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やはり、鉄砲が必要だ。
扱いやすい武器が・・・
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盗賊の討伐隊が凱旋だ。 みごと、捕獲しての凱旋だ。 足軽大将が侍大将を評定に招いている。 評定とは裁判のことだ。 足軽大将では無理なのだ。 そこは、侍でないとだ。 自由は足軽があるが、位は侍が高いのだ。 ヒトを裁くには位が必要らしいのだ。 縄で、グルグル巻きの盗賊の頭目が曳きだされた。 もちろん、弁護士や検事なんていない。 奉行役の侍大将だけだ。 そして、罪状が読み上げられる。 罪状は足軽大将が武者頭から聞いた話だ。 「この、盗賊の角右衛門は、わが村の小作人である タゴスケ センスケ コウスケ の三名を殺し、わが村のポンプ、便器、ランプを闇市で売りさばいたものである。」 「それに、間違いないか。」 と侍大将、イヤ奉行が問正した。 「おれぁ、しんねえぞ。」 とウソぶく角右衛門だ。 「証人をこれへ。」 へえ~証人が居るんだ。 見ると、見慣れないヤツだ。 「わたくしは京で、分銅屋という商いをやっております。」 「ふむ。」 と奉行だ。 「先月の終わりころですか、そこの角右衛門という方が、当方に荷を売りたいと。」 「おらぁ、こないやつしんねえぞ。」 とウソぶく角右衛門だ。 「それで、荷はポンプや便器など、ランプも紛い物ではありませんので、40貫で買いましてございます。」 「ふむ、角右衛門とやら、それは真か?」 「しらんぞい。」 「ここに、証拠の書きつけが・・」 買取の約定を書いた紙だ。 斯く斯く云々で、40貫受け取り候、と記して手形が押してある。 40貫で商人は買い、それを50貫で売るのだ。 まあ、そんなところだ。 ボッタくり屋ではないようだ。 「ふむ、では判決を言い渡すぞい。」 と奉行だ。 「角右衛門は曳き回しの刑ぞい。」 「では、これまでとするぞい。」 戦国時代にしては、なかなかの裁判だった。 まさか、盗賊の売り先まで手配しているとは。 闇市もあるが、盗品だと買い叩かれるのだ。 正規のポンプや便器、ランプなので、盗賊も欲が出て、都の商人にさばいたようだ。 そこから足がついたのである。 ちなみに、闇市なら5貫にもならないそうだ。 そりゃ、盗品だからね。 元ではタダだから。 しかし、当方は三名の小作人が殺されたのだ。 足軽大将は葬式も取り仕切り、それなりの額の見舞金を三名の家族に下げ渡したらしい。 小作人といってもバカにしてはいけない。 ちゃんと、生計を建てているのだ。 土地を借りて稲を作り、そこから生計を建てているのである。 それなりの生活である。 さすがに、家庭フロまでは無いが、ポンプはあるのだ。 陶器の便器も備えているのだ。 ちゃんと働けば、それなりの生活はできるのだ。 さて、盗賊の角右衛門だが、都の検非違使(ケイサツ)から手配書が・・ 要は指名手配の大物らしいのだ。 なんでも、公家の宝物を盗んだ咎だそうだ。 それで、当方では、死刑にはできなかったのだ。 都で正式の裁判らしい。 角右衛門は、「それだけは、ここで殺してくれ。」 と懇願しきりだったが。 都は、盗賊にとり、恐ろしいところらしいが・・・・・
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