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15、触り
しおりを挟むついに発音記号が完成した。
シュトンさんに見せにいったら、とても喜んでくれて、書き写したいから半日貸してくれといわれた。
印帳は他人が触ると反発するっていってたけど、恐る恐る手渡してみると、シュトンさんにはなんの影響もなかった。
事前に旬さんやクランにも触ってもらっていたから、大丈夫だろうとは思っていたけれど、わたしの浮はたぶん反発する力もないほどに弱いってことだろう。
ま、もはや期待していないから別にいいけど。
「あ、クラン! コルグさんに呼ばれてるんだけど、そろそろ訪ねてもいいかな?」
「ええ、大丈夫です。今自室にいるはずです」
「ありがとう」
まだ知らない言葉は多いけど、日常会話やハナムンの一般的な地名や固有名詞なんかはだいぶ身についた。発音もほとんど難なくできるようになった。耳と口が慣れてきたんだね。
ハナムンの風習や慣習についてはまだまだ勉強不足だけど、お寺の中では、ムラークくんを困らせるような失敗はもうしてない。
「美波浮者、旬浮者、お二人にはそろそろ普通の民の生活を経験して頂こうかと思っております」
コルグさんが突然こんなことをいいだしたので、わたしは慌ててしまった。
「えっ、わたしたち、もう出て行かなきゃだめなんですか?」
「寺のほうから出て行って欲しいなどとは、露とも思っておりません。いてくださるのなら、いつまででもサイシュエンのこの寺に逗留していただきたいと存じます」
「よかった……。イスウエンに行くってお話した手前、いつまでもいてはいけないのかと思ったもので……。皆様のお気遣いには、本当に感謝しています。いえ、感謝しかありません」
旬さんは用意された筆をとって、紙に書きだした。
「街に案内してもらえるということか?」
「はい。旬浮者は術式の参考に、見世物芸人をご覧になりたいとおっしゃっていましたし、ゼンジからは美波浮者の体力もついてきたと聞いております。そろそろ一度首都をご覧になるのがよろしいかと思います」
サイシュエンの首都マロー。シュウカイ大名一族の住む領内一番の大きな街だ。トラントランから二〇〇里余り。
この国での一里はおよそ三キロ。六〇〇キロの道のり。
東京から大阪まで、およそ五〇〇キロ。
京都も越えて兵庫までいく距離だ。
「い、いきなりそんな遠出、わたしにできるか……」
「大丈夫ですよ。道中は馬か、もしくは馬車で行きます。徒歩でいく距離はそれほどございません」
「う、馬……? わたし、乗馬なんてやったことないし」
「御心配には及びません。流術を込めた馬具を用意しました」
「う……」
ど、とうしても、行くんですね……?
旬さんはその様子を見たいとさっそく乗り気だ。
もう……、人の気も知らないで。
コルグさんの手配で、ゼンジさんとマシンくんが馬を準備してくれた。
着替えたわたしは、初めての乗馬に既に緊張している。
コルグさんがわたしを落ち着かせるようににっこりと笑って見せた。
「今回の旅には、この二人を同行させます。当日までにあと四名の同行者をつけます。皆、旅慣れた者を選ぶ予定ですので、心配には及びません」
「美波浮者の世話は僕に任せてくださいよ!」
「う、うん……」
ゼンジさんが、うきうきとしている。
うわあ、あの顔は、わたしが体調崩すのを楽しみにしている顔だ……。
ありがたいやら、ありがたくないやら……。
「未熟者ですが、美波浮者と旬浮者に同行を許していただき光栄です。よろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしくね」
マシンくんがいるなら、楽しい旅になりそう。
弟みたいで気兼ねがないし、いい子なんだもん。
わたしよりずっと頭もいいし。
あ、クワンランも持っていってくれるかな?
