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第7章 私はただ自由に空が飛びたいだけなのに
44 誘拐⑥ 証明
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私が瞬きもせずにブリジットが隠しているネックレスを無言で見つめていると、ブリジットは私の視線の圧に耐えかねて喚き散らし始めた。
「な、何よ!そんなに物欲しそうに見て、何か文句でもあるの!?」
「……いえ、私が失くしたネックレスにとてもよく似ていると思ったので……」
私は笑顔でブリジットの怒声を受け流しながら、しっかりとブリジットと目を合わせる。
ブリジットは私が自分の怒声に怯えもせず、悪びれもせずに堂々と見返されたことに逆に動揺して目を逸らした。
それでも強気な姿勢は崩さずに手で押さえて隠していたネックレスを逆に指で掴んで見せつけてきた。
「似ているって言っても、これがあなたの物だという証拠なんてどこにも無いでしょ!どこかにあなたの名前でも書いてあるならあなたの物だと証明できるでしょうけど、そんなこと出来るはずがないわ‼」
ブリジットは端から証明など出来るはずがないと勝ち誇りながら、ネックレスを摘み上げて私を挑発するように揺らす。
ブリジットは自ら墓穴を掘った。
取り戻すチャンス到来に私は拳を握り込むことで喜びを抑えて、表情を変えずに告げる。
「そちらが私のネックレスであれば私の物だと証明できますよ。そのネックレスをお借りしてもよろしいですか?」
私は手の平をブリジットへ差し出した。
「そ、そんなこと出来るはずがない!このネックレスのどこにも名前なんて記されていないのだから‼」
「それなら私が確認しても問題ありませんよね?証明できなければすぐにお返ししますので、どうか見せていただけないでしょうか」
ブリジットは私の申し出を疑いながらも、証明など出来るはずがないと高を括り渋々自分の首からネックレスを外して渡しの手の平の上に置いた。
私はネックレスをじっと眺め、ガラス玉を持ち上げて角度を変えて確認していく。
やはりこのネックレスは私の物だ。間違いない。
「……リース男爵夫人、このネックレスは私が失くした物です。間違いありません」
「──な、何を根拠にそんなことを言ってるの!?どこにもあなたの物だという証拠なんて無いじゃない‼」
ブリジットは喚き散らしながら、ネックレスを返せて迫った。
そこに冷静な声が割り込んできた。
「ブリジット、落ち着きなよ。……それでマルグリットはそのネックレスが自分の物だとどうやって証明するのかな?」
面白い見世物の続きを求めるようにヨルデンが私へ問いかけてきた。
「……こちらを見てください」
私はガラス玉の留め金を真下にして逆さまに持ち、全員に証拠を示す。
「ネックレスとして首に掛けている時は銀箔がただ不規則に散りばめられているだけのように見えますが、こうして真下の部分を真上から見るとはっきりとした柄が見えます」
私が説明すると、夜空の星座を示すような点のような銀箔の点と点を線で結ぶとルリエラのルを表す貴族文字が浮かび上がる。
全員がその意味を理解して息を呑んだ。
これは職人の遊び心だ。
一流の職人が計算して、繊細な手仕事によりこの模様が隠されている。
「こ、こんなものただの偶然に違いないわ!偶々こんな柄に見えるというだけで、証拠になんてなるはずがない!!」
ブリジットはまだ諦め悪く難癖をつけてきた。
「百歩譲ってこの柄が偶然の産物だとしても、このような偶然がいくつもある筈はありません。私の物にはこのようにルリエラの『ル』の貴族文字の柄がありました。このネックレスを贈ってくれた方に確認を取れば証言してくれます。逆にこれがあなたの物だとあなたは証明出来ますか?」
完全に形勢逆転した。
ブリジットは悔しそうにしながら口を噤んでいる。
ブリジットには何の証明も出来ない。
お店で買った物でもなく、他人から贈られた物でもないからどこにもブリジットの物だという証拠は存在しない。
いくら待ってもブリジットは黙って私を睨んでいるだけ。
私はブリジットが黙っていることを「証明出来ない」と言っているのだと都合よく受け取った。
「リース男爵夫人、私のネックレスを拾ってくださりどうもありがとうございました」
私は笑顔でブリジットに礼を述べて、ネックレスを自分の手の平に握り込んだ。二度と失くさないように、しっかりと確保する。
穏便に済ますためにブリジットが私のネックレスを盗んだとは責めない。
一時の気の迷いでネックレスを盗んでしまっただけのことをわざわざ危険を犯して非難はしない。
これ以上、ブリジットを追い詰めて逆上させると危険だ。私は誘拐されて捕まっている立場だ。
