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「クレア先生、お願いがあります」
ディルマュラがクレアに進言したのは、ライカとの試合が始まる少しまえ。
一般部門のトーナメントも佳境。準決勝を控えての休憩中のことだった。
場所はライカとは別の、クレアとイルミナの大人ふたり用に設置された控えテントの中。
ディルマュラが来たことで気を遣ったイルミナは、そそくさとテントから出て行った。きっとライカのところへ行ったのだろうとふたりは予測した。
「なによもう。忙しいんだから手短にね」
「では、単刀直入に。ライカとの試合、ぼくにだけ制限を、」
「だめよ」
言い終えるよりはやく否定され、しかしディルマュラは冷静に返す。
「腕輪にかける制限は、攻撃面だけじゃないわ。ライカからすればでこぴんぐらいの感覚でも、制限をかけていればピストルで撃たれたぐらいの威力になる。これでいい?」
「……そうですか。お時間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした」
立ち去ろうとするディルマュラに、
「なによ。緊張してるの?」
「いえ。この一年で、とくにリーゲルトを交えた共同生活の中で、ライカとも少しは打ち解けています。去年のような緊張は、ぼく自身は感じていません」
「鼻、ひくついてるわよ」
自身の鼻を指でつつきながら、苦笑交じりに微笑まれてディルマュラは、
「こ、これは武者震い、のようなものです」
「そう? ま、信じてあげる」
「でも正直なところ、オリヴィアがなぜああもライカに恐怖を感じていないのかが不思議です」
「オリヴィアの物怖じのなさは、あたしも見習いたいぐらいよ」
修練が始まってからきょうまでの間、オリヴィアはまるで捨て猫のようにいつまでも大人たちに牙を剥いていた。いちど気になって孤児院時代や学舎院時代の彼女を調べたが、とくに大人や他人からひどい扱いを受けた、という記録も報告も見当たらなかった。
ならば性分なのだろう、と割り切ってしまうことは簡単だが、自分は師匠だ。とくに神楽宮への配属を熱望しているオリヴィアが念願叶ったあとに苦労しないよう導くのも仕事なのだから。
「ともかく、こういうのは相性だからしょうがないにしても、あんたはもう少し他人を呑む努力をしなさい。王様になるんだから、なめられたらアウトなのはわかるでしょ」
「……それは、母≪ちち≫上からも母上からもお小言をもらいます」
「でしょう? あんたの優しさは美点だけど、甘さは弱点になるって、もっと最初から教えておくべきだったわね」
「精進します」
ん、と頷き返し、
「じゃ、お話はここまで。休憩終わるまであと三分しかないわよ。戻ってさっさと準備しなさい」
「はい。少し、やすらげました。やはりクレア先生はぼくの、」
「るっさい、さっさと行きなさい」
告白されて約一年半。卒業試練まであと半年。
試練で恥をかくのはきっと自分の方だと、クレアはおもった。
「はい。とくとご覧じろ、です」
「ん。いい加減あの甘ったれに一発食らわせてやんなさい」
「いいんですか? 先生がそんなこと言って」
「いいのよ。あんたたち六人はもう卒業したのと同じ扱いなんだから」
「体面は大事、ということですか?」
「そ。あんたたちぐらいで特例認めてたら示しが付かないのよ」
「……」
「だいじょうぶよ。あんたたちは十分に強いわ。でも、あたしを含めた他の、諸先輩も含めた誰よりも弱い。……扱える精霊の量が違うし、経験値も違う。あたしたちとあんたたちの差はそこよ」
慰めとも励ましともとれる言葉に、ディルマュラは曖昧に頷く。
「なによ。ご覧じろ、じゃなかったの?」
「はい。いまの敵はライカでした。クレア先生とはまだ先でしたね」
「わかってるならいいわ。でも、きょうの試合、余計なことするんじゃないわよ。オリヴィアもシーナもライカを練習台にしてなにかやってたけど、あんたの場合、もっと危険なことするつもりだったんでしょ?」
