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葛藤
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84-023
しばらくして「私達もう買い物に行くわよ!美咲はどうするの?」
児玉とコーヒーを飲みながら喋っている美咲。
「児玉さんね!大阪金属に勤めて居らっしゃるのよ!大手の営業だって!」
「そう、まあ二人で仲良くお話を続けて!莉子❕行きましょう!」
「児玉さん!ご馳走様でした!美咲をよろしくね!」莉子は軽くお辞儀をして麻結の後を追いかけた。
「ほんとに、お母様って嫌に成るわ!」店を出ると早速愚痴る麻結。
「先程の児玉さん!大阪金属って言ったわよね!麻結の見合いした彼もツムラ金属でしょう?何か関係有るのかもね!」
「関係ないでしょう?金属って色々有るから、、、、、」
それでも気に成り始めた麻結はlineで武史に尋ねた。
しばらくして(大阪金属って大手でしょう?)
(何かありましたか?)
(関係有るの?)
(有りますよ!下請けの仕事貰っていますよ!親会社位の力が有ります!)
(営業の人で知っている人いますか?)
(僕は殆ど話をしませんが、会社には営業の人がよく来ていますよ!)
麻結はもしかして児玉って人も営業だから、ツムラ金属に行くのかも知れないと思った。
「どうだった?」
「会社の名前位は知っている様だわ!」誤魔化す麻結。
「美咲!置いて来たけれど大丈夫かな?」
「食事ご馳走に成って得した気分だけれど、お母さんのお節介は嫌に成るわ!」
「娘の気持ちが判らないのよ!麻結は見合したくなかったのでしょう?」
「勿論よ!でも病気の大森さんには悪い事をしたわ!どうしたら良いかな?」
「諦めて貰う方法か?困ったわね!」
「言葉で言えないなら態度で示せば?」
「態度で示す?」
二人が丁度商店街のアーケードを歩いていた時、莉子が思い付いた。
「大森さんが褒めて好きだと言った髪を切ってしまうとか?」
「えーーーー、嫌よ!伸一も綺麗って褒めてくれたのよ!高校生の時から伸ばしているのよ!」
「伸一君が麻結の髪が背中まで伸びたら、結婚式で日本髪を結いたいだよね!何回聞いたか!そう言って12年間同じ髪型だよね!」
「、、、、、、、、、、、、、」遠い昔を思い出す麻結の目に涙が滲む。
「ごめん!冗談よ!」慌てて訂正する莉子。
「どれ位の髪にすれば諦めて貰えるかな?」
「えー、本気で考えているの?」
「だって言葉で断れないから、態度で示すのでしょう?」
「もう忘れ様❕行こう!」麻結の手を引っ張って美容院の前から移動させようとした。
「ショートボブ?もっと短い?」
「変な事を言っちゃったわ!麻結行こう!」
「美咲の様な長さならシャンプーも楽よね!」
「あれはショートカット!今日の髪はベリーショートよ!昨日の夜行ったらしいわ!麻結には似合わないわ!」
引っ張ってアーケードを歩く二人。
「私は結婚したくない!大森さんに断れない!見合い話が殺到する!似合わない様にすれば見合い話も少なく成るわね!」
「髪型だけじゃないのよ!顔立ちも綺麗から申し込みが多いのよ!」
「でも顔と合わないって美咲が先程言ったわよ!髪型変えたら良いかも知れないわ!」
