【完結】竜王の息子のお世話係なのですが、気付いたら正妻候補になっていました

七鳳

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第4話

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 ――あれから数日。
 私とセイル殿下の“乳母と王太子”生活は、どうにか落ち着いたリズムを取り戻していた。
 殿下が力を暴走させそうになったあの日以降、私はできるだけ彼の体調を気遣いながら日々のスケジュールを管理している。幸い、しばらくは激しい稽古を控えているので大きな問題もなく過ごせていた。

 そしてこの数日は、殿下が自ら「勉強しておくよ」と机に向かったり、時間を区切って散歩したりと、少しずつ“自立した行動”をとり始めている。まだ時々わがままも言うけれど、以前に比べればぐっと大人びた感じがするのだ。

「……何かあったのかしら?」

 朝の身支度を済ませた殿下の背に、私はそんな疑問を抱く。
 もちろん、勝手に外に出てしまわないように目を光らせはするものの、最近の殿下はわりと素直。体調のチェックを嫌がらず受け入れてくれるし、“竜導”の力を使う場面も激減している。
 ひょっとしたら“王太子としての責任”を改めて自覚しているのかもしれない――そんなことを考えていた矢先だった。

◇◇◇

 ある日の午後。
 セイル殿下は書庫へと向かい、私は付き添いとして後ろをついて歩いていた。王城の書庫は膨大な蔵書を誇り、竜族の歴史や魔法理論に関する書物がぎっしり保管されている。殿下は最近、ここで「竜王家の歴史」「竜族の婚姻制度」などの分厚い本を引っ張り出しては熱心に読んでいた。

「……ねえルナ。やっぱり竜族の婚姻制度って、いろいろあるんだよね。こういう風に書かれてるの見ると、複雑だなあ」
「複雑というか……“一夫多妻制も可能”とか、“竜の契約”とか、私からすると不思議なことばかりです」
「まあ、父上は正妻しか迎えてないから、僕には姉妹が二人だけなんだけど……」

 さらりと殿下は言うが、その言葉に私は心の中で一瞬ドキリとする。
 ――そうだった、殿下には姉が二人いる。竜王は“一途”だという話を聞いていたが、実際にお会いしたことはまだない。どんな方々なのだろう。

 そんな疑問を抱いたときだった。書庫の扉が勢いよく開き、ひとりの女性が姿を現わした。

「セイル! やっぱりここにいたのね!」

 透き通るような銀色の髪に、すらりとした体躯。彼女も殿下と同じく、ぱっと見は人間形態だがどこか“竜らしい”威圧感と気高さを感じさせる。瞳の色は深い青、けれど殿下よりも鋭い眼光でこちらを射抜いてくる。
 その姿を見るなり、セイル殿下は「あ……」と少し気まずそうに声を上げた。

「ね、姉上……。どうしたの、急に王城に来たの?」
「どうしたもこうしたもないわ。あなたが竜力を暴走させかけたって噂を聞いて、心配になって駆けつけたのよ!」

 彼女はずかずかとこちらに近寄ると、殿下の体をじろじろと観察するように見回す。それだけでなく、ついでと言わんばかりに私へと視線を向けてきた。

「……それで、そちらのエルフが今“乳母”をしているとか?」
「そ、そうだけど……」

 殿下は私をちらりと見やり、何やら言葉に詰まっている様子。どうやら女性が自分の姉――竜王家の長女のようだ。名前はまだ聞いていないけれど、視線と言葉の鋭さはさすが王族という印象で、私は思わず身を固くする。

「エルフ……? 落ちこぼれなんて噂も聞いたけれど、本当なのかしら」
「……っ」

 姉上と呼ばれた女性は、鋭い眼光のまま私に詰め寄ってくる。まだ名乗ってもいないのに、噂を聞いたということは城内の噂話がそれなりに広がっているのだろう。
 やはり王太子に仕える“乳母”がエルフで、しかも落ちこぼれだなんて、普通に考えたら前代未聞に違いない。

 私はぎこちなく頭を下げる。

「はじめまして、私はルナと申します。王太子殿下の体調管理などをお手伝いすることになり、まだ日が浅いのですが……精一杯務めさせていただいております」
「ふーん、丁寧な挨拶ね。でも、落ちこぼれと言われるエルフが本当にセイルを支えられるのかしら?」