ふふ、と困ったように微笑み。
「お見通し、でしたか」
「あたしはなにがあっても事故が起きないよう見張ってるけど、自分から事故を起こしに行く莫迦は放っておくからね」
「はい。この一年半の間、見守っててくださり、本当にありがとうございます。あなたと出会わなければ、ぼくはここまで来れませんでした」
真摯なディルマュラにしかしクレアは呆れるばかり。
「あほ。半年はやい。ほらさっさと行きなさい」
言って雑に手を振って出て行くよう促す。ぺこりと一礼し、ディルマュラは静かにテントから去って行った。
「ぶわーか。仕事だっての」
言いながらも、クレアは鎖骨まで真っ赤にしていた。
* * *
「んじゃ行ってくる。おとなしくしてろよ」
うん、と頷くリーゲルトの頭をくしゃくしゃにかき回して、ライカは力強く笑む。
「だいじょうぶだよ。ディルマュラはあいつら五人の中でいちばんやりやすいぐらいだ」
「でもライカ、ずっと闘ってる。疲れてるだろ」
「いいんだよ。あのクレアってひとも言ってただろ。これはあたしへの罰だって」
「でも」
「傷なら術ですぐ治る。それに、強いやつと闘えるってのは、あたしにすれば嬉しいことなんだ。だから、これ以上なにか言うんじゃねぇぞ」
弱々しく頷くリーゲルトを見て、ライカはしまった、と内心で舌打ちをする。
次の相手はディルマュラだ。
去年、やっと歌を覚えた頃のあいつとは違う。言動は変わらないが、拳術の技量は別人と呼べるほどに上達している。
強い相手と闘えることは確かに喜びだし、楽しい。
なのに、リーゲルトに強く当たってしまったことに、ライカはバツが悪そうに眉根を寄せ、彼の頭を撫でる。
「悪い。やっぱどっかで疲れてるんだな。心配してくれてありがとうな」
「いい。ライカが無事に帰ってきてくれれば、それで」
気を遣わせてると痛感する。
だから、できるだけの笑顔を浮かべて力強く言う。
「ミューナとの試合が終わったら、あたしと立秋祭見て回ろうな。お前、こういうお祭り初めてだろ?」
「うん。でも、」
「でも、じゃねぇよ。子供が遠慮するな。終わる頃はたぶん夜だから、きれーなおねーさんたちの神楽見たりとか、屋台回って焼きそばとか食いまくるんだよ。いいな」
「……うん。待ってる」
浮かべた笑みはほんのりもの悲しくて。
きっとお祭りの場の楽しみ方も知らないのだろう。
そう思ったライカの視線の先に、イルミナに連れられて初めて立秋祭に来たときの自分が、いた。
だから、あの日かけてもらった言葉を。
「だいじょうぶだよ。誰も彼もはしゃいでる。祭り囃子も屋台の売り子さんも、お前を楽しませようとしてくれてるんだ。いまは、それを感じてくれればいい」
ぽす、ともう一度だけリーゲルトの頭を撫でてライカはテントの出入り口を振り返る。
「じゃあな。今度こそ行ってくるから」
「うん。ありがと」
「いいよ。あたしもそうやってもらったんだから」
返事を待たず、出入り口を開け、すぐ目の前に居たイルミナに、
「んだよもう。締まらねぇな」
「だ、だってライカ疲れてるって思ったら、なにかしなくちゃって」
慌てるイルミナは両手に綿菓子やらリンゴ飴やらを抱えていた。つん、と漂う甘い香りにライカは苦笑するしかなかった。
「だいじょうぶだよ。それはリーゲルトにでもやってくれ。あんたも早く実況席行けよ」
うかつに相手をすると、どれだけ時間が割かれるか分かった物じゃないので手短いに言い置いて、ライカは試合場へ向かった。
「あ、あの、ちょっと!」
切実さも込められた呼び声に、ライカは足を止め、
「たぶん次で喉潰れるだろうから先に言っとく。いままでありがとう。あんたのおかげでここまで来れた」
肩越しに僅かに振り返って、言った。
「もう! なんでこんなときに!」
イルミナの、多分感極まった涙声にはしかし応えず振り返らず、ライカは試合場へと走っていった。
