【完】姪と僕とのグルメ事件簿【ミステリーオムニバスシリーズ1~4】

国府知里

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すしネタ探偵!シャリの上にも三年

【第11巻 スズキは飛んだ、蜂の巣ジップライン】

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グルグル寿司の天井が騒がしい。
天井裏から「ぶぅぅぅん……!」という音と、謎のロープ。

──そのロープの先には、生スズキの握りが吊られていた。

「え、スズキが空輸されてんの!?まさかの“ジップ・ネタ・ライン”?!」

「落ち着け平っち!今それ、シャリに着陸寸前や!」

ずるっ…ぺたん。

「うわああああああああああああ!!」

スズキはシャリから滑り落ち、ツルッと滑って店長の頭に直撃。

「お、おれのハゲに……スズキの皮目がフィットしてやがる……」

現場検証の結果、わかった事実はこうだ。

・天井裏に謎の装置:手製ジップライン
・吊られていたネタ:スズキ×2、卵焼き×3、なぜかいなり寿司(個包装)
・天井裏にあった:蜂の巣

「いやもうツッコミどころ満載やん!!」

「蜂の巣から出てきたのが、スズキの握りって何事!?昆虫寿司でも狙っとんのか!」

容疑者は3人:

バイト新人・八角(はっかく)くん(19):「ロープは鍛錬用っす!」

商店街の養蜂家・ハニィ澤(42):「スズキより蜜よね~」

元スパイ疑惑の主婦・越後屋さん(年齢非公開):「今日のネタは、重力ね」

イサキの冷静な推理が冴える!

「これは“ネタ泥棒”やな。しかも……空から来るタイプの!」

つまり、ジップラインで厨房から高級ネタを盗んで、屋外に輸送してたという大胆不敵な犯罪!

「しかも途中で蜂の巣に引っかかって、スズキが墜落……!」

「それ、アニマルパニックか何か!?」

真犯人は……新人バイトの八角くん!

「僕、将来は寿司忍者になりたくて……ネタの素早い運搬の訓練を……!」

「いや、バイトで何やっとんねん!!」

事件は解決、蜂の巣は撤去、ジップラインは焼却処分。

スズキは冷蔵庫に戻され、平和な寿司屋が戻ってきた。

……と思ったその時。

「うわっ!冷蔵庫に“巨大なミツバチ”入ってたんですけど!!」

「もうええわ!!!」

【今週の一句】

空飛ぶ魚
蜂の巣越えて
シャリに着地

(by 平っち、天井から吊られながら)


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