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シリーズ1【これぞ我がサダメ】
第27話 ただ、もう少し一緒にいたいだけなのに……
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茶会を終えて、宮廷では晩さん会が行われた。
立場上参加しなければならなくて、わたしはエマさんの離宮を離れた。
晩さん会が終わった後、再び国王たちをここへ呼んでほしいという要望を受け取って。
ジュサイア皇太子に続いて、わたし、アデル様の順番でエマさんの部屋をでた。
ドアが閉じられたのとほぼ同じタイミングで、突然後ろ手を引かれた。
「アデル様?」
「少しだけ」
アデル様が後ろからわたしを抱きしめる。
気づいたジュサイア皇太子が気を使ったかのように向こうを向いた。
「怖かった……。あなたを失うかと」
「アデル様……。身代わりになるとまでいってくれてありがとうございました。
でも、エマさんとわかり合えて良かったです」
肩越しに仰ぎ見ると、視線が合う前にぎゅうっと腰を抱きしめられた。
あっ、ちょっと……。
あ、あの……。
そこ、ちょっと、敏感なところ……。
ア、アデル様……?
「お笑いにならないでください……。
エマ様に触れられているのを見て、嫉妬していました。
星渡りのエマ様は女性であるのに。
私のサダメ様が、僅かな間でもあのように抱きしめ、触れられることが許せなかったのです……」
「ア、アデル様……」
わ……、わ、私のサダメ様……!?
かあっと顔が熱くなった。
あのようにって……、エマさんが私のお腹を触ったときのこと!?
そ、そんなふうに見ていたなんておもわなかったけど……アデル様がこんなふうに独占欲をみせるなんて……。
急に、恥ずかしくなってきちゃう……!
アデル様の手の平の温度が、否応なしに私のウエストを温めている。
じんわりと広がる温もりが、まるでわたしを離さないと物語っている。
しかも、背中の方には……。
あの、その……。
か、感触が……。
ど……、どうしたらいいの……?
熱がケトルみたいに吹きあがる。
だけど、身動きできない!
しかも、ジュサイア皇太子や他の人の目もあるのに……!
暴れそうな心臓。
逃げ出すこともできずに、蝋人形みたいに固まったわたしの体の中をやみくもに全力疾走している。
いや、蝋人形だったら、もう溶けてるって……!
アデル様が、ちゅ、とわたしの髪にキスをした。
すっと体温が離れていく。
「失礼いたしました」
そう言いながら軽く頭を下げるアデル様の顔は真っ赤だった。
んん……! もう……っ!
そんな顔されたら、ますます何も言えないじゃないですかぁ……!
「そろそろよろしいでしょうか?」
「はい、ジュサイア殿」
アデル様が返事をすると、ジュサイア皇太子がすっとこちらを振り返る。
「噂ではヘンデル殿はかなり情熱的だと聞いていましたが、アデル殿もなかなか大胆ですね。
まさか人前で婦人を抱きしめるとは。
同じ男として気持ちはたいへんよくわかりますが」
「正直、全く抱きしめ足りません」
ほう~と、ジュサイア皇太子が感嘆を漏らしながら、わたしを見る。
い、いやいやいや、こっち見ないでください……!
婚約中ですけど、ぜんぜん、まだなにもしてませんから!
さっきのは、その、ちょっと……、あれでしたけど……。
アデル様がわたしの手をぎゅうっと恋人つなぎで握ってきた。
ひえ……!?
だっ、抱きしめ足りてないのは、わかりました!
だから、そ、そんな目で見ないで……!
……も、もう、顔見れないってばぁ!
***
そして、その夜。
再び離宮に国王たちが集まった。
アデル様とジュサイア皇太子もいる。
エマさんは再び顔をベールで隠した姿で出迎えた。
「わたしの持つすべての加護は、カワイサダメに譲渡する。あとはカワイサダメが好きにするとよい。それでよいか?」
「お、おお……!」
「エマ様、ついに御決心して下されたのですか……!」
「ご英断、感謝いたします……!」
ジュリウス国王とジュサイア皇太子が顔を見合わせ、ほっと息をついている。
「エマ様……」
「ジュリウス。加護を渡したからには、もはやわたしは生きてはいられまい。
後のことは頼んだぞ」
「は……」
エマさんがすっとわたしに手を伸ばした。
「おいで、カワイサダメ」
「エマさん……」
近寄ってその手を取る。
「わたしの一番新しい娘。お前にすべてを贈ろう」
エマさんがわたしの髪をなで、そっと額に口元を近づける。
「えっ、もう!?」
「うん?」
だって……!