「どうか、無事で」
両手に抱えた綿菓子やらが、どうにも締まらなかった。
ディルマュラがクレアに進言したのは、ライカとの試合が始まる少しまえ。
一般部門のトーナメントも佳境。準決勝を控えての休憩中のことだった。
場所はライカとは別の、クレアとイルミナの大人ふたり用に設置された控えテントの中。
ディルマュラが来たことで気を遣ったイルミナは、そそくさとテントから出て行った。きっとライカのところへ行ったのだろうとふたりは予測した。
「なによもう。忙しいんだから手短にね」
「では、単刀直入に。ライカとの試合、ぼくにだけ制限を、」
「だめよ」
言い終えるよりはやく否定され、しかしディルマュラは冷静に返す。
「腕輪にかける制限は、攻撃面だけじゃないわ。ライカからすればでこぴんぐらいの感覚でも、制限をかけていればピストルで撃たれたぐらいの威力になる。これでいい?」
「……そうですか。お時間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした」
立ち去ろうとするディルマュラに、
「なによ。緊張してるの?」
「いえ。この一年で、とくにリーゲルトを交えた共同生活の中で、ライカとも少しは打ち解けています。去年のような緊張は、ぼく自身は感じていません」
「鼻、ひくついてるわよ」
自身の鼻を指でつつきながら、苦笑交じりに微笑まれてディルマュラは、
「こ、これは武者震い、のようなものです」
「そう? ま、信じてあげる」
「でも正直なところ、オリヴィアがなぜああもライカに恐怖を感じていないのかが不思議です」
「オリヴィアの物怖じのなさは、あたしも見習いたいぐらいよ」
修練が始まってからきょうまでの間、オリヴィアはまるで捨て猫のようにいつまでも大人たちに牙を剥いていた。いちど気になって孤児院時代や学舎院時代の彼女を調べたが、とくに大人や他人からひどい扱いを受けた、という記録も報告も見当たらなかった。
ならば性分なのだろう、と割り切ってしまうことは簡単だが、自分は師匠だ。とくに神楽宮への配属を熱望しているオリヴィアが念願叶ったあとに苦労しないよう導くのも仕事なのだから。
「ともかく、こういうのは相性だからしょうがないにしても、あんたはもう少し他人を呑む努力をしなさい。王様になるんだから、なめられたらアウトなのはわかるでしょ」
「……それは、母≪ちち≫上からも母上からもお小言をもらいます」
「でしょう? あんたの優しさは美点だけど、甘さは弱点になるって、もっと最初から教えておくべきだったわね」
「精進します」
ん、と頷き返し、
「じゃ、お話はここまで。休憩終わるまであと三分しかないわよ。戻ってさっさと準備しなさい」
「はい。少し、やすらげました。やはりクレア先生はぼくの、」
「るっさい、さっさと行きなさい」
告白されて約一年半。卒業試練まであと半年。
試練で恥をかくのはきっと自分の方だと、クレアはおもった。
「はい。とくとご覧じろ、です」
「ん。いい加減あの甘ったれに一発食らわせてやんなさい」
「いいんですか? 先生がそんなこと言って」
「いいのよ。あんたたち六人はもう卒業したのと同じ扱いなんだから」
「体面は大事、ということですか?」
「そ。あんたたちぐらいで特例認めてたら示しが付かないのよ」
「……」
「だいじょうぶよ。あんたたちは十分に強いわ。でも、あたしを含めた他の、諸先輩も含めた誰よりも弱い。……扱える精霊の量が違うし、経験値も違う。あたしたちとあんたたちの差はそこよ」
慰めとも励ましともとれる言葉に、ディルマュラは曖昧に頷く。
「なによ。ご覧じろ、じゃなかったの?」
「はい。いまの敵はライカでした。クレア先生とはまだ先でしたね」
「わかってるならいいわ。でも、きょうの試合、余計なことするんじゃないわよ。オリヴィアもシーナもライカを練習台にしてなにかやってたけど、あんたの場合、もっと危険なことするつもりだったんでしょ?」
