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とうとう、この日が来た!!
決着をつけるのだ。
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我が国のアイデアと試行錯誤で生み出された戦闘機が・・・「とうとう、マスタングとの決戦が来たな。」と、主任技師がつぶやく。 「おい、格納庫のシャッターを開けるぞ。」と、整備隊員が叫ぶ。 「おう、こちらはOKだ。」と、相方がいう。 ドイツの格納庫はシャッターがあるのだ。 ドイツ帝国はツエッペルンの格納庫で苦労したらしい。 それで、金属の板を加工してつなぐシャッターを考案したらしい。 なかなか、便利なモノである。 我が国では、いまだに扉を折りたたんでるんだが。 模擬空戦大会は、各国の軍事技術以外も知ることができる。 これが、なかなかバカにはできないのだ。 「ガラ、ガラ、ガラ。」と、いっぺんに開くシャッターである。 「よし、押し出せ。」と、技師や整備隊員が機体を1機づつ押し出す。 これは、主任技師が、「やはり、戦闘機は格納庫から手で押す出すのが伝統だ。」と、言い出したからだ。 排気ガスの換気問題もあるが。 主任は、「やはり、手をかけてやらんと・・・」との考えである。 「おい、出てきたぞ。」「あのトラブったヤツがでてきたぞ。」「こんどは、飛ぶんだろうな。」と、観衆は言いたい放題である。 「とうとう、出てきました。」「日本軍の前回の失敗は取り戻せるのでしょうか。」と、司会者が拡声器で駄弁る。 そこへ、あやしい軍事有識者だ。「おや、今度は普通みたいですね。」「前回は鉢巻とか軍刀とか雰囲気だしてましたが。」と、アオル。 評論家や解説者は、アオッてナンボだからである。 座を盛り上げて、ナンボのヤツらなのだ。 大会の売り上げで、ギャラが決まるからだ。 「さて、今回は日本軍もトラブルは、どうでしょうか?」と、司会だ。 「前回は、いきなりでしたから、今回はソレは無いとはおもいますが、ウワサでは、マスタングに怖気づいたとの話も。」「そうなんですか?」と、司会だ。 「なんせ、軍刀まで出てきたんですよ、負けたら帰国はできないでしょう。」「日本軍は、そこまでの覚悟なんですか。」と、驚くふりの司会だ。 「おや、最終点検みたいですよ。」「そうですね、雰囲気はいつもと同じかな・・」と、解説だ。 「米軍はエプロンから滑走路へマスタングが・・」と、司会だ。 「うむ、やはりマスタングは余裕というか、王者の気迫というか、不動の地位を築いた戦闘機ですな。」と、解説が持ち上げる。 「しかし、日本軍は変わった形の戦闘機ですね。」と、司会である。 「あ、あ、欲張り型ですからな。」と、解説だ。 「今回、飛ぶところを見られるといいんですが。」と、解説がアオル。 前回の日本軍のトラブルが思い出される観衆である。 「おや、エンジンが始動したようですよ。」「以外に小さな音ですね、確か双発と聞いてますが。」と、司会だ。 「バランスがいいからですな。」と、解説だ。(さすが有識者である。) 双発エンジンの音が前回とは違うのだ。 そう、あの電子機器がバランスをとってるのだ。 偵察員の計器盤のランプは緑色が消えないのである。 「どうだ?」と、操縦士が・・・「大丈夫なようです、さすがエンジンバランスがいいと、ここまで安定するんですね。」と、偵察員が答える。 そうなのだ。 飛行機はバランスで飛んでるんである。 バランスが狂うと、失速して墜落なのだ。
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