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第5章 私はただ青い色が好きなだけなのに!
17 注文②
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マッシモとモーリスは外見は全く似ていない親子なのに、表情や仕草や反応などがとてもよく似ている。
これが血の繋がりのある親子だからなのか、師弟としての関係性に由来するものなのかまでは分からない。
でも、この短時間で二人の考え方、感じ方が似通っていて、互いに互いを信じて大切にしていることは分かった。
マッシモは口下手で人とのやり取りが不器用な職人気質の人間だ。そんなマッシモをモーリスが必死にフォローしている。
そのフォローをマッシモは息子や弟子に助けられて恥だとか、格好悪いとか、余計なことだと怒らず、嫌がらず、疎まずに自然に受け入れている。
この二人から互いの深い信頼関係を感じられる。
そんな二人の様子を羨ましく感じていた。
だから、決して二人を困らせようと思って突っ込んだ質問をしたわけではない。
私の突っ込んだ質問に二人は真っ青になって完全に固まってしまっている。
顔も体型も似ていない親子なのに、全く同じ表情で全く同じ体勢で同じ様に固まっている姿がなぜか微笑ましい光景に見えてくる。
私としてはこの微笑ましい光景をもう少し観賞しているのも悪くは無いが、二人の心臓には悪い影響がありそうだ。
二人の硬直と顔色改善のために二人の心労を解消しようと私は二人に向けて安心させるような落ち着いた笑顔を見せる。
「学園の図書館には数万冊の蔵書が保管されています。私がお尋ねしたガラスの製造法は学園の書物に記されていた100年ほど前の外国のガラスの製造法です。書物で読んだだけで実際の作り方を見たことはありませんし、現在の最新のガラスの製造法に関しての知識もありません。私は理術専門の理術師ですので、ガラスを専門に研究していませんし、ガラス職人でもありませんので、あなた方のような専門家に教えていただきたいのです」
私の笑顔の効果か言葉の効果か分からないが、何とか二人の硬直は解けたようだが、二人ともまだ顔色は悪いままで困ったような表情を浮かべて何も言葉を発しない。
次に彼らにどう話し掛けようかと私が悩んでいると、それまで静かに座っているだけだった隣のジュリアーナが突然声を発した。
「マッシモ、モーリス。ルリエラ理術師はアジュール商会があなた達に紹介したお客様です。この方の身元などに関して全てわたくしが保証いたします。だから、安心してお話してください」
ジュリアーナはとっても素敵な笑顔を浮かべている。怒っている様子も威圧的な感じもしない。
寧ろ、とても朗らかで優しげな包容力満点の笑顔だ。私の笑顔以上に人を安心させる力を持っている。
でも、二人には安心した様子は無く、先程とは違う理由で先程以上に顔色を悪くして、泣きそうな顔をしている。
ジュリアーナの言葉で私が思っていた以上に二人は私を怪しんで警戒していたことが分かった。
初対面のただの小娘にしか見えない私が専門的なガラスの製造法を口に出すのは他のガラス工房のスパイとして疑われても仕方が無いことだ。
この世界では基本的に自分と直接関わりのないことを本で読んだり、テレビで観たり、学校で習ったりして知ることはできない。
識字率が高くなく、本も高価で簡単には手に入れられない。義務教育も無く、誰でも利用できる無料の図書館も存在していない。
専門的な知識と技術はその専門的な知識と技術を持っている人に会って口頭で直接教えてもらうことでしか得ることはできない。
だから、専門的なことを知っている人間は普通は同業者しかあり得ない。二人が勘違いしてしまうのも仕方が無い。
認定理術師という地位や立場について詳しく知らなければ、私という人間はただのアジュール商会から紹介されたちょっと特別で変わったお客さんでしかない。
普通のお客さんであれば、オーダーメイドでどのような形や色や模様のガラスの品を作るかという注文を承るだけだろう。
職人でもないただの一般人の小娘なのに、専門的な知識を持っているお客さんというのはこれまで見たことも接したことも無かったに違いない。
反射的に、私がどこかのガラス工房のスパイで、この工房の製造法を探りに来たのかもしれないと思って警戒してしまうのも無理はない。
モーリスが私にいきなり脱色剤について質問をしたときは好奇心に駆られていてそこまで深く考えていなかったようだが。
しかし、アジュール商会からの紹介である私を疑うことはアジュール商会も疑うことになる。
私への疑いを態度で表に出せば商会との信頼関係を損なうことになる。だから、変な態度を取ることはできない。
最初のやり取りで私がそれなりに高い地位にいることは理解しているから下手なことを言うこともできない。
二人は私が思っていた以上に混乱状態に陥っており、どうすればいいか分からずに困っていたようだ。
そこにジュリアーナが横から口を出して、二人に助け船を出した。
