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試験飛行を重ねてるんだが・・・
原因不明だと・・・
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「よし、離陸するぞ。」と、100式戦闘機のスロットを上げる。 「キーーーーーン。」と、エンジン音が高鳴る。 ところが、計器盤に赤ランプが点滅だ。 「いかん、ターボが過熱だ。」「隊長、過熱ランプ点滅です。」と、各機から連絡が入る。 「どうしてだ、偵察員!」と、後部座席の・・・ 偵察員は点検項目を・・・ 「だめです、原因不明です。」と、偵察員だ。 「ここまで、来て・・・」と、唖然とする隊員らである。 日本軍の司令官は、「飛行中止だ。」「全機、戻れっ!」と、指示を出す。 「しかし・・・」と、隊長機がら無線だ。 「これは、司令としての命令だ。」「了解しました。」と、格納庫へ・・・ 会場は騒然である。 「どうしたんだ、日本軍は・・・」「いまさら、マスタングへ怖気づいたのか。」「新型なのに・・・」と、観客は勝手な想像である。 なかなか、拡声器からの説明が・・ 「アーッ、アーッ、遅れました。」「えーっと、なになに。」と、メモを読んでる司会者である。 「なにやってんだ。」「はやくしろー。」と、ざわつく観客だ。 上空では、マスタングが周回飛行である。 なかなか、日本軍が上がってこないんで・・・ 「大会委員会から正式発表です。」「日本軍のエンジントラブルで、本日の模擬空戦は中止と・・・」と、説明が続く。 「なんだよ、故障かよ。」「みたいだな。」「日本軍でも、あるんだ。」「日本の技術も故障からは逃げられないんだな。」と、「で、どうなるんかな?」 ・・・「大会委員会からです。」「おお、放送があるぞ。」騒ぎは収まったようである。 「日本軍からは、軍事機密なのでエンジントラブルとしか発表はありません。」「それで、三日後に再開ということで・・・」 つまり、日延べである。 とてもエンジントラブルが三日で解決するとは思えないんだが・・・ まあ、大観衆を納得させねば暴動も・・ 中止なんて言ったら、キップの返金で揉めまくるだろう。(なんせ、ダフ屋から高額で買った観衆は少なくないからだ。) ・・・「どうして、試験飛行時は発生しなかったトラブルだぞ。」と、隊長が・・「・・・・・」 無言の主任技師である。 脇では整備士がエンジンカウルを開いて、トラブル原因を、「うわーっ。」と、ひっくり返る整備士だ。 エンジンカウルから白煙である。 それも、少しではない。 「これは、どうしたんだ。」「排気タービンが・・」「あの、耐熱試験では大丈夫だった・・」 どうやら排気タービンが過熱で溶解寸前だったようだ。 「あぶない、あぶない、安全装置で助かったようだな。」と、司令官である。主任技師が、「斎藤、至急に排気タービン原因究明を。」「ハイ。」「そして、ナベは別に原因が無いかさぐれ。」「ハイ。」と、渡辺君だ。 「そして・・・」と、主任が原因究明班を立ち上げる。 「三日しかないぞ。」「いいか、納期は三日後だ。」「了解です。」と、技師連中が動きだした。 日本軍の兵は見てるだけである。 餅は餅屋である。
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