後で聞いてみようっと。
「早速、やってみましょう」
馬と触れ合い、お互いに認識してから、ゼンジさんの手を借りて馬にまたがった。かなりびくついていたはずだけれど、いざまたがると、怖さよりも心地よさの方が勝った。
「あ、あれ……なんか、思ってたより……」
「少し歩きますよ」
マシンくんがゆっくり馬の手綱を引きながら修練場を回ってくれた。
「実際の道中も、こんな感じで僕か他の僧侶が手綱を引きます」
「これなら、全然怖くないよ」
「もう少し続けますね」
しばらく歩き回った後、元の場所でゼンジさんに降ろしてもらった。
「いかがでしたか? お体のご負担も少ないはずです」
「コルグさん、ありがとうございます。思ったより怖さも辛さもなかったです。これなら、行けそうな気がしてきました」
「それはようございました。ただし、乗るときには必ず、この馬具をお使いください。揺れによる衝撃や疲労感を減らすよう、術をかけてあります。それから、馬の気性を安定させる効果も付与してあります」
「へえ、そうなんだ、すごい……」
わたしの肩にいた旬さんが唐突に、鞍に飛び移った。
まるで警察犬のように丹念に馬具を観察している。
「どう、旬さん?」
旬さんがわたしの手に戻ってきた。
「とてもつよいリューのちから。あみめがこまかい」
「編み目?」
旬さんにいわせると、細かい術の内容が付与されたものは、文字が編み目のように連なって見えるのだそうだ。
わたしには、編み目どころか、流の力の気配すらよくわからない。
「旬さんの術の参考になりそう?」
「むつかしい」
「旬浮者、普通の鞍を認識するのは難しいと伺っていますが、既に流術の施されたこの鞍に浮の力を注いでみてはいかがでしょうか?」
「やってみよう」
旬さんはもう一度鞍に飛び移った。
表面に手のひらを押し付け、しばらくじっとしていたが、すぐにわたしの手に戻ってきた。
「だめだ。ちからがはんぱつする。とけあわない」
「そうなの? 浮と流は似た性質を持っているはずじゃ」
「それは、わしの持つ流の触りと、旬浮者の持つ浮の触りが異なるからでしょう。旬浮者の方がはるかに力が強いので、塗り替わるのではないかと期待したのですが」
ちょっと、専門的な話みたいで、よくわからない……。
「コルグさん、そのサワリというのはなんでしょうか?」
「触りを、浮流の力が見えない方に説明するのは難しいのですが、いうなれば、浮流の手触りです。力の見えるものには、第六の感覚というべきか、この触りの感覚が自然と働くのです。種類はおおむね、六つあります」
「おれのふは、ザラザラしている。コルグさんは、けいとみたいなかんじ」
「へえ……、その触りが同じなら術が溶け合う、ってことですか?」
「その可能性は大です」
触り、かあ……。
浮のないわたしは、ほかの人や物の浮流をもあまり感じないから、ぜんぜんわからなかった。
確かに、そんなふうに感じられるなら、浮者や流者の力は、つかみどころのない不思議なものとして一緒くたにされることはなく、いろんな方向性や個性が生まれそう。
「ちなみに、ゼンジはビニールのなわとびみたいで、だんりょくがあってのびるちぢみする。マシンは、コットンとか、かみに、にてる。のびたりひろがったりはしないけど、ひじょうに、ここちいい」
それを伝えると、ふたりともすごく喜んだ。
他人の触りをそこまではっきりと知覚して、表現できる人は少ないのだという。
それなら、わたしはどんな触りなんだろう?