「自分が責任を持つから話しなさい」と一種の命令のようなことをしてくれた。
自分たちの考えをジュリアーナに把握されていたと知ってしまった二人の顔色が優れないのは無理もない。
これ以上口を閉ざしていれば、それこそアジュール商会を敵に回すことになってしまう。
マッシモは緊張した面持ちで顔色が悪いままだが、腹をくくったのか表情を改めて意を決して口を開いた。
「…詳しい材料やその配合や比率などの調合法は工房ごとの秘法であり、限られた子弟にだけ口伝で伝えるものです。ですから…」
モーリスはとても悲壮な、それでいて固い意志を感じさせる強い眼差しで私を見ながら、絞り出すように言葉を発している。
私は盛大に誤解しているモーリスの言葉を慌てて叫ぶようにして遮った。
「私は自分の望むものをあなた方に作っていただきたいだけです!専門家ではないので突拍子もないことを訊いたりするかもしれませんが、答えられない場合は『答えられない』と答えていただいて全く構いません!!」
私が製造法について無理強いして聞き出そうとしていないと分かったことで、二人は明らかにホッと安堵の息を吐き、顔色が徐々に良くなっていった。
誤解が解けたようで私も安堵の表情を浮かべながら、ちらりと隣のジュリアーナを見ると彼女は我関せずとばかりに悠々と優雅にお茶を飲んでいる。
二人が盛大に誤解していたのにはジュリアーナの笑顔の迫力のせいではないかとも思うが何も言えない。ジュリアーナが何かを明確に指示したわけではなく、二人が勝手に勘違いしただけだ。
「あなた達の非礼は見逃してあげるから、洗いざらい全て話しなさい」と脅されたと二人は受け取っていたみたいだ。
「私が知っているガラスの製造法は学園の古い蔵書に記載されていたもので、私は自分でガラスを製造する予定はありません。ただ、私の研究のために私が望むガラスが欲しいだけです。そのために必要なことですのでいろいろとお訊ねさせていただきますが、無理に答える必要はありません。ガラスの材料が分からなければ脱色剤についても調べることができないのでいくつかお訊ねしますが、あなた方の秘伝を知りたいのではなくあなた方のお役に立ちたいだけです。私は自分の望むものをあなた方に作っていただきたいだけですから」
私は再び念押しして、話せないことがあることはこちらも十分に理解しているので、話したくないことは話さなくても何も問題は無いということを強調した。
二人はまるで命の恩人に向けるかのような感謝の眼差しを私に向けてきた。
私がジュリアーナの横暴から二人を救ったことになっているようだ。
ジュリアーナは我関せずとお茶を飲んでいるので、私も何も言わないことにする。
おかげでその後の会話はそれなりにスムーズに進んでくれた。
これが血の繋がりのある親子だからなのか、師弟としての関係性に由来するものなのかまでは分からない。
でも、この短時間で二人の考え方、感じ方が似通っていて、互いに互いを信じて大切にしていることは分かった。
マッシモは口下手で人とのやり取りが不器用な職人気質の人間だ。そんなマッシモをモーリスが必死にフォローしている。
そのフォローをマッシモは息子や弟子に助けられて恥だとか、格好悪いとか、余計なことだと怒らず、嫌がらず、疎まずに自然に受け入れている。
この二人から互いの深い信頼関係を感じられる。
そんな二人の様子を羨ましく感じていた。
だから、決して二人を困らせようと思って突っ込んだ質問をしたわけではない。
私の突っ込んだ質問に二人は真っ青になって完全に固まってしまっている。
顔も体型も似ていない親子なのに、全く同じ表情で全く同じ体勢で同じ様に固まっている姿がなぜか微笑ましい光景に見えてくる。
私としてはこの微笑ましい光景をもう少し観賞しているのも悪くは無いが、二人の心臓には悪い影響がありそうだ。
二人の硬直と顔色改善のために二人の心労を解消しようと私は二人に向けて安心させるような落ち着いた笑顔を見せる。
「学園の図書館には数万冊の蔵書が保管されています。私がお尋ねしたガラスの製造法は学園の書物に記されていた100年ほど前の外国のガラスの製造法です。書物で読んだだけで実際の作り方を見たことはありませんし、現在の最新のガラスの製造法に関しての知識もありません。私は理術専門の理術師ですので、ガラスを専門に研究していませんし、ガラス職人でもありませんので、あなた方のような専門家に教えていただきたいのです」
私の笑顔の効果か言葉の効果か分からないが、何とか二人の硬直は解けたようだが、二人ともまだ顔色は悪いままで困ったような表情を浮かべて何も言葉を発しない。
次に彼らにどう話し掛けようかと私が悩んでいると、それまで静かに座っているだけだった隣のジュリアーナが突然声を発した。
「マッシモ、モーリス。ルリエラ理術師はアジュール商会があなた達に紹介したお客様です。この方の身元などに関して全てわたくしが保証いたします。だから、安心してお話してください」
ジュリアーナはとっても素敵な笑顔を浮かべている。怒っている様子も威圧的な感じもしない。
