【完】姪と僕とのグルメ事件簿【ミステリーオムニバスシリーズ1~4】

国府知里

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すしネタ探偵!シャリの上にも三年

【第10巻:アナゴと泥団子と、商店街の黄昏】

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「いっけなーい☆遅刻遅刻~!商店街の“アナゴ祭り”に遅れちゃう~!」

──って、誰のナレーションやねん!

そう、今日の舞台はグルグル寿司・出張営業 in 商店街夏祭り!

商店街のど真ん中に設営された屋台寿司。
店長・エビテンの号令で、アナゴ100本がふっ飛んでた。

「アナゴには、夢とロマンと煮詰めがあるんだよォォォ!!」

「店長、落ち着いてください。飛びアナゴは法律違反です」

さて、事件の始まりは――

泥団子がアナゴに化けた。

いや、意味わからんて。

お子様ランチならぬ、お子様寿司の盛り付けで。
アナゴの代わりに、泥団子がシャリに乗ってた。

「誰やねん!土の恵みを生で握ったのは!」

容疑者は、祭り会場にいた次の4人:

商店街名物・泥団子アート職人「団子川(だんごがわ)先生」

寿司嫌いの謎の老人「ぬかづけ政(まさ)」

保育園児の天才発明家・ミオちゃん(5歳)

そして──イサキの旧友、元芸人「ツチノコ田中」

「泥団子の中に、GPS付きのビーコンが仕込まれてたんや!つまり──」

「追跡団子や!!」

謎が謎を泥まみれにする中、平っちがひらめいた!

「そうか……これは**“アナゴ・ロンダリング事件”**や!!」

「なにそのマネーロンダリングみたいな言い方!」

なんと、出張寿司で余ったアナゴを、商店街名物「団子くじ景品」に流していた裏ルートが発覚。

「つまり、アナゴを団子に偽装し、泥団子に見せかけて“商店街のくじ景品”にしようと……!」

「どんな方法で在庫処分してんねん!正気の沙汰ちゃうわ!」

事件の黒幕は――

なんと店長・エビテン!!

「すまねえ……ネタが余って、どうしても捨てられなかったんだよ……!だから団子くじと融合を……」

「その発想がシャリになっとるわッ!!」

そして事件は、アナゴの香りと泥団子の土臭さの中、無事(?)解決。

「子どもたちの夢は、泥団子とアナゴの向こうにあるんやな……」

「いや、あかんやろ。どっちも落ちたら泥まみれや」

【本日の一句】

泥団子
シャリに乗っても
寿司じゃない

(by 平っち)
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