
酸性やアルカリ性を中性にするようなものだと容易に思ってしまった。
具体的なことは何も知らないから迂闊なことは言えない。
でも、せっかくだからちょっと突っ込んだ話をさせてもらおう。
「ガラスの作り方ですが、ガラスの材料となる白石と鉛と硝石を鉄鍋で溶かして不純物を濾過して取り除いて冷まして、それを再び溶かして熱いうちに形状を変えて整えて冷ます、という作り方で間違いありませんか?」
この知識は学園の図書館で得たものだ。
前世の彼女もガラスの製造法について詳しい知識は持っていなかった。なんとなく鉄の棒に息を吹いて風船のように膨らませて形を自在に変えている職人芸しか覚えていない。
ただし、ガラスにどのような種類があるかということは彼女が小学生のときに病院に置いてある科学の本で読んだことがあり、それから彼女はガラスを見るたびに「これは何ガラスかな?」と考えていた。
そのおかげでガラスの種類には鉛を使っている鉛ガラス、石灰を使っているソーダガラス、木灰を使っているカリガラス、ホウ酸を使っている耐熱ガラス、ほぼ珪酸だけで作られている石英ガラスがあることを知っている。
書物の記述から白石は石英のような半透明や透明に近い脆い石やそれが粉々に砕けた砂のようなものだということは分かった。
ガラスは珪酸という石英に含まれている物質が主な成分であることを彼女の知識である石英ガラスから知っていたので、この世界の白石はその珪酸であると推測できる。
それならきっと基本的なガラスの作り方と材料は彼女の世界のガラスと大差はないはずだ。
私が製造法について言及してきたことで、マッシモもモーリスも全く同じように真っ青になっている。
その様子を眺めながら、本当に二人は似ている親子だと的外れな感想を抱いてしまった。
一刻も早く本題に入ってしまおう。
私は事前に購入していたこのガラス工房製の淡い水色がついている透明なガラス玉をテーブルの上にそっと置いて本題に入った。
「私がそちらの工房に注文したいガラスは手の込んだ美術品や芸術品のようなものではありません。このようなただの球体で、一切の飾りや彫りや柄や模様の無いガラス玉を注文したいのです」
「…そ、それは一体何に使うのですか?」
「私は理術師なので、理術の実験に使います。簡単に説明すると……」
全く理術を知らない人間に媒体として使用すると説明しても意味が分かるはずがない。
たぶん私がガラス玉の用途をどれだけ口で説明しようとも、理術のことを全く知らない人には理解することは不可能だろう。
どう説明しようかと考えていると、横からモーリスが慌てて口を出してきた。
「あ、あの、無理に説明を求めるつもりはありません!装飾品ではないと分かればそれで十分ですから」
モーリスが助け船を出してくれたので、私は喜んでそれに乗せてもらうことにした。
「お言葉に甘えて詳細な説明は省かせていただきますね。私は大きさの異なるガラスの球体が欲しいのです。ひとまず10種類くらいの異なる大きさの球体をお願いします。それらを実験して、その後に最適の大きさのガラス玉を定期的に数個ずつ注文したいと考えています」
「大きさが異なるガラスの球体ですか…。最大でどのくらいの大きさを考えていますか?」
「そうですね…、最終的には手で持ち運べるくらいの大きさと重さがいいのですが……、一先ず人の頭くらいの大きさを最大として、最小をこのガラス玉という目安でお願いします」
私の発言にマッシモとモーリスは目を剥いて驚いている。
「人の頭くらいのガラス玉ですか!?中は空洞にはしないのですよね?かなりの重量になりますよ」
そこまでの大きさは予想していなかったようで、かなり困惑しているようだ。そんなものを一体何に使うのだろうかと想像できずに戸惑っている。
私はガラスに理力がどれだけ込められるかという容量とどれだけの理術の行使に耐えられるかという耐久性の限界値を知りたい。
大きければ大きいほど容量と耐久性が増えるというわけではなく、ガラスの素材自体の限界が存在し、その限界を越えることは素材の大きさだけではできない。
私はこのガラスの限界値を正確に把握しておきたい。
万が一これで限界に達しない場合はもっと大きなガラス玉を製造してもらうことになる。
ただし、予算の関係もあるのでそれは様子を見ながらになるが。