「みなみは、ちぎれた、くものいと」
蜘蛛の糸……。
……なにそれ。
聞かなきゃよかった。
その数日後、乗馬の訓練が日課となったわたしたちのもとに、ちょっと変わったことが起こった。
その日はクランも一緒で、訓練が終わった後に、ゼンジさんが差し入れてくれた水あめのお菓子を食べているときだった。
「ハナムンのお菓子は、いつもこのお花みたいな匂いがするね?」
「これは、クランの花の香りです」
「え、クランと同じ名前なの?」
「そうです。わたしの名は花の名前からつけられたんです。美波浮者の名はどんな由来ですか?」
「わたしは、美しい、波って書くの」
「わあ、海の名前ですね。わたし、まだ海には行ったことがありません。旅の間どこかで、きっと海を見ることもできますよ」
「だといいなあ。もし海にいったら、クランに似合う貝殻を拾ってくる。それで、クランになにか作ってあげる」
「えっ、ほんとうですか!」
クランは子どもみたいに目を輝かせた。
お嬢様なのに、装飾品らしいものをつけていないから、もしかしたらと思ったけど、よかった、よろんでもらえそう。
実は、わたしの手先は結構器用なのだ。
高校の時、文化祭でミサンガやビーズアクセサリーを作って、売ったお金を寄付するという催しをクラスでやった。
自慢じゃないけど、わたしの作ったものが一番先に売り切れた。
ていうか、本当は、お土産を買ってきてあげたいけど、わたしにはお金がない……。
安上がりでごめん。
そんな話をしていると、修練場の端にいた小坊主さんたちにマシンくんが呼ばれて行った。
しばらくして、マシンくんが戻ってくると、なんだかとてもいいづらそうに口をもごもごとさせた。
「その……、先日、流の触りを見ていただいた話をしましたところ……、ゆ、友人たちも、できれば見てほしいと申しておりまして……」
この話に目を丸くしたのは、クランだった。
「旬浮者にそのようなことをお願いするつもりなのですか! 自分たちの努力を棚上げして、浮者のお力に縋るなんて、恥を知りなさい!」
「す、すみませんっ……!」
「え、待って、クラン。なにかいけないの? マシンくんとゼンジさんの触りは、旬さんとわたしが勝手に話しちゃっただけなんだけど……」
クランの説明によると、浮流の修行において、触りを制御することはとても大切なことなのだそうで、自分の触りを、なりたい流者の触りに近づけることによって、その力は大きく磨かれるのだという。例えば、マシンくんだったら、クワンランの師父であるターマンさんの触りに近づくように鍛錬することで、クワンランのセンスや技術を高めることができるのだという。
「んん……? それって、いいことじゃないの?」
「自らの試行錯誤によってそれを見つけるのが修行です! 楽をしようとするなど、僧侶の風上にも置けません!」
クランがこれほど怒っているのは、なにか意味があるんだろう。
マシンくんも友達に頼まれちゃって、仕方なく口にしたんだろうな。
ゼンジさんが、ぷっと噴出した。
「クランは、コルグ様に憧れて、できもしないのに死にかけるまで触りの訓練をしたからな。クランに比べたら、なにをさせても楽してるんだろうさ」
「う、うるさい! あんたは黙ってなさいよ!」
わたしがクランを見つめると、クランはきまり悪そうな顔をした。
「わたしは父を尊敬してました。もちろん今もです。だから、父みたいになりたくて、みんなが止めるのにもかかわらず、荒行を繰り返しました。百日行脚という行で、わたしは八十三日目に倒れてしまって……。だから、ちょっと、その……、今の小坊主たちのふがいなさに腹が立っただけなのです」
「ちなみに、百日行脚は大の大人でも、血へどを吐いて下痢を繰り返しても、なお看破できない荒行のひとつなんですよ。それを、十四の小娘が挑戦しようだなんて、無茶もいいところだと思いませんか?」
「……それは、クラン、すごいよ……」
「わたしの場合、触り以前に流の量が少なすぎて、お話になりませんでしたけれど……」
「クランを尊敬するよ。普通そこまでできないと思う」
頑固で気が強いとは思っていたけど、ここまでだとは思わなかった。
でもそっか、だとすると、やっぱりマシンくんのお願いでも、これは聞くべきじゃないのかな……?
ゼンジさんはどこか仕方ないなあという顔でクランを見つめる。
「僕もクランのそういうところ、尊敬してる。ただ、その頑固さはいつもちょっと度が過ぎると思うけどな」
「……、わたし個人の意見を述べただけです! 旬浮者がお許しになるのであれば、わたしはなにもいうつもりはありません!」
なるほど。
どうする、旬さん?
