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混乱する電波網。
なにが、なんやら・・・
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米軍も探査電波を出しまくる、日本側も探査電波に妨害電波に、ロケット誘導電波と・・・ それで、混信したのである。 まあ、強い電波が勝っのだが・・ 周波数が混信して、そこに強い探査電波が紛れ込んで、いやはやである。 日本軍の偵察員は混乱する。 米軍も当然、混乱だ。 電波探信儀の画面は、判断不能に陥り。 耳で聞くイヤフォンは雑音が・・・ 「隊長、混信して・・」 と偵察員が叫ぶ。 甘城隊長は判断に迷う。 こんなことは、想定外であるからだ。 しかし、米軍の爆撃機は爆撃コースだ。 このまま、米軍の爆撃が成功すれば、日本側に勝利はないのだ。 「なむさん、八幡大菩薩、いいからロケットをテーッ。」 と叫ぶのがやっとだ。 3番機、4番機から、ロケットが撃ちだされた。 誘導電波が混信したロケットは、迷走するかと思えば、一目散にグレートイーグルの4番機に命中した。 命中したのは、エンジンではない、尾翼である。 そこに、ドウンと命中したんだが・・・ 赤いペンキがへばり付いただけである。 そう、模擬弾だからである。 ロケットに爆薬は積んでいないのだ。 着色ペンキが載ってるのだ。 そして、命中したのは1発で、あとの3発は・・・ 迷走して、地上に落下して終わりであった。 そうして、「時間終了です。」 の試合終了のサイレンが響いた。 あとは、採点である。 米軍が墜とした爆弾は地上に散乱しているが、×印から距離を正確に測り採点するのである。 4機の、米軍の爆撃機と日本側の戦闘機は無事に着陸していた。 それぞれのエプロンで機銃の命中した位置の採点が待っているのだ。 総合点で米軍か日本軍かの勝利が決まるのである。 もちろん、採点には米軍や日本軍の関係者は入れないのは当然である。 エプロンに並んだ機体の採点が大会役員により始まった。 「ふむ、この機銃弾は燃料タンクに命中してるな。」 「ふむ、風防が・・これでは戦死だな。」 容赦なく、採点官はチェックをしていく。 採点の間は、米軍や日本軍の関係者は機体には近づけないのである。 遠目で観ているしかないのだ。 そして、その様子を見物人は賭け札を握りしめて結果発表を待つのである。 競馬で電光掲示板が光るまでの光景と似ているが・・・ 「ん、なんだ、やけに時間が・・」 と見物人が言い始めた。 いままでは、こんなに時間はかからなかったのだ。 「まさか、八百長じゃないよな。」 と一部の見物人が騒ぎ出す。 ざわつく見物人らだが、なかなか勝敗の結果発表は・・・ なぜに、時間が・・・ それは、1発の銃弾の跡で揉めているのであった。 米軍の機体に付いた赤いペンキは電波探信儀の機械の方向についていたのだ。 それで、この銃弾は電波探信儀を破壊したか、どうかで・・・ 「じゃあ、実弾で試そうか。」 「いや、軍事機密のカタマリだ、とんでもない。」 「しかし、採点が・・」 「1発で左右されるものか!」 「え、え、米軍と日本軍は今のところ1点差ですが・・・」
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