 姉上は上から下までジロリと私の姿をなめ回し、怪訝そうに鼻を鳴らす。どうやら第一印象は最悪のようだ。

「セイル、どういうつもり? あんたが暴走しかけたのは、このエルフを側に置いているからじゃないの?」
「えっ、それは違うよ。むしろ彼女がいなかったら、あのとき本当に暴走してたかもしれない……」

 殿下の慌てた声を聞いて、姉上は訝しむように片眉を吊り上げる。

「……なるほど。その“落ちこぼれエルフ”が助けてくれたってこと?」
「そうだよ。彼女には“竜導”の力があって、俺の暴走を抑えてくれたんだ」

 その言葉に、姉上の目がわずかに見開かれた。
 “竜導”というスキルは、竜族ですら滅多にお目にかからない珍しい力だと聞いている。それをエルフが、しかも落ちこぼれ扱いされてきた私が持っているなんて、にわかには信じがたいのだろう。

「……へえ。そんな力、本当に存在するのね。私も話には聞いたことがあるけど、エルフに発現するなんて初耳だわ」
「うん。それが不思議なんだけどさ……まあ、これで俺の体調は安定してきてるし、彼女には感謝してるんだ」

 殿下がきっぱりと言い切るのを見て、姉上は「ふうん」と唸る。そして、私へ視線を戻した。

「ならいいけど。……私はフィリス=ディアモン。セイルの姉よ。あんまり弟を甘やかしすぎないことね。あいつはもともと甘えん坊なんだから」
「は、はい。かしこまりました……」

 フィリス様――竜王家の長女は、一見厳しそうに見えるが、内心では殿下をとても案じているようだ。横目で見ると、殿下も少し照れくさそうだ。

「それで、姉上、しばらく王城に滞在するの? それとも用事だけ済ませて帰るの?」
「実は、少し前から王城の催事の準備を手伝うよう頼まれていてね。離宮のほうで滞在することになるわ。あなたを心配して見に来たのもあるけど、本来の目的は別にあるの」

 そう言って、フィリス様は胸を張る。なるほど、竜王家の長女としては王城の行事にも関わるのが当然なのだろう。

「ふふ、まあ、“次代の竜王”候補が自堕落な生活をしていたら困るし。私が目を光らせておくから、気を引き締めて過ごすことね」
「……わかったよ」

 殿下は気まずそうに視線をそらすが、どこか嬉しそうでもある。たぶん兄弟姉妹の仲は悪くないのだろう。

 そんなふたりの様子を見て、私は少し胸が温かくなった。厳しいながらも、フィリス様は殿下を深く愛しているのだ。きっと、幼い頃から何かと世話を焼いてきたのかもしれない。
 一方で、「甘えん坊」を自称する殿下が姉上にだけは強く出られないのも納得できる。姉弟の微妙な力関係が垣間見えて、ちょっと微笑ましい。

◇◇◇

 それからしばらくして、フィリス様は王城の別の用事があるとかで去っていった。
 残された私と殿下は、書庫の机に向かいながらも、なんとなく気まずい沈黙。先ほどのやり取りの余韻が残っているのか、殿下は小さく溜め息をついた。

「……ごめんね、ルナ。姉上が失礼なこと言って」
「い、いえ、そんな。王族の方が落ちこぼれエルフを怪しむのは当然だと思います」
「でも、俺としてはありがたい存在だから……変に誤解されないようにしなくちゃなあ」

 殿下が気遣うように言葉を選んでいるのが分かる。
 姉上は、私を許容していないというより、“大切な弟を任せるに足る相手か”を見極めようとしているのだろう。むしろ、良い方向に考えるなら、あれほど真剣に弟を案じているのは微笑ましい。

 と、その時、殿下がふと思い出したようにぱらりと本をめくりながら言った。

「そういえば、姉上は俺より五十歳以上年上だけど……ルナからするとどう見えた? 若いでしょ?」
「え……あ、はい。とても若々しい方ですね。私よりも落ち着いた大人の雰囲気を感じましたが……」
「竜族ってそういうもんなんだよ。成長速度も外見も、他の種族と少し違う。俺だって、あと百年か二百年たったら、今よりずっと力が安定してるはずなんだけど……」

 殿下は言葉を切り、少し遠い目をする。
 幼い頃から周囲に守られ、甘やかされながらも“王太子”としての期待を背負ってきた。姉たちも同じく竜族だが、次代の王位を継ぐ責任は殿下だけが負う。そこに対するプレッシャーは相当なものだろう。

