大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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海上封鎖、解かれる。

いつまでも、封鎖はできない・・・

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 下関の会談が終わった。 恫喝外交で、それなりの結果を引き出した日本側だったが・・・ そして、約束どうり、海上封鎖は解かれた。 公海上に数隻の駆逐艦は残ったが・・・ 正規空母は母港へと戻っていったのである。  数隻の駆逐艦はシナ側の様子見のために、残したのである。 シナが約束を守るか、その確認のためだ。 山田総理は、シナが約束を守らないと承知なのである。 「シナには約束の概念がないからな。」 これが、山田持論だ。 福沢先生の教えである。 そのころには、やっと博多湾での紛争の復興がメドが立ってきたのであった。 疫病に感染した市民は、全員が満州の米軍病院での隔離治療となったのである。 消毒戦車の活躍がなかったら日本全土に蔓延しても、いや考えるだけで怖いことだ・・・・ 鮮人兵による被害者は数千人だったが、鮮人がシナの漁民と共に遺体で流れて終わってしまい、シナとの関係がウヤムヤで、朝鮮の両班貴族のシナによる処刑で、またも終わってしまったのだ。 シナの新たな軍閥政権の太宗将軍から両班貴族の首が・・・ これは、日本側が断ったんだが・・・ 「毎回、首チョンでは、半島のヤツらも耐えれんだろうに。」 と副総理が、「いいや、新しい両班貴族ができるだけだ、ヤツらは喜んでるのさ。」 と総理だ。 「上を蹴落として、のし上がるのが、鮮人のヤツらの考えのすべてなのだよ。」 と総理だ。 「わかってはいるんですが、引きますよ。」 と副総理だ。 「我らの考えが通用しないのが、鮮人どもなのだ。」 と総理はつぶやいた。 「日本国憲法にも条文があるだろう、ヤツらと関わっては、いかんと。」 「そうですが、国民に徹底しないことには。」 と副総理だ。 「ふむ、あれは鮮人兵の仕業だと宣伝するしかないな。」 「でも、それはシナの思うツボですが。」 「仕方がなかろう、今回だけだ。」 と無理やり納得の総理だった。 裏で糸を操っていたのはシナの軍閥政権だ。 しかし、王毅将軍は抹殺されて証拠は隠滅された。 海上封鎖を解くためのシナの演技だとはわかったているが、紛争で終わらせるための苦肉の解決であったのだ。 こうして、シナとの紛争はウヤムヤに終わってしまったのだ・・・・ そして、シナへ華僑船が・・・ 「そこの、フネ、停船しなさい。」 「繰り返す、停船しなさい。」 と日本軍の駆逐艦が拡声器で脅している。 華僑船は必死の抵抗だ。 しかし、結局、停船に応じるしかない。 「こちらは、日本軍の駆逐艦、秋月です、密輸品の臨検です。」 と拡声器が・・ 海上封鎖を解くかわりに、公海上での臨検をシナとの条約に結んだからだ。 「どうして、停船が遅れたんですか。」 と監査員だ。 「つい、うっかりしていたアルヨ。」 と言い訳の華僑船の船長だ。 「まあ、それはいいが、船倉を検査するからな。」 「どうぞ、どうぞ。」 とフタを開ける船長だ。 「これは、なんだ?」 と監査員。 「これは、香辛料アルヨ。」 「胡椒か?」 「似てるが、色々アルヨ。」 キツイ刺激臭に閉口する監査員だ。 「ふむ、200袋か、では船底の倉庫だ。」 「えっ、そこも見せるアルカ。」 「当たり前だ、開けろ。」 イヤイヤ、船底の倉庫を開ける船長だ。 「なんだ、これは?」 「砂糖アルヨ。」 「どう見ても、ヤクじゃないか。」 「没収だ。」 「そして、船長は取り調べで、しばらく帰れないぞ。」 「イヤあるよ、知らなかったアルヨ。」 と言い訳するが、問答無用で逮捕して、駆逐艦は臨検を終わる。 ・・・ そして、華僑船はシャンヘイ航路を・・・「もう、日本軍のヤツらは、行ったか?」 「もう、いいですよ。」 と船員だ。 「ふう、見つかるところだった、さすがに防音でないと感んづかれるからな。」 おや、船長が奥から出てきたぞ。 隠しトビラか? では、先ほどの捕まったヤツは? ・・・・・・
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