B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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帝都、空襲。

届かない敵だ。

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 「警報、警報、これは演習ではない。」 「敵の空襲です。」 「住民の避難を・・・」 
拡声器が鳴る。 帝都は睡眠をさまされて、右往左往だ。 
空へ、サーチライトが向けられる。 
初めは冗談かと思っていた帝都住民も、さすがにサーチライトまでが・・・ これは、マジだ、と避難を始めた。 行先は地下鉄の駅だ。 ・・・ 
 ここは、帝都防衛のカナメである、電波探信儀が設置してある富士山の山頂である。 
丸い蛍光管の反応画面に小さく点が多数、写っている。 
「これが、君は敵の爆撃機というんだね。」 「そうです、高度までは、この機器では判別できませんが、飛行機と思われます、金属性に反射しますから、間違いないです。」 
「鳥では、ないんだね。」 「鳥は金属では、ありません。」 
「もう、非常通報は帝都に出してしまった、今さら間違いでしたでは・・」 
「いいじゃないですか、危機に備えて、危機が来なかったら。」 
「でも、メンツが。」 「我らのメンツなんて。」 
こいつの考え方にはついていけないと思う、上司だ。 
さて、年月は10年さかのぼる。 時は昭和元年だ。 
大正天皇が崩御されて、裕仁殿下が124代の今上天皇に・・・
 その、昭和初年のことだ。 ここは、帝都の電波研究所だ。 
「ふむ、君は電波の高い周波数の性質の研究から、考えたと。」 
「そうです、探査電波に使おうと思ってるんです。」 
「ふむ、しかし、周波数が考えられないくらい高いが、もはや光に近いではないか。」 
「そうなんです、直線で跳ね返るんです。」 
「だから、反射した方向と距離がわかれば、相手の特定ができます。」 
「しかし、金属しか電波の跳ね返りがないぞ。」 「だから、いいんですよ。」 
「どうして?」 「だって、軍事兵器は金属じゃないですか。」 
「きみは、すごいことを考えてるんだね。」 「敵の位置が早くわかれば、対処ができる。」 
「負けるイクサも、勝てるかもですよ。」 
「ただ、欠点は地球が丸いことです。」 「そうだな、せいぜい500キロまでか。」 
「でも、将来、山の上か、飛行機に乗せれば。」 「まだ、飛行機は重い物は無理だ。」 
「将来をかんがえて、今から作らないと。」
 技術は時間がかかるのだ。
 
 江戸から、明治、大正と50年ほどだ。 江戸期生まれのヒトも存命しているのである。 
そして、電波探信儀が造られることになる。 まだ、ラジオ放送が反日NHKしかないころだ。 
そのころの、NHKは在日が少ないから、まだマシだった。 
やつらは、はびこってマンエンするから、始末が悪いのだ。 
日本には半島の外国人は要らないのだ。 ヤツラは混乱に乗じて騒乱を起こすのだ。 
日本は在日の国ではない。 日本人の国である。 
祖国に帰ってもらうのだ。 
この話の段階では、在日は、まだいないから、その話は出ないのである。 
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