「駄目だ‼ノイローゼだ!」呆れる莉子。
「そう、ノイローゼに成りそうよ!ボランテイアで結婚しても良いのよ!でも誰も賛成してくれないわ!大森さんに会う事も難しく成っているのよ!断ると彼が傷つくしね!困ったわ!二週間会わない様にしたけれど、来週は会わなければ駄目なのよ!」
「麻結は優しいから、、、、困ったわね!」
「似合わない髪型にして会おうかな!無言の訴え!それは家族に対してもよ!今日の児玉さんの様な事を今後も考え来るわ!」
「今日の児玉さんには驚いたわね!」
「お母さんなら考えそうな事よ!大森さんと別れさせる為にね!」
「お母さんは本気で大森さんを麻結が好きでは無いと見抜いているのね!」
「多分!見合いをさせられるのが嫌だから選んだと思っているわね!」
「来週の日曜日がリミットなのね!」
「そう、困ったわ!」
「日曜日に結論出さないと駄目なの?」
「そうではないけれど、大森さんに悪いでしょう?家族も断れと必ず言い始めるわ!それも強くね!」
「そうなると大森さんを傷付けるわね!」
二人は商店街のアーケードを歩きながら話し込んで、買い物の店を過ぎていた。
また目の前に美容院の店が目に飛び込む二人。
「やはりイメチェンしか無いかな?」
「止めた方が良いと思うけど!そんなに綺麗な髪は中々居ないのよ!私も努力しているけれど難しいのよ!」
「空いているかな?」足早に美容院の方に歩いてしまう麻結。
「麻結!止めなさいよ!」
衝動的に髪を切ると思った莉子が慌てて後を追った。
ガラス越しに中を見て「一杯だわ!」と諦めた様に振り返った。
「そんな事考えるのは駄目だよ!家族ともっと話をして、麻結に一番良い道を選ぶべきよ!」
夕方自宅に向かう麻結の心は暗かった。
武史の事は別に嫌いでは無かったが、家族の反対を押し切ってまで付き合う事を躊躇う。
だが彼を傷つけたくないので、身を引いて欲しいのだ。
自分の自慢の娘が変な障害者と見合いをして付き合い始めたので、邪魔をする為に児玉って男を、、、、、それを考えただけでも腹が立つ。
おまけにその男は大森さんの会社の親会社の様な事を聞いて、何と云う妨害をするのか?と思った。
大森さんに知られたら、大きなショックに成るのは間違い無い。
その様な事を考えながら自宅に帰った麻結。
しばらくして「私達もう買い物に行くわよ!美咲はどうするの?」
児玉とコーヒーを飲みながら喋っている美咲。
「児玉さんね!大阪金属に勤めて居らっしゃるのよ!大手の営業だって!」
「そう、まあ二人で仲良くお話を続けて!莉子❕行きましょう!」
「児玉さん!ご馳走様でした!美咲をよろしくね!」莉子は軽くお辞儀をして麻結の後を追いかけた。
「ほんとに、お母様って嫌に成るわ!」店を出ると早速愚痴る麻結。
「先程の児玉さん!大阪金属って言ったわよね!麻結の見合いした彼もツムラ金属でしょう?何か関係有るのかもね!」
「関係ないでしょう?金属って色々有るから、、、、、」
それでも気に成り始めた麻結はlineで武史に尋ねた。
しばらくして(大阪金属って大手でしょう?)
(何かありましたか?)
(関係有るの?)
(有りますよ!下請けの仕事貰っていますよ!親会社位の力が有ります!)
(営業の人で知っている人いますか?)
(僕は殆ど話をしませんが、会社には営業の人がよく来ていますよ!)