この媒体となるガラス玉を取り戻せたのだから他のことは目溢ししよう。
しかし、穏便に済まそうという私の考えは甘かった。
ブリジットは私からのお礼をどう受け取ったのか、なぜか媚びを売るように上目遣いで私を見つめてくる。
「ねぇ、そのネックレス本当に素敵ね。あたしそれが気に入ったの。あたしに感謝してるならそれをあたしに頂戴!」
ブリジットが図々しくも悪びれもせずに堂々とネックレスを強請ってきた。
私は困惑しながらも「これは大切な人から贈られた物だからあげられません」とはっきりと断った。
断られると思っていなかったのか、ブリジットは驚いたような理解できないというかのような視線を私に向けると、先程までの甘えるような表情を豹変させて、憎々しげに私を睨みつけてくる。
「──それはあたしの物よ!つべこべ言わずに大人しく渡しなさい!!」
ブリジットは何をトチ狂ったのか、私から無理矢理ネックレスを奪い取ろうとして私に掴みかかってきた。
まさか強硬手段に出るとは思っていなかった私はブリジットから逃げることが出来ずに腕を掴まれる。
私は奪われまいとブリジットに抵抗し、卓を挟んで揉み合いになった。
ブリジットは私が右手に握り込んでいるネックレスを奪おうとして、右手を無理矢理こじ開けようとしてくる。
私は必死にブリジットを引き離そうとして、右手のネックレスに注意を向けているブリジットを左手で力任せに突き飛ばした。
奪い取ることしか考えていなかったブリジットは不意打ちをくらって思いの外激しく豪快に倒れてしまう。
その拍子に卓の上のインク壺が倒れてサイン待ちの書類とブリジットの服にインクが飛び散った。
狙った訳では無い。しかし、棚からぼたもちみたいにこれでサインが出来なくなったので当面はサインの心配をしなくても良くなった。
私はその台無しになった書類を眺めて一瞬安堵の表情が浮かべそうになる。
しかし、それよりも前にブリジットの泣き声が響きそちらへ視線を向けるとブリジットがまるで小さな子どものように床に座り込んでわんわん泣いている。
「うえ~ん、ひ、ひどい~、うわ~ん!あ、あたしの、あ、あれは、あたしのなのにーー!!」
いい大人がまるで駄々をこねる幼児のように、いや、恥も外聞もなくまさに幼児のように駄々をこねている。
私はブリジットのあまりの醜態に呆気にとられ、ブリジットが私に悪びれもせずにネックレスを強請った厚顔さ、私から無理矢理ネックレスを奪おうとした強引さ、私のネックレスを証拠も示せないのに自分の物だと言い張る理不尽さに怒りを覚えるよりも途方に暮れてしまった。
「な、何よ!そんなに物欲しそうに見て、何か文句でもあるの!?」
「……いえ、私が失くしたネックレスにとてもよく似ていると思ったので……」
私は笑顔でブリジットの怒声を受け流しながら、しっかりとブリジットと目を合わせる。
ブリジットは私が自分の怒声に怯えもせず、悪びれもせずに堂々と見返されたことに逆に動揺して目を逸らした。
それでも強気な姿勢は崩さずに手で押さえて隠していたネックレスを逆に指で掴んで見せつけてきた。
「似ているって言っても、これがあなたの物だという証拠なんてどこにも無いでしょ!どこかにあなたの名前でも書いてあるならあなたの物だと証明できるでしょうけど、そんなこと出来るはずがないわ‼」
ブリジットは端から証明など出来るはずがないと勝ち誇りながら、ネックレスを摘み上げて私を挑発するように揺らす。
ブリジットは自ら墓穴を掘った。
取り戻すチャンス到来に私は拳を握り込むことで喜びを抑えて、表情を変えずに告げる。
「そちらが私のネックレスであれば私の物だと証明できますよ。そのネックレスをお借りしてもよろしいですか?」
私は手の平をブリジットへ差し出した。
「そ、そんなこと出来るはずがない!このネックレスのどこにも名前なんて記されていないのだから‼」
「それなら私が確認しても問題ありませんよね?証明できなければすぐにお返ししますので、どうか見せていただけないでしょうか」
ブリジットは私の申し出を疑いながらも、証明など出来るはずがないと高を括り渋々自分の首からネックレスを外して渡しの手の平の上に置いた。
私はネックレスをじっと眺め、ガラス玉を持ち上げて角度を変えて確認していく。
やはりこのネックレスは私の物だ。間違いない。
「……リース男爵夫人、このネックレスは私が失くした物です。間違いありません」
「──な、何を根拠にそんなことを言ってるの!?どこにもあなたの物だという証拠なんて無いじゃない‼」
ブリジットは喚き散らしながら、ネックレスを返せて迫った。
そこに冷静な声が割り込んできた。
「ブリジット、落ち着きなよ。……それでマルグリットはそのネックレスが自分の物だとどうやって証明するのかな?」
面白い見世物の続きを求めるようにヨルデンが私へ問いかけてきた。
