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事件勃発
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92-046
1日の朝早く予約している美容院に向かった凛子。
昔ならロングの髪をセットして貰って、着付けで随分時間を要したが短く成ったので簡単な髪飾り程度で充分映える。
紹介した門田も順子がどの様な復讐をするのか興味津々で、生田神社の行く準備をしていた。
いきなり二人の前に出て行って女の頬を叩くのか?それとも元亭主の顔を叩くのか?どちらにしても修羅場に成るのは間違い無いとわくわくしている。
凛子が着付けをしている間、自宅で子供の世話をしている俊三。
子供の寝顔を見ながら洋服を着るが、少し動くだけで気に成って子供の顔を見に行く。
初穂料の包みを背広の内ポケットに入れる。
写真撮影も頼んでいるので、半日位の時間がかかると思うと子供が疲れないか心配に成る。
しばらくして凛子が美容院から戻る。
「どう?決まっている?」
玄関を入った所で身体を回転させて俊三に見せた。
「着物姿久々だけど、似合っているよ!」
「髪が長かったら、アップにしてもう少し遅く成ったわね!」
「新を準備させて、俺は車を車庫から出すよ!」
その様子を見ている筈の門田は既に生田神社に向かっていた。
車が無いのでバスでの移動で時間がかかるのだ。
どうしても修羅場が見たい野次馬だった。
その順子も既に生田神社に着いていた。
だが門田も順子も連絡をしてないので、お互いが此処に来ている事を知らない。
二人共表立って歩けないので、物陰に隠れて目を凝らして探す事に成る。
門田はまだまだ来ない事を知っているが、順子は何時に来るか判らないので9時から待って居た。
三宮の繁華街に鎮座する『生田神社』は、201年に創建された歴史の古い神社です。 境内には、御祭神の稚日女尊(わかひるめのみこと)をお祀りしている本殿のほか、22基の鳥居が連なる「稲荷神社」、芸術の神様である弁財天をお祀りしている「市杵島神社」など14の末社があります。
順子は俊三が必ず車で来ると考えていた。
翔子の宮参りの時も車でお参りに来たからだった。
門田は受付の近く居たら必ずここに来ると身構えて、木陰に隠れて見守る。
「今の時間に行って駐車場空いているの?」
「大丈夫だと思うよ!別に今日それ程混む日ではないからね!」
そんな話をしながら生田神社に到着した車。
「ほら、空きだよ!」
「ここなら近いから楽ね!」
駐車場に入る車を確認していた順子。
自分がいままで一緒に乗っていた車に、赤ん坊を抱いて凛子が乗っている。
この光景は順子の憎悪を一掃増大させていた。
同じく遠くから門田も駐車場に入る俊三の車を見ていた。
駐車場に車を止めて凛子が着物の裾を気にしながら降り立つ。
「あの女が凛子?」呟く独り言を言う順子。
駐車場から出て来た二人に向こうからジャンバー姿の順子が近づく。
その順子を見つけた門田は唯ならぬ殺気を感じていた。
「あっ、ナイフを持って居る!」と口走ると、走りながら大きな声で「危ない!危ない!」と叫ぶ門田。
順子は一直線に凛子に突進する勢いだ。
「凛子❕危ない!」咄嗟に順子と凛子の間に入った俊三。
ナイフは俊三の脇腹辺りを刺して、順子もその場に倒れ込んだ。
「きゃーーーーー」大きな声を発した凛子。
近所に居た人々が驚いて殺到する。
「貴方!大丈夫!」赤い血が見る見る地面に落ちる。
「救急車❕救急車!」叫ぶ凛子。
直ぐに近くの交番から巡査が駆け付ける。
順子はその場で取り押さえられるが、ナイフは背広の上から刺さった状態だ。
「抜かないで、血が吹き出す!」と巡査が指示をする。
「ご、ご主人大丈夫ですか?」門田が近づいて来て心配そうに言った。
俊三は巡査に手を借りて横たわる。
救急車のサイレンが徐々に近づいて来る。
「奥さん!私が子供さんを預かりましょうか?」門田が申し出る。
順子は既に交番に連れて行かれて居ない。
「誰なの?あの女は?」凛子が叫ぶ様に言う。
流石に答えられない俊三と門田初美。
自分が教えた事でこんな事件が起きてしまい何も言えない門田。
到着した救急車に載せられる俊三。
「お願い出来ますか?これは家の鍵です!子供は家の中へお願いします」
「判ったわ!」
「大丈夫かな?ご主人」
救急車に乗り込む凛子は「子供をよろしくお願いします」と門田に言って扉が締まり、救急車は走り始めた。
「大丈夫❕貴方!」
「うぅ!」と頷くだけの俊三。
「あの女の人、私を狙ったの?」
「新は大丈夫か?」
「門田さんに頼んだから、家に連れて帰って貰えるわ」
「何故?門田さんが、、、、、、、、、」
「喋らないで下さい!」救急隊員が会話を止めた。
しばらくして救急車は近くの大きな病院に到着した。
1日の朝早く予約している美容院に向かった凛子。
