戦車がすべての世の中。

ゆみすけ

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米軍では?

M4の調子。

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   M4シャーマンの普段の整備に余念がない車長だ。 そこに、他の車両の車長が相談事で。 「まあ、聞いてくれよ。」 「聞くだけだぞ。」 「そう、いうなよ。」 どうせ、今夜の食事の事だろう。 想像はつく。 部下とカケをして負けたそうだ。 つまり、夕食をおごることになったんだそうな。 M4シャーマンは5名乗車だ。 つまり、4人分負担だ。 どこか、安価で、それなりのレストランないかとのことであった。 なんと平和な米軍だ。 かりにも、ここは最前線だ。 まあいい。 「ここがいいだろう。」 と車長は、サービスチケットを5枚渡す。 この前、司令から巻き上げたヤツだ。 「貸、ひとつだぞ。」 「あ、あ、ありがとなー。」 野戦司令部の近辺には、地元住民がバラックを建てて商売をしている。 すべて、米軍が来てからだ。 米兵相手の商売だ。 どこの、軍事基地もそうだ。 まわりには、飲み屋とか食い物やが増える。 おそらく、基地がそのまま存続するなら都市ができるだろう。 沖縄県の普天間がそうだ。 戦後、基地ができたときは、人家なぞ見当たらない。 だいたい、砂漠なぞ、商売するところなんか無い。 それが、軍事基地ができた、これは大きいのだ。 独逸軍の近辺もそうだ。 飲み屋が最初だ。 必ず、女が居る。 兵隊にとり、かわいいネィチャンほど望むものはないだろう。 古代からそうだ。 人類最初の商売は、売春婦だ。 著者は綺麗事なぞ言うつもりもないのだ。 しかし、これはラノベだ。 本当はイスラム圏は酒は飲めない。 公然と女と手をつないで歩けないのだ。 米軍は、アラブに進駐したときのカルチャーショックはすごかったのだ。 日本のエロゲーも禁断のゲームだ。 それに、約束をアラブ人としても、お愛想がほとんどだ。 広い心が必要らしい。 
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