「……こちらを見てください」
私はガラス玉の留め金を真下にして逆さまに持ち、全員に証拠を示す。
「ネックレスとして首に掛けている時は銀箔がただ不規則に散りばめられているだけのように見えますが、こうして真下の部分を真上から見るとはっきりとした柄が見えます」
私が説明すると、夜空の星座を示すような点のような銀箔の点と点を線で結ぶとルリエラのルを表す貴族文字が浮かび上がる。
全員がその意味を理解して息を呑んだ。
これは職人の遊び心だ。
一流の職人が計算して、繊細な手仕事によりこの模様が隠されている。
「こ、こんなものただの偶然に違いないわ!偶々こんな柄に見えるというだけで、証拠になんてなるはずがない!!」
ブリジットはまだ諦め悪く難癖をつけてきた。
「百歩譲ってこの柄が偶然の産物だとしても、このような偶然がいくつもある筈はありません。私の物にはこのようにルリエラの『ル』の貴族文字の柄がありました。このネックレスを贈ってくれた方に確認を取れば証言してくれます。逆にこれがあなたの物だとあなたは証明出来ますか?」
完全に形勢逆転した。
ブリジットは悔しそうにしながら口を噤んでいる。
ブリジットには何の証明も出来ない。
お店で買った物でもなく、他人から贈られた物でもないからどこにもブリジットの物だという証拠は存在しない。
いくら待ってもブリジットは黙って私を睨んでいるだけ。
私はブリジットが黙っていることを「証明出来ない」と言っているのだと都合よく受け取った。
「リース男爵夫人、私のネックレスを拾ってくださりどうもありがとうございました」
私は笑顔でブリジットに礼を述べて、ネックレスを自分の手の平に握り込んだ。二度と失くさないように、しっかりと確保する。
穏便に済ますためにブリジットが私のネックレスを盗んだとは責めない。
一時の気の迷いでネックレスを盗んでしまっただけのことをわざわざ危険を犯して非難はしない。
これ以上、ブリジットを追い詰めて逆上させると危険だ。私は誘拐されて捕まっている立場だ。
この媒体となるガラス玉を取り戻せたのだから他のことは目溢ししよう。
しかし、穏便に済まそうという私の考えは甘かった。
ブリジットは私からのお礼をどう受け取ったのか、なぜか媚びを売るように上目遣いで私を見つめてくる。
「ねぇ、そのネックレス本当に素敵ね。あたしそれが気に入ったの。あたしに感謝してるならそれをあたしに頂戴!」
ブリジットが図々しくも悪びれもせずに堂々とネックレスを強請ってきた。
私は困惑しながらも「これは大切な人から贈られた物だからあげられません」とはっきりと断った。
断られると思っていなかったのか、ブリジットは驚いたような理解できないというかのような視線を私に向けると、先程までの甘えるような表情を豹変させて、憎々しげに私を睨みつけてくる。
「──それはあたしの物よ!つべこべ言わずに大人しく渡しなさい!!」
ブリジットは何をトチ狂ったのか、私から無理矢理ネックレスを奪い取ろうとして私に掴みかかってきた。
まさか強硬手段に出るとは思っていなかった私はブリジットから逃げることが出来ずに腕を掴まれる。
私は奪われまいとブリジットに抵抗し、卓を挟んで揉み合いになった。
ブリジットは私が右手に握り込んでいるネックレスを奪おうとして、右手を無理矢理こじ開けようとしてくる。
私は必死にブリジットを引き離そうとして、右手のネックレスに注意を向けているブリジットを左手で力任せに突き飛ばした。
奪い取ることしか考えていなかったブリジットは不意打ちをくらって思いの外激しく豪快に倒れてしまう。
その拍子に卓の上のインク壺が倒れてサイン待ちの書類とブリジットの服にインクが飛び散った。
狙った訳では無い。しかし、棚からぼたもちみたいにこれでサインが出来なくなったので当面はサインの心配をしなくても良くなった。
私はその台無しになった書類を眺めて一瞬安堵の表情が浮かべそうになる。
しかし、それよりも前にブリジットの泣き声が響きそちらへ視線を向けるとブリジットがまるで小さな子どものように床に座り込んでわんわん泣いている。
「うえ~ん、ひ、ひどい~、うわ~ん!あ、あたしの、あ、あれは、あたしのなのにーー!!」
いい大人がまるで駄々をこねる幼児のように、いや、恥も外聞もなくまさに幼児のように駄々をこねている。
私はブリジットのあまりの醜態に呆気にとられ、ブリジットが私に悪びれもせずにネックレスを強請った厚顔さ、私から無理矢理ネックレスを奪おうとした強引さ、私のネックレスを証拠も示せないのに自分の物だと言い張る理不尽さに怒りを覚えるよりも途方に暮れてしまった。
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