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海竜VS大和
ビビビと振動が
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ソナー員が叫ぶ、前方に感あり、深度50メートル、まっすぐ向かってきます。距離500メートル 速い。 緊急ベルを鳴らした。 戦闘配置の合図だ。 艦内放送で「何かにつかまれ、くるぞ。」 とたんに、大和がぶれた。 排水量6万トンがぶれた。 長さ256メートルの巨体が振動した。 波が割れる、海竜が飛び出した。 アタマが潰れている。 海が赤く染まる。 さすが、隕石をも防ぐチタン合金だ。 大和の横に浮かんでいる海竜は体長50メートルはある。 しかし6万トンが振動した。 信じられない。 剛性のない普通の船なら前部が潰れている。 耐隕石チタン合金が剛性がハンパないから船体が振動したらしい。 各部点検を指示した。 ソナー異常なし、機関異常なし、レーダー異常なし、武装異常なし、修理工房異常なし、まあなんとかファーストアタックは耐えられた。 まだ油断できない。 海竜の速度は40ノットくらいだ。 時速70キロくらいだ。 大和の最高速度と同じくらいだ。 ほかに巨大生物が居そうだ。 警戒は怠らないようソナーと見張りに注意喚起した。 レーダーもいろいろある。 周回軌道衛星とリンクしているから、常に上空から大和周囲を監視できる。 大和が停泊している内に船底の調査だ、有線誘導の潜水艇で調べる。 画像を見るに、赤い塗料が落ちただけのようだ。 まずは、安心だ、潜航艇を回収した。 あと、海竜用の武器だ。 鯨を撃つモリを考えた、撃ちっぱなしだから、先だけあればいい。 モリに爆薬を仕込めば効果的だろう。 大和の工房でラフデッサンを見せて造らせよう。 海の中は地上より巨大生物が生息しやすい。 よほど用心してかからないと、とんでもないことになりそうだ。 イヤな予感しかしない。 ひととおり、調査が終わり、大和は抜錨した。 イカリを上げて出発だ。 定時連絡をアリスにする。 衛星回線でつなぐ。 アリスはオレに定時連絡を義務付けた。 オレの娘のユコマからメールも着いた。 かわいいやつだ。 大和乗員はすべて、衛星回線から家族に連絡できることとした。 通信費など取らない。 ドラゴンに食われたキツネがゼロの日が始まり、まだゼロの記録はつづいている。 残っているドラゴン討伐隊もがんばっているようだ。 休みの日のAK○48公演も好評だ。 あれから劇場に救命用AEDを備えた。 泡を吹いて倒れるキツネ耳対策だ。 しかし公演を観て亡くなるキツネ耳はなくならない。 いままでで、計300名余りが亡くなった。 しかし公演をやめる声はない。 責任を感じて中止と発表したら、非難の嵐で公演開催の嘆願書が山盛りであった。 それで、チケットに注意書までしてある。 観ると亡くなる恐れあり、と。 またハナシがソレタ 海の話だった。 大和は三角大陸の西方をめざして進む。
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