せっかくエマさんに会えたのに。
いままでずっと、星渡りの民の先輩に話を聞きたかったし、聞いてほしかった。
この気持ちを分かり合えるのは、エマさんしかいない。
今日会ったばっかりなのに、もうお別れなんて、そんなの、短すぎる!
「あ、あのっ、もう少しだけ!
もう少しだけ、一緒にいさせてもらえませんか?」
国王と皇太子たちが、えっ、と目を丸くする。
この世界の人にとっては、一刻も早く、って思うかもしれない。
だけど、わたしにとっては、ここへ来た時からずっとエマさんのことが知りたくて、言葉を聞きたくて、なにを考え感じてきたかを知りたかった。
もう少しだけ、あともう少しだけ……!
「あっ、あの、そうだ! エマさん、一度フェイデル国に来ませんか?
イギリスで発明された機械を再現したんです。
エマさんのいた時代から少し先の未来のイギリスの文明です。
見たくありませんか!?」
「それは興味深いが……しかし……」
「それに、まだまだ話したりないんです。エマさんのお話を聞きたいんです!」
「カワイサダメ……」
すかさず、エマさんに寄り添って、わたしは周囲を見つめた。
「お願いします……」
すぐさま答えてくれたのはアレンデル国王だった。
「サダメ様が望むのであれば、我々に異論がございましょうか」
「そ……、そうか……。う、うむ、そうだな。いま少しの間ならば……」
ラオウ国王に続いてシュリ国王。
「そうですね、ひとまず、気候は安定していますし……」
「サダメ様がそうおっしゃるのなら……」
ジュサイア皇太子に続いて、ジュリウス国王がほっと顔を緩めた。
「そういっていただけて、正直ほっとしております。
このような重大なことを今日の今日でとはあまりに性急だと思っておりましたので……」
アデル様もこくりとうなづいてくれた。
「よかった……!
エマさん、今日はここへお泊りしてもいいですか?」
「なに、この離宮へか?」
「お話したいことがいっぱいあるんです!」
その晩、わたしは離宮に止めてもらうことになり、一晩中しゃべり疲れて眠るまで、ひたすら話をつづけた。
エマさんがこの世界に来て戸惑ったこと。
伝えると決めた文明。
それをどうやってどのように伝えるか、わたしと同じように悩んだこと。
話は尽きなくて、いつままでも話していたい気分だった。
それでも、眠気がやって来て、わたしはエマさんの部屋のソファで眠りに落ちてしまった。
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立場上参加しなければならなくて、わたしはエマさんの離宮を離れた。
晩さん会が終わった後、再び国王たちをここへ呼んでほしいという要望を受け取って。
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「アデル様?」
「少しだけ」
アデル様が後ろからわたしを抱きしめる。
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「怖かった……。あなたを失うかと」
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でも、エマさんとわかり合えて良かったです」
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あっ、ちょっと……。
あ、あの……。
そこ、ちょっと、敏感なところ……。
ア、アデル様……?
「お笑いにならないでください……。
エマ様に触れられているのを見て、嫉妬していました。
星渡りのエマ様は女性であるのに。
私のサダメ様が、僅かな間でもあのように抱きしめ、触れられることが許せなかったのです……」
「ア、アデル様……」
わ……、わ、私のサダメ様……!?
かあっと顔が熱くなった。
あのようにって……、エマさんが私のお腹を触ったときのこと!?
そ、そんなふうに見ていたなんておもわなかったけど……アデル様がこんなふうに独占欲をみせるなんて……。
急に、恥ずかしくなってきちゃう……!