寧ろ、とても朗らかで優しげな包容力満点の笑顔だ。私の笑顔以上に人を安心させる力を持っている。
でも、二人には安心した様子は無く、先程とは違う理由で先程以上に顔色を悪くして、泣きそうな顔をしている。
ジュリアーナの言葉で私が思っていた以上に二人は私を怪しんで警戒していたことが分かった。
初対面のただの小娘にしか見えない私が専門的なガラスの製造法を口に出すのは他のガラス工房のスパイとして疑われても仕方が無いことだ。
この世界では基本的に自分と直接関わりのないことを本で読んだり、テレビで観たり、学校で習ったりして知ることはできない。
識字率が高くなく、本も高価で簡単には手に入れられない。義務教育も無く、誰でも利用できる無料の図書館も存在していない。
専門的な知識と技術はその専門的な知識と技術を持っている人に会って口頭で直接教えてもらうことでしか得ることはできない。
だから、専門的なことを知っている人間は普通は同業者しかあり得ない。二人が勘違いしてしまうのも仕方が無い。
認定理術師という地位や立場について詳しく知らなければ、私という人間はただのアジュール商会から紹介されたちょっと特別で変わったお客さんでしかない。
普通のお客さんであれば、オーダーメイドでどのような形や色や模様のガラスの品を作るかという注文を承るだけだろう。
職人でもないただの一般人の小娘なのに、専門的な知識を持っているお客さんというのはこれまで見たことも接したことも無かったに違いない。
反射的に、私がどこかのガラス工房のスパイで、この工房の製造法を探りに来たのかもしれないと思って警戒してしまうのも無理はない。
モーリスが私にいきなり脱色剤について質問をしたときは好奇心に駆られていてそこまで深く考えていなかったようだが。
しかし、アジュール商会からの紹介である私を疑うことはアジュール商会も疑うことになる。
私への疑いを態度で表に出せば商会との信頼関係を損なうことになる。だから、変な態度を取ることはできない。
最初のやり取りで私がそれなりに高い地位にいることは理解しているから下手なことを言うこともできない。
二人は私が思っていた以上に混乱状態に陥っており、どうすればいいか分からずに困っていたようだ。
そこにジュリアーナが横から口を出して、二人に助け船を出した。
「自分が責任を持つから話しなさい」と一種の命令のようなことをしてくれた。
自分たちの考えをジュリアーナに把握されていたと知ってしまった二人の顔色が優れないのは無理もない。
これ以上口を閉ざしていれば、それこそアジュール商会を敵に回すことになってしまう。
マッシモは緊張した面持ちで顔色が悪いままだが、腹をくくったのか表情を改めて意を決して口を開いた。
「…詳しい材料やその配合や比率などの調合法は工房ごとの秘法であり、限られた子弟にだけ口伝で伝えるものです。ですから…」
モーリスはとても悲壮な、それでいて固い意志を感じさせる強い眼差しで私を見ながら、絞り出すように言葉を発している。
私は盛大に誤解しているモーリスの言葉を慌てて叫ぶようにして遮った。
「私は自分の望むものをあなた方に作っていただきたいだけです!専門家ではないので突拍子もないことを訊いたりするかもしれませんが、答えられない場合は『答えられない』と答えていただいて全く構いません!!」
私が製造法について無理強いして聞き出そうとしていないと分かったことで、二人は明らかにホッと安堵の息を吐き、顔色が徐々に良くなっていった。
誤解が解けたようで私も安堵の表情を浮かべながら、ちらりと隣のジュリアーナを見ると彼女は我関せずとばかりに悠々と優雅にお茶を飲んでいる。
二人が盛大に誤解していたのにはジュリアーナの笑顔の迫力のせいではないかとも思うが何も言えない。ジュリアーナが何かを明確に指示したわけではなく、二人が勝手に勘違いしただけだ。
「あなた達の非礼は見逃してあげるから、洗いざらい全て話しなさい」と脅されたと二人は受け取っていたみたいだ。
「私が知っているガラスの製造法は学園の古い蔵書に記載されていたもので、私は自分でガラスを製造する予定はありません。ただ、私の研究のために私が望むガラスが欲しいだけです。そのために必要なことですのでいろいろとお訊ねさせていただきますが、無理に答える必要はありません。ガラスの材料が分からなければ脱色剤についても調べることができないのでいくつかお訊ねしますが、あなた方の秘伝を知りたいのではなくあなた方のお役に立ちたいだけです。私は自分の望むものをあなた方に作っていただきたいだけですから」
私は再び念押しして、話せないことがあることはこちらも十分に理解しているので、話したくないことは話さなくても何も問題は無いということを強調した。
二人はまるで命の恩人に向けるかのような感謝の眼差しを私に向けてきた。
私がジュリアーナの横暴から二人を救ったことになっているようだ。
ジュリアーナは我関せずとお茶を飲んでいるので、私も何も言わないことにする。
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