昔ならロングの髪をセットして貰って、着付けで随分時間を要したが短く成ったので簡単な髪飾り程度で充分映える。
紹介した門田も順子がどの様な復讐をするのか興味津々で、生田神社の行く準備をしていた。
いきなり二人の前に出て行って女の頬を叩くのか?それとも元亭主の顔を叩くのか?どちらにしても修羅場に成るのは間違い無いとわくわくしている。
凛子が着付けをしている間、自宅で子供の世話をしている俊三。
子供の寝顔を見ながら洋服を着るが、少し動くだけで気に成って子供の顔を見に行く。
初穂料の包みを背広の内ポケットに入れる。
写真撮影も頼んでいるので、半日位の時間がかかると思うと子供が疲れないか心配に成る。
しばらくして凛子が美容院から戻る。
「どう?決まっている?」
玄関を入った所で身体を回転させて俊三に見せた。
「着物姿久々だけど、似合っているよ!」
「髪が長かったら、アップにしてもう少し遅く成ったわね!」
「新を準備させて、俺は車を車庫から出すよ!」
その様子を見ている筈の門田は既に生田神社に向かっていた。
車が無いのでバスでの移動で時間がかかるのだ。
どうしても修羅場が見たい野次馬だった。
その順子も既に生田神社に着いていた。
だが門田も順子も連絡をしてないので、お互いが此処に来ている事を知らない。
二人共表立って歩けないので、物陰に隠れて目を凝らして探す事に成る。
門田はまだまだ来ない事を知っているが、順子は何時に来るか判らないので9時から待って居た。
三宮の繁華街に鎮座する『生田神社』は、201年に創建された歴史の古い神社です。 境内には、御祭神の稚日女尊(わかひるめのみこと)をお祀りしている本殿のほか、22基の鳥居が連なる「稲荷神社」、芸術の神様である弁財天をお祀りしている「市杵島神社」など14の末社があります。
順子は俊三が必ず車で来ると考えていた。
翔子の宮参りの時も車でお参りに来たからだった。
門田は受付の近く居たら必ずここに来ると身構えて、木陰に隠れて見守る。
「今の時間に行って駐車場空いているの?」
「大丈夫だと思うよ!別に今日それ程混む日ではないからね!」
そんな話をしながら生田神社に到着した車。
「ほら、空きだよ!」
「ここなら近いから楽ね!」
駐車場に入る車を確認していた順子。
自分がいままで一緒に乗っていた車に、赤ん坊を抱いて凛子が乗っている。
この光景は順子の憎悪を一掃増大させていた。
同じく遠くから門田も駐車場に入る俊三の車を見ていた。
駐車場に車を止めて凛子が着物の裾を気にしながら降り立つ。
「あの女が凛子?」呟く独り言を言う順子。
駐車場から出て来た二人に向こうからジャンバー姿の順子が近づく。
その順子を見つけた門田は唯ならぬ殺気を感じていた。
「あっ、ナイフを持って居る!」と口走ると、走りながら大きな声で「危ない!危ない!」と叫ぶ門田。
順子は一直線に凛子に突進する勢いだ。
「凛子❕危ない!」咄嗟に順子と凛子の間に入った俊三。
ナイフは俊三の脇腹辺りを刺して、順子もその場に倒れ込んだ。
「きゃーーーーー」大きな声を発した凛子。
近所に居た人々が驚いて殺到する。
「貴方!大丈夫!」赤い血が見る見る地面に落ちる。
「救急車❕救急車!」叫ぶ凛子。
直ぐに近くの交番から巡査が駆け付ける。
順子はその場で取り押さえられるが、ナイフは背広の上から刺さった状態だ。
「抜かないで、血が吹き出す!」と巡査が指示をする。
「ご、ご主人大丈夫ですか?」門田が近づいて来て心配そうに言った。
俊三は巡査に手を借りて横たわる。
救急車のサイレンが徐々に近づいて来る。
「奥さん!私が子供さんを預かりましょうか?」門田が申し出る。
順子は既に交番に連れて行かれて居ない。
「誰なの?あの女は?」凛子が叫ぶ様に言う。
流石に答えられない俊三と門田初美。
自分が教えた事でこんな事件が起きてしまい何も言えない門田。
到着した救急車に載せられる俊三。
「お願い出来ますか?これは家の鍵です!子供は家の中へお願いします」
「判ったわ!」
「大丈夫かな?ご主人」
救急車に乗り込む凛子は「子供をよろしくお願いします」と門田に言って扉が締まり、救急車は走り始めた。
「大丈夫❕貴方!」
「うぅ!」と頷くだけの俊三。
「あの女の人、私を狙ったの?」
「新は大丈夫か?」
「門田さんに頼んだから、家に連れて帰って貰えるわ」
「何故?門田さんが、、、、、、、、、」
「喋らないで下さい!」救急隊員が会話を止めた。
しばらくして救急車は近くの大きな病院に到着した。
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⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
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