ふふ、と困ったように微笑み。
「お見通し、でしたか」
「あたしはなにがあっても事故が起きないよう見張ってるけど、自分から事故を起こしに行く莫迦は放っておくからね」
「はい。この一年半の間、見守っててくださり、本当にありがとうございます。あなたと出会わなければ、ぼくはここまで来れませんでした」
真摯なディルマュラにしかしクレアは呆れるばかり。
「あほ。半年はやい。ほらさっさと行きなさい」
言って雑に手を振って出て行くよう促す。ぺこりと一礼し、ディルマュラは静かにテントから去って行った。
「ぶわーか。仕事だっての」
言いながらも、クレアは鎖骨まで真っ赤にしていた。
* * *
「んじゃ行ってくる。おとなしくしてろよ」
うん、と頷くリーゲルトの頭をくしゃくしゃにかき回して、ライカは力強く笑む。
「だいじょうぶだよ。ディルマュラはあいつら五人の中でいちばんやりやすいぐらいだ」
「でもライカ、ずっと闘ってる。疲れてるだろ」
「いいんだよ。あのクレアってひとも言ってただろ。これはあたしへの罰だって」
「でも」
「傷なら術ですぐ治る。それに、強いやつと闘えるってのは、あたしにすれば嬉しいことなんだ。だから、これ以上なにか言うんじゃねぇぞ」
弱々しく頷くリーゲルトを見て、ライカはしまった、と内心で舌打ちをする。
次の相手はディルマュラだ。
去年、やっと歌を覚えた頃のあいつとは違う。言動は変わらないが、拳術の技量は別人と呼べるほどに上達している。
強い相手と闘えることは確かに喜びだし、楽しい。
なのに、リーゲルトに強く当たってしまったことに、ライカはバツが悪そうに眉根を寄せ、彼の頭を撫でる。
「悪い。やっぱどっかで疲れてるんだな。心配してくれてありがとうな」
「いい。ライカが無事に帰ってきてくれれば、それで」
気を遣わせてると痛感する。
だから、できるだけの笑顔を浮かべて力強く言う。
「ミューナとの試合が終わったら、あたしと立秋祭見て回ろうな。お前、こういうお祭り初めてだろ?」
「うん。でも、」
「でも、じゃねぇよ。子供が遠慮するな。終わる頃はたぶん夜だから、きれーなおねーさんたちの神楽見たりとか、屋台回って焼きそばとか食いまくるんだよ。いいな」
「……うん。待ってる」
浮かべた笑みはほんのりもの悲しくて。
きっとお祭りの場の楽しみ方も知らないのだろう。
そう思ったライカの視線の先に、イルミナに連れられて初めて立秋祭に来たときの自分が、いた。
だから、あの日かけてもらった言葉を。
「だいじょうぶだよ。誰も彼もはしゃいでる。祭り囃子も屋台の売り子さんも、お前を楽しませようとしてくれてるんだ。いまは、それを感じてくれればいい」
ぽす、ともう一度だけリーゲルトの頭を撫でてライカはテントの出入り口を振り返る。
「じゃあな。今度こそ行ってくるから」
「うん。ありがと」
「いいよ。あたしもそうやってもらったんだから」
返事を待たず、出入り口を開け、すぐ目の前に居たイルミナに、
「んだよもう。締まらねぇな」
「だ、だってライカ疲れてるって思ったら、なにかしなくちゃって」
慌てるイルミナは両手に綿菓子やらリンゴ飴やらを抱えていた。つん、と漂う甘い香りにライカは苦笑するしかなかった。
「だいじょうぶだよ。それはリーゲルトにでもやってくれ。あんたも早く実況席行けよ」
うかつに相手をすると、どれだけ時間が割かれるか分かった物じゃないので手短いに言い置いて、ライカは試合場へ向かった。
「あ、あの、ちょっと!」
切実さも込められた呼び声に、ライカは足を止め、
「たぶん次で喉潰れるだろうから先に言っとく。いままでありがとう。あんたのおかげでここまで来れた」
肩越しに僅かに振り返って、言った。
「もう! なんでこんなときに!」
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