「……ところでルナ。姉上がさっき言ってた“催事”って知ってる?」
「いえ、私はまだ何も聞いておりません。王城の行事なら、かなり正式な場ですよね……?」
「そうなんだ。毎年この時期になると、竜族の貴族たちが集まる“祭典”があるんだよ。名目上は収穫祭とか、来賓との交歓会とか、いろいろ意味づけはあるけど……本当のところは“縁談探しの場”でもあるんだ」

 ――縁談探し。
 その言葉に、私は思わずドキリとする。王族や貴族たちにとって、こういう公式行事は“結婚相手を探す場”にもなるのだろう。特に次代の竜王である殿下が目当ての娘たちが、こぞって訪れるというわけだ。

「姉上やもう一人の姉も、そうやって貴族の中から結婚相手を選んだり、いろいろ……。俺はまだ若いから、あんまり本格的に話が来ることはないけど、最近は『少しずつ候補を見つけておいては?』って父上に言われてるんだよね」
「そ、そうなんですね……」

 私はなぜか胸の奥にちくりとした痛みを覚える。
 ――でも、それも当然だ。竜王家の跡継ぎとして、王太子に結婚の話が持ち上がるのは当たり前。むしろ不思議はない。私のような“乳母”には関係のない話……の、はず。

 殿下は苦い顔をしてため息をつく。

「……考えただけで面倒くさいよ。そこに来る貴族の娘たちって、みんな“王太子”と結婚したいだけで、俺自身を見てるわけじゃないんだもん。竜族のプライドばっかり高いし、うまくやっていける自信ないよ」
「でも、これは王族として通る道なのでは……?」
「まあ、そうなんだけど。好きに選べるって言ってもさ、結局みんな“次代の竜王”に媚を売ってくるだけだし……」

 王族に生まれた宿命とはいえ、殿下にとっては窮屈な話に違いない。もちろん、最終的には殿下が誰かを“正妻”として迎えることになるのだろうけど、すでにこうして悩みがあるのがよくわかる。

 そんな彼の気持ちを慮ってか、私は少しでも和ませようとお茶の用意を提案する。

「少し休憩しましょうか? お茶を淹れてきますね。甘い菓子なら王宮の厨房にあるはずです」
「……うん。ありがとう」

 殿下は微かに笑みを浮かべる。その表情を見ただけで、私もほんの少し安心する。
 ――それでも、こうやって殿下が悩んだり辛くなったりしたときに、そばで力になれるなら、それが私の役目。落ちこぼれエルフだとしても、ここにいる意味はきっとある。

◇◇◇

 しかし、夕刻。
 そんなちょっとした穏やかな時間は、またしても急な“来訪者”によってかき乱されることになった。今度はフィリス様ではない。

「セイル殿下、失礼いたします。先ほど殿下のお姉上である“第二王女”様が、急遽こちらに向かわれているとの報告が……」

 侍女の報告に、殿下がぎょっとする。

「第二王女――つまり、エヴァンテ姉上まで来るの……? なんで続々と姉上たちが集合してるんだ……?」

 私も唖然としてしまった。長女のフィリス様が来たと思ったら、今度は次女のエヴァンテ様まで。何か特別な理由があるのだろうか?
 侍女は困ったように視線を逸らしつつ、声をひそめる。

「どうも“来月の祭典”を前に、殿下の体調面を心配しているとのことです。姉上様たちにも噂が届いているようで……」
「……また心配されてるのか。ああもう、うちは姉上たちが過保護すぎるんだよ……」

 殿下は頭を抱えるが、その横顔には少し苦笑めいた表情も浮かんでいた。
 ――どうやら、竜王家の姉上たちはよくも悪くも“弟を大切に思っている”らしい。

 となると、次はどんなやり取りが待っているのやら。
 姉上たちと顔を合わせるたびに、私は心臓がキュッと縮こまる思いだが……これも王太子殿下の“乳母”として避けて通れない道なのだろう。

 姉上方が続々と王城に集まる理由――そして間近に迫る“竜族の祭典”という名の社交の場。
 セイル殿下は“甘えん坊な弟”から一歩踏み出せるのか?
 私はただの“乳母”として、果たしてどこまで彼の力になれるのか?

 その答えを探すかのように、王城に静かな夕闇が下り始めていくのだった。
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