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レーダー射撃。
これが、米軍の切り札だ。
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「いいか、連動装置はデリケートだから、注意しろよ。」 「わかってるよ。」 技師らがグレートイーグルの整備に余念がない。 米軍にとり、とうとう本番が始まるのだ。 相手は日本軍だ。 この模擬空戦が始まったきっかけとなる、米軍対日本軍である。 賭け率は、トントンだ。 それは、いままでに日本軍が苦労して米軍の爆撃機に対処してきた結果である。 そして、電波探信儀の日本製の性能のもよるのだ。 電波探信儀は日本の発明ではない。 しかし、アンテナは日本の八木博士の考案であった。 あの、串を何本も刺したアンテナである。 その八木アンテナは指向性が優秀であった。 とくに、串を増やせば、指向性が向上するのだ。 電波探信儀は方向が大切なのだ。 方向がわからなければ、探針の意味がないからだ。 追撃戦闘機の月光には電波探信儀のアンテナが4本束になって、1本には20もの串がつけてあるのだ。 計80本の串形アンテナで鋭利な指向性を確保しているのだ。 そして、小型金属の真空管である、複雑な工作は日本の腐ったオンナしか作れないといわれているのだ。 大きさは小指ほどだが、中には5極のスリットがあり、電子の波を制御するのである。 工作は実物顕微鏡を使い、微細な加工がほどこしてあるのだ。 特に、軍用は精度が高いのである。 そして、コンデンサーも大切な電子部品である。 コンデンサーは電気を溜めるのだが、金属膜を絶縁体で挟んで、間に電子を溜めるのだ。 パンク(絶縁が壊れる)したら使えない。 それに、絶縁体は熱に弱いのだ。 高温では、絶縁体がもたないからだ。 日本製は、その温度管理がしっかりしているから、信用が高かったのだ。 「そういえば、発電機だが、直流はヤメたんだったな。」 「あ、あ、交流発電機が性能がいいからな。」 いままでは、発電機は直流モーターと原理は同じものだった。 しかし、高回転でないと電流が上がらない。 そこで、交流発電機に替えたのだ。 まあ、直流がダメなら交流で、の考えだが・・・ これが、交流発電機は性能がグンバツなのだ。 低回転から電力が出せるのだ。 それで、電波妨害装置が実用化できたのである。 いままでの直流発電機では、無理だったのである。 妄想の歴史では、日本の電子技術は米国とガチで勝負できるほど進歩していたのである。 「電波妨害装置の出力真空管は予備も用意しろよ。」 「わかった、切り替えスイットで交換できるようにしよう。」 「それは、いいぞ、模擬空戦では、なにが起こるかはわからないからな。」 備えは万全でなくてはならない。 なんせ、相手は米軍だ。 英国とは、軍事同盟まで締結した日本政府だが、米国はライバルだったのだ。 爆撃機では米国がリードしているが、追撃戦闘機では、日本が常にリードしているのである。 さあ、明日は、いよいよ本番だ・・・・・
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