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先が見えない
湧いて出る
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ドラゴンが出てくる、出てくる、また出てくる。 40ミリ高射砲は唸りづめだ。 46サンチ9門も砲身が焼けそうだ。 25サンチ(大和は15,5サンチ副砲が本当だが、新大和は25サンチなのだ。)も砲身が焼けてきた。 大和の廻りはドラゴンのミンチの山だ。 しかしレーダー員が叫ぶ「距離約20キロドラゴンが多数、数測定不能。」 どんだけいんだよ。 耳栓も役に経たないほどの砲撃音だが、減らない、ドラゴンが減らないのだ。 増えるいっぽうだ。 米軍のごとく雲霞のごとく湧いて出る、そしてミンチになる。 しかたがない、「トマホーク連射、全弾発射しろ。 目標20キロ先、ドラゴンの固まりだ。」 大和後方のミサイルベイからトマホークが50発ずつ発射される。 1500発あるから、30分くらいかかった。 追加の増産を大和船内工房でやっているが、まだまだ足りない。 オタクキツネのミサイル開発班3人に「ミサイル増産ペース5割増し。」の指令をだした。 まあ休むなということだ。 大和は46サンチ砲の弾頭を1000発、25サンチを2000発砲塔の下の弾倉に用意しているが、弾倉員から「タマあともって10分。」と報告、つまりあと10分撃てばタマ切れだ。 トマホーク着弾、の報告入る。 レーダー員から「まだ足りません、半数は倒しましたが、まだかなり動いています。」 とうとうオレは指令を出した。「戦術核ミサイル全弾発射。」 50発が一斉に大和から発射された。 あとは、本当の核かレールガンがあるのみだ。 しかしレールガンは多数の敵には、向かない。 面の攻撃には向かないのだ。 これでダメなら核しかない。 しかし戦術核と違い、大きな放射能リスクがある。 キツネ耳に奇形児など生ませない。 使いたくない。 あくまで核は持っていてナンボの兵器なのだ。 使えば終わりだ。 戦術核着弾します。 いま、 20キロ先にキノコ雲が多数浮かんだ。 「動く標的ありません。」 どうやら峠は越えたか。 レーダー員から続報だ。「40キロ先ドラゴン多数、数測定不能。」 周回衛星回線から映像を廻してもらう。 「画面倍率あげろ。」 「ん、でかいな、デカドラゴンの集団だ。」 数、2万はいそうだ。 どうする、どうするんだ。 もう詰みかよ。 また廻れ右して帰還するのか。 いやだ、オレは帰る判断をしなかった。 砲弾の残りは、回答、撃ち尽くしました、46、25、ともありません。 大和艦内工房は、増産中でまだ、弾はこない。 キララはオレに「アリス様にご連絡を。」という。 いまさらごめんなさいと帰還の土下座かよ。 オレはマイクで「アリス、オレだ。」 といった。 すこし待って返事がきた。「助けてください、アリス様というなら考えないでもないわ。」 と返事だ。 部下の手前なぞどうでもいいわ、艦橋で土下座の艦長のオレであった。
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