「マシンくん、旬さんは構わないっていってるよ」
「ほ、本当ですか!」
マシンくんに連れられて、年若い小坊主くんたちがわらわらと集った。
あれ、いつの間にか、大人たちまで増えているけど……。
旬さんがひとりひとりの触りをわたしの手に書いていく。
旬さんの書くものを持ってきておけばよかったね。
「ムラークくんとシュトンさんはとても触りが似ているそうです。なんか、わかる気がしますね」
「ぼ、僕はどうでしょうか? 僕はカーツ様のように武を極めたいのですが」
「えーっと、サンクーくんはどっちかというと、コルグさんとおなじ毛糸タイプだそうです」
「毛糸? ですか……?」
あれー。
こりゃ多すぎて、収拾がつかなくなってきた。
ちょっと、書いて整理しよう。
わたしはしばらくみんなを待たせて、コルグさんのいっていた六つの種類を旬さんのいうままに印帳に書き留めた。
それによると、だいたいこうらしい。
毛、綿、麻、荒い紙。
プラスチック、ポリ袋、上質紙。
ゴム、弾性のあるビニール。
ザラザラ、岩、砂、粉。
コンクリート、金属、石膏。
光沢のある絹、つるつる。
水、霧、水玉。
で、さらに、なりやすい形状みたいなものがあるらしい。
糸、線状。
面、平面、膜。
立体、塊。
液状、さらさら、ねばねば。
風、気体。
砂、粉。
波、響。
「よし、整理出来ました。
えっとですね、サンクーくんは、コルグさんと同じといいましたが、正確には、コルグさんと同じ毛であり、カーツさんと同じ液状タイプのようです」
「そ、そこを詳しくお願いします!」
結局印帳に書いたものとおなじものを、修練所の砂の上に書くことになった。
触り、という表現からして、確かに毛糸のザラザラと、砂のザラザラは違うし、同じ水でも、液体で触れるのと気体で触れるのは違う。
だいたい六種類に分類できるといっても、人によってその複数がまじりあっていたり、あるいは同じ人でもそのときどきによって微妙に変わったりするらしい。ビニールでできた縄跳びみたいな触りのゼンジさんは、ぴょんぴょん弾むような軽さのときもあれば、まるで筋トレのゴムチューブみたいな重くて強い弾性を感じさせるときもあるという。
「さらにいえば、カーツはもっと、あつかったとおもう。いまはほんにんが、いないから、どれくらいちがうかは、はっきりわからない」
「あ、なるほど、温度かあ……。サンクーくん、カーツさんはもっと、熱いらしいです」
「そうか、なるほど! 勉強になります!」
わたしには机上の論でしかわからないけど、みんなの生き生きとした顔を見ていれば、とてもためになることだということがわかる。
わたしは旬さんの言葉をつたえながら、枝で地面にハナムン語を書き続けた。
気がつけば、額にじわじわ汗をかいていた。
「美波浮者、ちなみに、わたしは……?」
さっきからそわそわしてると思ったら、クランも自分の触りを聞きたかったらしい。
「クランはつるつるした表面の絹のタイプ。薄くて細長い、リボンみたいな感じだって」
「そ、そうですか……。やはり、母と似てますね……」
「でも、旬さんがこういってるよ。クランとコルグさんはふたりとも、こう、ちょっとキシキシするような、繊維が固いっていうか腰があるっていうか。やっぱり親子は似るんだなって」
クランの顔が、ぱっと輝いた。
そうだよね、尊敬しているお父さんと似てるっていわれたら、うれしいね。
「美波浮者、この分類についてなんですが……」
「あの、僕の父はザラザラなのですが、僕と兄は……」
「あ、えっと、それはですね……」
そのあとも質問はひっきりなしで、わたしも旬さんもしだいに疲れてきてしまった。
「つまり、糸が面になるように、面を糸に解くことも可能なのでしょうか?」
「その、風と波の違いをもう少し詳しく……」
「ええと……、あの、すみません……。ちょっともう疲れてしまって、今日のところはここまでにしてもいいでしょうか?」
そういうと、クランが慌ててわたしの隣に来て、腕を支えてくれた。
大丈夫、歩けないほどじゃないんだけど、ちょっと勢いに任せて頑張りすぎちゃったみたい。
せめて、室内でやればよかったね、今更だけど。
ゼンジさんがニコニコしながらやってきた。
うわあ……、わたしが疲れるのを待ってたんだ、この人……。
KTフェチ怖すぎるよー……。
部屋に戻った後、わたしはなかなか体から熱が引かなくて、クランが慌ててスイカを切って持ってきてくれたり、マシンくんが雨のクワンランを弾きに来てくれた。
そして、ゼンジさんが最終兵器のように、熱を冷ます薬湯を持ってきた。
ゼンジさん、絶対これ初めから飲ませようと思ってたでしょ……。
いつかこの人の人体実験で死ぬことになっても、わたしは驚かない気がする……。
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