もうひとつの世界

お金という概念のない世界

お金という概念のない世界①

ここはとある次元に存在するとある世界だ。

この世界は我々の世界と同じ様な環境の世界だ。

その世界の一角のとある国に視点を合わせよう。


この国には「生き物」がいる。
当然ながら我々と同じ「人間」も存在する。


この国は我々の国とほとんど変わらない国なのである。

ただ一つ、決定的に違っている点がある。

それは、この国には「お金という概念がない」のだ。

我々の世界では、当然ながらお金というものが存在し、人々はお金を払ってものを買い、お金を得るために仕事をする。

これが当たり前のことだ。

しかしながら、この国には「お金という概念がない」。
なので、人々は、各々ができることをして暮らしている。

例えば、野菜を作れる者は野菜を作り、米を作れる者は米を作る。

そして、欲しいものは物々交換をして手に入れる。

これがこの世界の常識なのである。