麻結はもしかして児玉って人も営業だから、ツムラ金属に行くのかも知れないと思った。
「どうだった?」
「会社の名前位は知っている様だわ!」誤魔化す麻結。
「美咲!置いて来たけれど大丈夫かな?」
「食事ご馳走に成って得した気分だけれど、お母さんのお節介は嫌に成るわ!」
「娘の気持ちが判らないのよ!麻結は見合したくなかったのでしょう?」
「勿論よ!でも病気の大森さんには悪い事をしたわ!どうしたら良いかな?」
「諦めて貰う方法か?困ったわね!」
「言葉で言えないなら態度で示せば?」
「態度で示す?」
二人が丁度商店街のアーケードを歩いていた時、莉子が思い付いた。
「大森さんが褒めて好きだと言った髪を切ってしまうとか?」
「えーーーー、嫌よ!伸一も綺麗って褒めてくれたのよ!高校生の時から伸ばしているのよ!」
「伸一君が麻結の髪が背中まで伸びたら、結婚式で日本髪を結いたいだよね!何回聞いたか!そう言って12年間同じ髪型だよね!」
「、、、、、、、、、、、、、」遠い昔を思い出す麻結の目に涙が滲む。
「ごめん!冗談よ!」慌てて訂正する莉子。
「どれ位の髪にすれば諦めて貰えるかな?」
「えー、本気で考えているの?」
「だって言葉で断れないから、態度で示すのでしょう?」
「もう忘れ様❕行こう!」麻結の手を引っ張って美容院の前から移動させようとした。
「ショートボブ?もっと短い?」
「変な事を言っちゃったわ!麻結行こう!」
「美咲の様な長さならシャンプーも楽よね!」
「あれはショートカット!今日の髪はベリーショートよ!昨日の夜行ったらしいわ!麻結には似合わないわ!」
引っ張ってアーケードを歩く二人。
「私は結婚したくない!大森さんに断れない!見合い話が殺到する!似合わない様にすれば見合い話も少なく成るわね!」
「髪型だけじゃないのよ!顔立ちも綺麗から申し込みが多いのよ!」
「でも顔と合わないって美咲が先程言ったわよ!髪型変えたら良いかも知れないわ!」
「駄目だ‼ノイローゼだ!」呆れる莉子。
「そう、ノイローゼに成りそうよ!ボランテイアで結婚しても良いのよ!でも誰も賛成してくれないわ!大森さんに会う事も難しく成っているのよ!断ると彼が傷つくしね!困ったわ!二週間会わない様にしたけれど、来週は会わなければ駄目なのよ!」
「麻結は優しいから、、、、困ったわね!」
「似合わない髪型にして会おうかな!無言の訴え!それは家族に対してもよ!今日の児玉さんの様な事を今後も考え来るわ!」
「今日の児玉さんには驚いたわね!」
「お母さんなら考えそうな事よ!大森さんと別れさせる為にね!」
「お母さんは本気で大森さんを麻結が好きでは無いと見抜いているのね!」
「多分!見合いをさせられるのが嫌だから選んだと思っているわね!」
「来週の日曜日がリミットなのね!」
「そう、困ったわ!」
「日曜日に結論出さないと駄目なの?」
「そうではないけれど、大森さんに悪いでしょう?家族も断れと必ず言い始めるわ!それも強くね!」
「そうなると大森さんを傷付けるわね!」
二人は商店街のアーケードを歩きながら話し込んで、買い物の店を過ぎていた。
また目の前に美容院の店が目に飛び込む二人。
「やはりイメチェンしか無いかな?」
「止めた方が良いと思うけど!そんなに綺麗な髪は中々居ないのよ!私も努力しているけれど難しいのよ!」
「空いているかな?」足早に美容院の方に歩いてしまう麻結。
「麻結!止めなさいよ!」
衝動的に髪を切ると思った莉子が慌てて後を追った。
ガラス越しに中を見て「一杯だわ!」と諦めた様に振り返った。
「そんな事考えるのは駄目だよ!家族ともっと話をして、麻結に一番良い道を選ぶべきよ!」
夕方自宅に向かう麻結の心は暗かった。
武史の事は別に嫌いでは無かったが、家族の反対を押し切ってまで付き合う事を躊躇う。
だが彼を傷つけたくないので、身を引いて欲しいのだ。
自分の自慢の娘が変な障害者と見合いをして付き合い始めたので、邪魔をする為に児玉って男を、、、、、それを考えただけでも腹が立つ。
おまけにその男は大森さんの会社の親会社の様な事を聞いて、何と云う妨害をするのか?と思った。
大森さんに知られたら、大きなショックに成るのは間違い無い。
その様な事を考えながら自宅に帰った麻結。
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