満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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朝鮮馬賊の逆襲だ。

チョン、チンの逆襲。

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 「おのれ、このウラミを晴らさでか。」 両班貴族のチョン、チンは感情をあらわにする。 半島人は感情で、動くのだ。 合理性や道理なぞ関係ない。 面子まるだしのチャイナとも違うのだ。 やってはいけないことも、感情が優先するのだ。 でないと、ファビョ~ンとなってしまうのだ。 まあ、彼らの血なのだ。 ローマ法王が、「生まれ変わらなければ。」 と助言だが。 生まれかわっても、同じと思うのだが・・・・ 「どうしてくれよう、討伐隊め、満州の肩入れなぞしおって。」 「それで、満州からの献女が誘拐できないではないか。」 もう、朝鮮に献女として出せる生娘はいないのだ。 処女はいるが、ブーが残ったのだ。 (まだ、朝鮮に美容整形なぞ無いのだ。) ブーでは、シナ様が送り返すのだ。 どうしても、満州娘を誘拐せねばならんのだ。 チョン、チンは両班貴族の名にかけて、「絶対に討伐隊に眼にもの見せてくれるわ。」 と手下を呼ぶ。 自分で動かないのが、両班貴族だ。 「お館様、お呼びで。」 「おう、チャーハンよ待って居ったぞ。」 「ハイ。」 「いい作戦はないか?」 「そうでげすね、いままでは生娘狙いでしたが、別動隊にして誘拐部隊と攻撃部隊に分けては。」 「ほう、それは、なかなかの・・・」 「では、そのように指令するぞよ。」 「ハ、ハ、ハァ~。」 手下のチャーハンは下がる。 チャーハンは自分の手下を賤人から集めた。 賤人とは、朝鮮の最下層の者たちだ。 まあ、野良犬以下の扱いである。 それで、「いいか、おめえたち、うまく行けば常人にするように両班のチョン様にかけあうぞ。」 「それは、マジニダか。」 「ニダ、ニダニダ。」 「ウリはいくニダ。」 (ウリとは自分をさす。) まあ、朝鮮で、位(両班、中人、常人、賤人) が替わることはないが、替えてやると言われれば、自分は替わるのだと思うらしい。 まあ、騙されて終わりだが。 (最後は酷い末路の韓国大統領と同じだ、自分はそうならないと思うらしいが、結局のところ監獄か自殺か暗殺が末路である。) パク・クネは監獄だ。 手下は、賤人にモーゼル銃を持たせて、満州の街を襲わせる、そのスキに生娘を誘拐する作戦だ。 誘拐する生娘は女学校の分校を狙う。 それは、生徒数がすくないからだ。 警備も手薄なのだ。 つまり、2方面作戦である。 朝鮮も考えたものだ。 「大将、どこを襲うんで。」 と手下だ。 「まずは、満州の国境のランリーの街だ。」 「そこなら、ウルナラに近いニダ。」 「すぐに、逃げてこれるニダ。」 「そして、別動隊が山間の女学校のレイリン分校を狙うニダ。」 「そこの分校は15人ほど生娘がいるニダ。」 「モーゼル銃は持ったニダか?」 「ニダニダ。」 「では、襲撃ニダ。」 こうして、二方面の誘拐作戦は始められた。  そして、そのころだ。 倉田飛曹が坂井海曹に試乗を進めていたころである。 朝鮮馬賊の動きは、まだ討伐隊には知られていないのだ。 あぶない、清楚で可憐な満州生娘ら、どうする試乗している余裕なぞないぞ、坂井に倉田! その日、討伐隊の空は晴天に恵まれていた・・・・・
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