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正攻法の米軍。
小手先の日本軍に勝つには・・・
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「いいか、ヤツらの弾幕はたいしたことは無い。」 「12ミリ6連で爆撃機は撃墜判定だ。」 と勇んで飛び立つ米軍だった。 日本のロケットは使わない。 あれは、ツェツペルン用と判断した米軍だった。 「いいか、6丁機銃で、ハチの巣にしてやるんだ。」 とヤンキー魂まるだしの米軍である。 はじめは、米軍も色々考えたようだが正攻法が1番と踏んだようである。 だから、戦闘機も機銃6丁の重量が限界である。 つまり、余計な機器は重さの関係から無なのである。 日本軍のような小手先の細工はないのである。 日本軍の爆撃機は機銃の弾幕が薄いという欠点があった。 それは、日本のすべての戦闘機や爆撃機に言えることであった。 敵の攻撃は身をかわすのがセオリーとの考え方である。 戦闘機の防弾も最初は考えていなかったのだ。 敵の銃弾なぞ、技量で身をかわせばいいのだ、的な考えである。 それで、防弾の重きを置いた米軍、機動性に重きを置いた日本軍となったのであった。 その伝統からか、日本軍の爆撃機は弾幕が薄かったのである。 そこに6丁の機銃で攻めまくる米軍なのである。 「電波妨害装置は・・・」 「だめだ、米軍が電波探信儀を使っていないからだ。」 「では、電波探信儀で・・」 「それなら、目視もほうがはやいぞ。」 もう、目前に迫りくる米軍である。 「仕方がない、ここは花火と金属片で対処するぞ。」 「いいか、ヤツらが迫ったら、花火と同時に金属片だ。」 「いまだ。」 日本軍の爆撃機から花火と金属片が撒かれた。 「うわーっ。」 思うわず仰け反る米軍、戦闘機だ。 先の大戦で、米軍のマスタングに追いかけられた隼戦闘機が、あまりにシツコイ米軍に、なんか投げるモノはないかと操縦席を漁って、昼飯のおにぎりを思わず投げたところ、いきなり爆弾かと勘違いして米軍機が操縦を誤り、なんとか逃げ延びたと聞いたことがある。 さすがに、いきなり目の前に何かぶつかればビックリするわいな~。 それと同じで、最初の米軍の攻撃はなんとか逃げ延びた爆撃機隊である。 しかし、この作戦は1回使えば米軍に知れればなんてことはない、となってしまうのだ。 「もう、この花火と金属片作戦は使えないぞ。」 「どうしようか。」 「むざむざ、ヤラれるわけにはいかんぞ。」 「くそっ、最新機器も宝の持ちくされか・・・」 「待ってください、ここは敵の無線を妨害するしかありません。」 「それは、すぐにできるのか。」 「え、え、周波数を替えるだけですから。」 通信技師は電波場妨害装置のフタを開ける。 中の水晶発振子を別のヤツに交換する。 「たぶん、これでスイッチをいれれば、米軍は互いに通信ができなくなります。」 「本当か。」 「では、やってくれ。」 通信技師はスイッチをONだ。 ・・・ 「こちら、隊長機だ。」 「1番機、こんどは・・」 「・・・・」 「どうした、1番機応答しろ。」 「・・・・・」 「なんなんだ?」 米軍の隊長機は1番機に近づいてキャノピーを開ける。 1番機が、隊長機を観る。 隊長機はジェスチャーで無線機を示すが、聞こえないジェスチャーの1番機だ。 「隊長機から司令部。」 「・・・・」 「司令部、応答してくれ。」 「・・・・」 雑音だけだ。 どうなったんだ、混乱する米軍である・・・・・・
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