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お題/リラックス 五年目 春
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君は上品にお茶を飲み綺麗な所作で器を戻す。中身は空だ。母がそれを満たすのを何度か見た気がする。礼を言って君はまた手を伸ばす。
「飲み過ぎじゃん」
「美味しくて」
その笑顔がよそいきだ。
器を置かせ、頬をつついて「トイレ行こ」と手を引いた。ふくれてドア閉めたのは、いつもの君。
「飲み過ぎじゃん」
「美味しくて」
その笑顔がよそいきだ。
器を置かせ、頬をつついて「トイレ行こ」と手を引いた。ふくれてドア閉めたのは、いつもの君。
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