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戦艦ビクトリアⅡ世。
軍艦は軍艦だ。
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「艦長、ビクトリアから招待ですが・・」 「そうか、君、例のモノを・・」 「ハイ。」 「手ぶらでは・・・」 艦長も大変である。 艦のメンツを保たねばならないからだ。 上物のウィスキーである。 それも、日本産だ。 まず相手は飲んだことはないだろうからだ。 それで、ポンポン船で、英国戦艦へ向かう。 ヤマトが空母ではなく、計画どうりなら戦艦であったのだ。 だぶん、これくらいかな、と思いながら戦艦ビクトリアⅡ世を見上げた。 「やはり、見上げるなら戦艦だな。」 空母は見上げてもつまらないのだ。 飛行甲板の裏が見えるだけだ。 空母は艦橋から飛行甲板をながめる以外はつまらんのだ。 タラップをあがる、艦尾のユニオンジャックに敬礼して乗船許可を得る。 「ようこそ、ビクトリアへ。」 ビクトリア艦長のネルソン海将が出迎える。 艦内を簡単に案内してもらう。 「軍艦は雰囲気がいいですね、空母は飛行甲板ばかりですから。」 とお世辞をいう。 「しかし、雰囲気では勝てませんから。」とネルソン海将だ。 艦長室で、手土産を渡す。 「これは、これは、ありがたいですな、日本の酒は久しぶりです。」 「お口に合うか、わかりませんが・・」 「いえ、いえ、なかなか、どうして。」 とネルソン海将はビクトリアの酒を・・ (なんと、艦の名前のウィスキーがあるのか。) なかなかのモノだった。 さすが、英国の軍艦だ。 抑止力に十分なっている。 「明日は、フランス大会の開会式ですな。」 「ぜひ、二回戦で戦いたいものですな。」 プレッシャーをかけまくりの海将ネルソンだ。 なんせ、1回戦の日本の相手はドイツのツエツペルンだからだ。 真上で停止して爆弾を落とすのはチートだからだ。 しかも、ツエツペルンの浮かぶ能力を生み出す気体はドイツが独占してるのだ。 英国も米国も、日本がヤラかすことを期待しているかのようだ。 それでは、日本が咬ませ犬ではないか・・・ しかし、模擬空戦は互いに戦争を避ける抑止力として働いていたのだ。 あとは、ソ連さえ入れば完璧である。 しかし、フランス大会にはソ連は参加していなかった。 ソ連は西側に戦力を見せるのをいやがっていたのだ。 ソ連は飛行機、とくに爆撃機がなかったのだ。 ショボイ、複葉の戦闘機はあるが、その程度だ。 米国のグレートイーグルを見たソ連軍技官は、穴があったら入りたかっただろう。 それで、フランス大会には間に合わなかったが、追撃戦闘機を国力を賭けて開発していたのである。 もちろん、複葉機ではない。 金属製の単葉機である。 フランス大会には間に合いそうも無いが、次には必ず、ソ連も参戦のようである。 ソ連は、フランス大会には技官を派遣しただけである。 もちろん、情報収集のためである。 ソ連の影に隠れて、シナまでいたのだが・・・・・さあ、開会式だ。
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