「大きなものは固定して使うので問題ありません。実験の結果次第ではもっと大きなものを頼むこともありますが、難しいでしょうか?」
「……ただの球体であればそれほど難しくはありません。できるだけ大きなガラスの塊を作った後に削ればいいだけですから」
この注文に技術的な問題は無いようで良かった。
「飾りや模様は必要無いということですが、色はどうされますか?」
「できるだけ余分なものを入れないで作ってもらいたいのですが、この島の工房で作られるガラスは最初は基本的に全てこのガラス玉のような水色をしているのですよね?」
私はテーブルに置いたガラス玉を親指と人指し指で掴んで持ち上げて尋ねる。
マッシモとモーリスはそのガラス玉と私を見て頷いた。
「この島で作られているガラスは無色透明にはなりません。基本が淡い水色のガラスになります。そこに色を付けるための発色剤の材料を加えてガラスの色を変えています。この発色剤は工房ごとに独自に開発して秘匿されているので、工房によって作れるガラスの色合いは異なりますが、基本はみなこの淡い水色です。ですが、理術師様は無色透明のガラスをお望みでしょうか?」
厳つい顔のマッシモが眉を下げて困った顔をして私に尋ねてきた。
私が「余分なものは入れないで」と言った言葉の意味を誤解しているようだ。
「いいえ、無色透明である必要はありません。基本が水色のガラスなら、無色透明にしようとすれば脱色剤を余分に入れる必要がありますよね?そういった余分なものはできる限り加えずに、できるだけ少ない材料で作られたものが欲しいのです」
私の言葉に二人は明らかに安堵した表情を浮かべた。
この島では無色透明のガラスは作れないようだ。
誤解が解けて良かったと私も安堵していると、モーリスが表情を改めてとても真剣な表情を浮かべて私に先程までとは異なる目を向けてきた。
「あの、理術師様、今『脱色剤』と言われましたが、ガラスを無色透明にする方法をご存じなのでしょうか?」
興味津々で目をキラキラとさせて私を純粋に尊敬するような目で見ている。
「いいえ、それほど詳しくは知りません。学園の書物にそのような記述があったので先程例えとしてそのように言ってしまっただけです」
本当は前世の彼女の知識で、金属による化学反応で色を着けているから、逆に相殺するような化学反応をさせれば色を消すこともできると思ったからそう言ってしまっただけだ。
酸性やアルカリ性を中性にするようなものだと容易に思ってしまった。
具体的なことは何も知らないから迂闊なことは言えない。
でも、せっかくだからちょっと突っ込んだ話をさせてもらおう。
「ガラスの作り方ですが、ガラスの材料となる白石と鉛と硝石を鉄鍋で溶かして不純物を濾過して取り除いて冷まして、それを再び溶かして熱いうちに形状を変えて整えて冷ます、という作り方で間違いありませんか?」
この知識は学園の図書館で得たものだ。
前世の彼女もガラスの製造法について詳しい知識は持っていなかった。なんとなく鉄の棒に息を吹いて風船のように膨らませて形を自在に変えている職人芸しか覚えていない。
ただし、ガラスにどのような種類があるかということは彼女が小学生のときに病院に置いてある科学の本で読んだことがあり、それから彼女はガラスを見るたびに「これは何ガラスかな?」と考えていた。
そのおかげでガラスの種類には鉛を使っている鉛ガラス、石灰を使っているソーダガラス、木灰を使っているカリガラス、ホウ酸を使っている耐熱ガラス、ほぼ珪酸だけで作られている石英ガラスがあることを知っている。
書物の記述から白石は石英のような半透明や透明に近い脆い石やそれが粉々に砕けた砂のようなものだということは分かった。
ガラスは珪酸という石英に含まれている物質が主な成分であることを彼女の知識である石英ガラスから知っていたので、この世界の白石はその珪酸であると推測できる。
それならきっと基本的なガラスの作り方と材料は彼女の世界のガラスと大差はないはずだ。
私が製造法について言及してきたことで、マッシモもモーリスも全く同じように真っ青になっている。
その様子を眺めながら、本当に二人は似ている親子だと的外れな感想を抱いてしまった。
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