蔵と有坂

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お題/アドバイス 四年目 冬

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 僕の中に住む魔女は静かな隙を突いて囁く。彼女の声は心地よく染み込み、時には共に憤り時には共に涙を流して、僕にアイディアをこっそり教えてくれる。
でも一度も従ったことはないんだ。だって知ってるこれは魔女。目の前の君を見れば分かるさ、奈落への道標だと。
 甘いだけの優しさは毒だね。
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