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12尾のキツネ耳
もうすぐ、ヤツが来る
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ここは、四角大陸の岩山の果てだ。 山の中ほどに洞穴がある。 崖の細い道でしか行けない。 で、ドラゴンは来ない。 そこは、12尾キツネ耳が住んでいた。 300人ほどだ。 細々と暮らしていた。 まあドラゴンから隠れての生活だ、贅沢はできない。 洞穴の奥に、未来予知の祭壇がある。 その前でキツネ耳の巫女が祈る。 我らの将来についてだ。 祭壇の水晶玉が光る。 キツネ耳の目前にタンクとユミスケが映る。 ドラゴンが爆散して、ユミスケの顔が映る。 「おお、おお、耳が顔の横じゃ。」 「毛髪がクロで、眼がクロじゃ。」 「顔が平たい。」 「シッポは無いか、映らぬか。」 キツネの巫女は背後に控える、幼女の巫女に「さっそく、皆を集めよ。」 とのたまう。 幼女の巫女が下がる。 3本キツネも9尾キツネも12尾キツネもシッポは1本の付け根から分かれている。 お尻から、シッポは一本しか出ていない。 その一本が枝分かれしているのだ。 まあ参考までだ。 その夜、12尾キツネ耳達は、一番広い部屋に集まる。 もう満員電車並みだ。 オトコキツネが10人くらいであとは、オンナキツネだ。 やがて巫女キツネが表れる。 「皆の者、やがてニホンジンがやってくる。」 「えー、ホントウですか。」 「伝説がホントウになったのか。」 「マジで。」 「私は、やっと養ってもらえれるわ。」 巫女キツネが「まあ、待て、もうすぐだ、処女のオンナキツネはニホンジンの妻に、それ以外のキツネは、ニホンジンの国に移住するのだ。」 「妻になるのは、何人じゃ。」 「えー、198人はいますが。」 「わちきを入れて199人か。」 えーっ、やはりか、巫女も妻になる気まんまんなのか。 どうするのか、ユミスケは。 また増えるのか。 どうやらキツネ耳は生まれながらに予知能力がある。 著者の考えでは、ドラゴンから逃げる能力の一つとして自然に備わった。 そして能力はシッポの数に比例する。 だから四角大陸には、シッポが一本のキツネは少ない。 大陸の奥に行くほどシッポの本数は増えるのだ。 祭壇の奥には、宝物が安置してある。 それは、オレスが使った、40ミリバルカンだ。(もちろん壊れている。) で、婚姻届が銃の横においてあった。 内容は、オレスが12尾キツネのオナゴを妻にします。 だ、なんと数も相手の名も無い。 まあ、そういうことだ、全員の処女キツネはユミスケが娶らねばならない。 もう、こうなら未亡人も娶るしかないね。 タンクの中でユミスケは考えもなしに、クシャミが止まらなかった。 ここまで妻が増えると同情しますよ、どうするんですかねえ。
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