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星間旅行会社STB
スタートラベル ビュウロー
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ここは、はるか彼方の星間政府中央委員会だ。 オレスがいる。 もちろんネコのオレスだ。 ワコ星への旅行が定番になりつつあった。 それに眼をつけたのが、星間で一番の旅行会社のスタートラベル ビュウローだ。 星間航行船の保有率も高い。 宇宙での事故対策も経験豊富な会社だ。 そこから申請が来ていた。 ワコ星関連はオレスの係りであるから、書類が回ってきたのだ。 そのパンフレットがすごいのだ、必ずワコヒメに面会できます。・・・・だ。 この根拠は何なのか、知りたいオレスだ。 会社は企業秘密であるから教えられないと強気だ。 これには、裏があった。 それは、スタートラベル ビュウローがコマリ関連の会社だからだ。 え、あのコマリか。 そう、あのコマリです。 これには、とんでもない物語が隠れていたのだ。 なぜ、コマリが星間旅行会社との関連があるのか。 それは、コマリ駅から始まる、コマリは鉄道経営をユミスケから委託された。 で、蒸気機関車コマリ号の時代から旅行に関わってきたのだ。 その経営はすばらしく、電気機関車コマリ号から高速鉄道タイプのコマリ号になり、現在はリニアのコマリ号が走行している。 ダイヤはコンマ1秒単位で計算されている。 AK○劇場駅からコマリ市まで、3時間12分3秒だ。 これはリニアでの運行時間だ。 蒸気では、まる24時間以上かかったのだ。 で、そのコマリの経営手腕をオレスから聞いた他の星の連中が見逃すはずはない。 星間の旅行会社とコマリとの提携が成立したのだ。 それで、今回のワコヒメ詣でだ。 条件はワコヒメに迷惑をかけないことだ。 ある程度、トウソツが取れればOKのワコヒメだった。 面会時間も決めて、それ以外ではアポも取れないのだ。 彼女の時間を独占したのは、当然スタートラベル ビュウローだった。 これはワコヒメが面会するときの取り決めを守ってもらいたいからだ。 どこぞの国のように品のない星間人には会いたくないワコヒメだ。 これには、コマリが深く関わっている。 コマリは旅行計画を立てるのにグンバツの才能があった。 また、そのリピーターが多いのだ。 コマリは利益など全く考えていない。 自らの経験で起草した計画を、スタートラベル ビュウローが見逃すはずが無い。 アンケートでも満足度120パーセントだ。 リピート率が4割だ。 コマリは贅沢な旅行は計画しないが、旅行はあまり安くできない、ある程度の安全やホテルの質など、それなりに金がかかるのだ。 それが、コマリはソツない計画でお値打ちなのだ。 コマリは現在、ワコ星での鉄道やホテルなどを政府直営にして、すべて寄付してしまった。 そうまでしても、なぜ、お金に困らないのか、カラクリはここにあった。 星間旅行会社の参与としての収入はコマリ専用ユミスケがあんぐりするほどだ。 それでも、おごることなく果樹園で以前の生活のコマリを誇りに思うユミスケだ。
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