大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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アイシャにバレた・・・

どうすんです、博士!

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 最近、ロボット兵器部隊の宿舎にウワサだ。 それも、昔のアイシャを観た、との妄想的な話だ。 アイシャは18歳で、ウイグル生まれ(もう、少女ではない。)の教官である。 その地位は自身でつくったものだ。 ロボットの人工知能とのマッチングがウイグル少女が最高なのだ。 日本のJKはダメ、米国のパツキンもダメだった。 ウイグル少女の血の、なせる技なのかわからない。 変態科学者の須藤博士でも、わからないことも、あるのだ。 そして、ヒトは成長するものである。 いつまでも、JKのままではないのである。 「ここの、来た頃の、あたいにそっくりなヒトを観た?」 「ほんと?」 「え、え、瓜二つだったわ。」 とウイグル仲間がアイシャにいう。 「他人の空似よ。」 笑い飛ばす、アイシャだ。 しかし、内心は・・・ 「まさか、まさか、あれほどイケないと・・」 アイシャは須藤博士にアポをしないで、実験室に隠れた。 掃除道具のロッカー内だ。 しばらくして、博士が、ランランと機嫌よく入ってきた。 そして、部屋には、だれもいないと確認する。 もちろん、ロッカー内に隠れているアイシャには気が付かない。 博士はドアにロックだ。 そして、おもむろに隠しトビラを開ける。 「博士、さみしかったデス。」 と12歳ころのアイシャが出てきた。 もちろん、セーラー服のJKでだ。 「うむ、すまなかった、それよりコーヒーだ。」 「わかりましたわ。」 コーヒー豆をミルで挽きだす、JKのアイシャだ。 数分して、コーヒーが・・・ 「やはり、君の淹れてくれたヤツが最高だな。」 「ありがとうございます。」 とニッコリと満面の笑みの・・・ そのとき、掃除道具入れのロッカーのトビラが・・・そして、怒り心頭の18歳のアイシャが・・・ とても、ここには記述できない・・・ 土下座している、須藤博士だ。 なかなか、土下座がうまいが・・ 「博士、なんですか、これは(プンプンプン)。」 「すまない、悪気はなかったんだが・・」 「言い訳なんて、聞きたくありません。」 仁王立ちのアイシャだ。 頭から、湯気が~~ クローンのアイシャは空気を読んで、固まっている。 どう見ても、自身の12歳の頃だ。 そっくり、なんてものではない。 まるで、自分なのだ。 「あれだけ、イケないと・・・」 「どうしてくれようか。」 とアイシャは土下座している博士の頭を足で踏むのだ。 あれ、博士、そのヨダレは・・・ 見ると、うれしさのあまり気絶していたのだった。 アイシャに頭を踏まれたのが・・・ やはり、変態科学者は・・・ ドン引きのアイシャだった。 (あほらしくて、これ以上 怒れないわ・・) 「絶対に、終生面倒をみること。」 これが、アイシャの出した答えだ。 なんせ、クローンとはいえ、生きているのだ。 生まれは、どうあれ、人造だろうと生きてるんだ。 (ちなみに、クロー部隊のアイシャ10人は、バレなかったとか・・) 人生最大の危機を脱した変態科学者だった。 「総理、部隊が揃いました。」 と須藤博士。 電話の向こうの総理は、「なら、至急にシナの幼児奴隷養成所の殲滅だ、もちろん囚われている幼児(総理は幼女とは言わないのだ。)の確保は当然だ。」 「わかっております。」 総理は、クローン部隊がアイシャクローン10人とは知らない。 まあ、知らない方が・・・ 日本軍の最高機密作戦部隊が動き出した。 10人の幼女のアイシャが並ぶ、10基のロボット兵器が控えている。 お立ち台の上の須藤博士は人生最高の気分だ。 「諸君、君らに最高司令官(総理)から指令がくだった。」 キリッと控える10人のクローンだ。 「あいては、人権弾圧も甚だしい、カノ国だ。」 「すべての、作戦の責任は総理が取ってくださる。」 と、総理からの作戦司令書を見せる。 もちろん、クローン人間だ。 動態視力も半端ない。 「囚われている児童は、全員を確保、あとは殲滅でよい。」 「なお、捕虜はいらんからな。」 「では、最終点検後、出撃だ。」 敬礼で返すクローンとロボット兵器らだ。 須藤博士は秘密結社のトップを1度でいいから、やってみたかったのだった・・・・・
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