大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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無人偵察機

死なない戦闘機

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 先の大戦では、日本は特攻という、二度と帰れない攻撃方法を使った。 これには、賛否両論あるだろう。 しかし、著者は反対である。 まず、著者が特攻をやりたくないのだ。 理由は死にたくないからだ。 他に無いのなら、やむなく行くかもしれない、それで、日本を守れるのならだ。 現実は守れなかった。 多くの若者が海のもくずだ。 米軍は特攻の優位性を日本の教えないために、戦果を低くいったが、実際は3割から4割の戦果があり。 人間ミサイルは米軍に大打撃を与えた。 しかし、人間ミサイルは悲壮である。 やはり、だれもが死にたくはないのだ。 では、どうするのか。 まあ解決になるかは、わからないが一つの例として見てみたい・・・・・。  大日本航空機の実験場だ、無線操縦のテストが再三おこなわれている。 例のテレビ装置を仕込んだ飛行機だ。 別室で(かなり遠い所だ。)操縦者がサインを飛行機に送る。 飛行機の先端のライトが点滅する。 合図だ。 作業員が飛行機から離れた。 同時にエンジンが掛かる。 ブルルンとペラが廻りだす。 滑走路をタキシングする。 まるで小人が乗って操縦してるかのような動きだ。 カン高い音でエンジンが吼える。 飛行機は急角度で上昇してゆく・・・・・。 ここは、実験場から離れた研究施設だ。 車ほどの大きさの箱がある。 箱はリンクがいくつも伸びていて、角度をつけて動く。 やがて実験が終わる。 パカと箱のトビラが開く。 箱の中が見えた。 なんと四方がテレビ画面で覆われた部屋だ。 操縦装置が真ん中にある。 座席もある。 つまり、フライトシュミレーターまがいの装置だ。 つまりゲーム感覚で操縦ができるのだ。 飛行機が落ちても操縦者は死なない。 なぜなら、乗っていないからだ。 研究員が操縦者に聞く、「どうでした。」 「いやあ、まあ文句は無いが、立体感が無いから、距離感がつかみずらい。」 「まあ立体テレビでは無いから。」 まだ3Dテレビは実現不可能だ。 最大の欠点は立体感であった。 それを聞いた須藤マッドサイエンティストは、考える。 日本で自身こそが、一番のオタク変態だ、と自負するオトコが考えた。 ・・・・・・・・・チン。 でた、オタク変態の回答だ。 回答は、立体写真だ。 立体写真は、写真が発明されて、しばらくして考えられたモノだ。 カメラを2台横並びで写真を撮り、その横並びで立体装置で見ると。(簡単な、メガネみたいなものだ。) 立体に見える。 ゲームのVRと同じだ。 須藤君は無線操縦の飛行機にテレビカメラを2台つんだ、間隔を並行して写す。 で、シュミレーター室はテレビを2台並べて、のぞき穴を2つ開けたフルフェイスの覆いを頭にかぶる。 で穴から立体画面が見える。 それは、いいのだが、左右は無理だ。 でかいから頭が持てない。 まだ、液晶画面など、まだまだ先の話だ。 では、どうしたのか、戦車の砲塔のように、座席を動かした。 テレビと座席を同期させて、動かした。 それで、なんとか形が出来た。 とりあえず、試してみよう。 さあ、実験だ。 
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