アデル様の手の平の温度が、否応なしに私のウエストを温めている。
じんわりと広がる温もりが、まるでわたしを離さないと物語っている。
しかも、背中の方には……。
あの、その……。
か、感触が……。
ど……、どうしたらいいの……?
熱がケトルみたいに吹きあがる。
だけど、身動きできない!
しかも、ジュサイア皇太子や他の人の目もあるのに……!
暴れそうな心臓。
逃げ出すこともできずに、蝋人形みたいに固まったわたしの体の中をやみくもに全力疾走している。
いや、蝋人形だったら、もう溶けてるって……!
アデル様が、ちゅ、とわたしの髪にキスをした。
すっと体温が離れていく。
「失礼いたしました」
そう言いながら軽く頭を下げるアデル様の顔は真っ赤だった。
んん……! もう……っ!
そんな顔されたら、ますます何も言えないじゃないですかぁ……!
「そろそろよろしいでしょうか?」
「はい、ジュサイア殿」
アデル様が返事をすると、ジュサイア皇太子がすっとこちらを振り返る。
「噂ではヘンデル殿はかなり情熱的だと聞いていましたが、アデル殿もなかなか大胆ですね。
まさか人前で婦人を抱きしめるとは。
同じ男として気持ちはたいへんよくわかりますが」
「正直、全く抱きしめ足りません」
ほう~と、ジュサイア皇太子が感嘆を漏らしながら、わたしを見る。
い、いやいやいや、こっち見ないでください……!
婚約中ですけど、ぜんぜん、まだなにもしてませんから!
さっきのは、その、ちょっと……、あれでしたけど……。
アデル様がわたしの手をぎゅうっと恋人つなぎで握ってきた。
ひえ……!?
だっ、抱きしめ足りてないのは、わかりました!
だから、そ、そんな目で見ないで……!
……も、もう、顔見れないってばぁ!
***
そして、その夜。
再び離宮に国王たちが集まった。
アデル様とジュサイア皇太子もいる。
エマさんは再び顔をベールで隠した姿で出迎えた。
「わたしの持つすべての加護は、カワイサダメに譲渡する。あとはカワイサダメが好きにするとよい。それでよいか?」
「お、おお……!」
「エマ様、ついに御決心して下されたのですか……!」
「ご英断、感謝いたします……!」
ジュリウス国王とジュサイア皇太子が顔を見合わせ、ほっと息をついている。
「エマ様……」
「ジュリウス。加護を渡したからには、もはやわたしは生きてはいられまい。
後のことは頼んだぞ」
「は……」
エマさんがすっとわたしに手を伸ばした。
「おいで、カワイサダメ」
「エマさん……」
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エマさんがわたしの髪をなで、そっと額に口元を近づける。
「えっ、もう!?」
「うん?」
だって……!
せっかくエマさんに会えたのに。
いままでずっと、星渡りの民の先輩に話を聞きたかったし、聞いてほしかった。
この気持ちを分かり合えるのは、エマさんしかいない。
今日会ったばっかりなのに、もうお別れなんて、そんなの、短すぎる!
「あ、あのっ、もう少しだけ!
もう少しだけ、一緒にいさせてもらえませんか?」
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だけど、わたしにとっては、ここへ来た時からずっとエマさんのことが知りたくて、言葉を聞きたくて、なにを考え感じてきたかを知りたかった。
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「サダメ様が望むのであれば、我々に異論がございましょうか」
「そ……、そうか……。う、うむ、そうだな。いま少しの間ならば……」
ラオウ国王に続いてシュリ国王。
「そうですね、ひとまず、気候は安定していますし……」
「サダメ様がそうおっしゃるのなら……」
ジュサイア皇太子に続いて、ジュリウス国王がほっと顔を緩めた。
「そういっていただけて、正直ほっとしております。
このような重大なことを今日の今日でとはあまりに性急だと思っておりましたので……」
アデル様もこくりとうなづいてくれた。
「よかった……!
エマさん、今日はここへお泊りしてもいいですか?」
「なに、この離宮へか?」
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その晩、わたしは離宮に止めてもらうことになり、一晩中しゃべり疲れて眠るまで、ひたすら話をつづけた。
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