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ウロ子の89式講座

ウロ子のこだわり

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 オレが愛妻に武器を渡すようになり、ウロ子がアサルトライフルを気に入り。 日本国自衛隊採用の89式小銃を使い廻すのが得意になった。 ウロ子が腐ったナオンとはオレは知らなかった。 ウロ子の腐りはただものでは無い。 徹底して腐っている。ウロ子はヒレをくねらせて歩く。 常に89式を離さない。 ウロ子の89式はモノホンではない。 異世界生成品だ。 で、チタン合金製で軽いのだ。 分解も本物と同じだ。 工具イラズで分解できるのだ。 銃身の後ろのレバーを握り押さえると銃身がパカッとはずれるのだ。 ウロ子は目隠しして分解、組み立てを訓練している。 ウロ子のウンチクはこうだ。 まず、連射と単射の切り替えレバーの位置が銃の右側だが、ウロ子用は左だ。 普通、連射や安全装置レバーは左だ。 日本の89式はなぜか右だ。 右手の親指で切り替えできないから不便なのだ。 モノホンは銃身が長い、ウロ子の89式は少し短いのだ。 銃杷も空挺用と同じで折りたためる。 あとモノホンはスコープや赤外線装置を取り付けるレールが無いのだ。 拡張性が89式はないのだ。 しかしウロ子用は拡張レールがつけてある。 そこにレーザーサイトをつけている。 オット、言うのを忘れていた。 銃の切り替えレバーが普通、最初が安全位置で次が単射、次が3点バーストで、連射となるのだ。 しかし89式は安全位置の次が連射なのだ。 これはだめだ。 ウロ子用は安全位置の次が単射だ。 次が3点バーストで、ダダダで終わる。 次が連射だ。 89式は優秀だが、以上の欠点があり、改良が必要だが値段がお高いので、まだ出来ないらしい。  ウロ子が89式の名手なら、古いがモーセル銃を選んだ、リカ子もそれなりにすごいのだ。 モーゼル式はネジが一本も使われていない。(グリップを止めているネジ1個のみ) 分解や組み立てにドライバーがいらないのだ。 銃は常に撃つときの振動がある。 銃の弾丸発射はなみなみならぬ振動があるのだ。 ネジが、その振動で緩むことがあるのだ。 いくら、しっかり固定していても緩んでくるのだ。 モーセル銃は、こだわりの銃だ。 それを選んだリカ子も相当なナオンだ。 正確にはモーセルC96というらしい。 固定弾倉なのでストックをつけると安定して、有効射程が200メートル越えだ。 リカ子がモーゼルを選んだ本当の理由は、銃のグリップが細身でリカ子が握れるのが、モーゼル銃しかなかったからだ。 まあ細かいことはいいのだ。  エロ話がないカイだが、コダワリのカイということで・・・・・・・。
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