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第15話
しおりを挟む数日後の朝。
王城の空気は、いつになく張り詰めていた。呪術事件の再調査が進む一方で、“正妻候補”たちの動きも活発化している。まるで嵐の前の静けさのような緊迫感が漂い、侍女や兵士たちが慌ただしく走り回っていた。
「ルナ様、今日は王太子殿下が貴族たちとの会合を二つ、それと夕方には姉上様方と“試練”に関する重要な話し合いがあるそうです。お早めに準備をお願いできますか?」
そう声をかけてきたのは、侍女のクリス。最近は、私のことを「ルナ様」と呼ぶ人が増えたが、そのたびにむずがゆい気持ちになる。
――なぜなら、私は本来“様”付けされるような身分ではないのだから。
「分かりました。すぐに殿下の身支度を整えますね。……忙しそうですけど、クリスさんこそ大丈夫ですか?」
「ええ、私もバタバタですけど……ルナ様ほどではありませんよ。殿下のお世話役は本当に大変でしょうし、なおかつみんなに睨まれることも多いですし」
クリスは苦笑しながらそう言うが、その表情にはどこか同情がにじむ。――周りからの視線が厳しいのは確かだ。
王太子・セイル殿下に近しく仕える私をよく思わない正妻候補も多く、陰で囁かれる噂はむしろ増える一方。けれど、私は殿下への想いを胸に、なんとか耐えている状態だ。
(“もう引き返せない”って、わかってるから……)
あの夜、殿下に「そばにいてほしい」と言われ、私も「殿下を想う気持ち」を否定できなくなってしまった。婚約の行方がどうなろうと、今は彼を支えたいという想いが最優先なのだ。
◇◇◇
殿下の部屋へ向かい、軽くノックをすると「どうぞ」という声が聞こえる。
扉を開けると、すでに起き上がって書類を眺めている殿下の姿。若干寝癖のついた銀髪をかき乱しながら、眠そうに目をこする。
「殿下、おはようございます。今日も朝早くからお仕事ですね……。少しでも休めそうですか?」
「おはよう、ルナ。……うん、ちょっと朝から頭がフル回転だよ。婚約者候補との“試練”も近いし、姉上たちもやたら『準備を怠るな』ってうるさいんだ」
言葉尻は不満げだが、彼の瞳には覚悟のような強い意志がうかがえる。
――おそらく、“試練”が本当に間近に迫っているのだろう。姉上方や竜王陛下がどう動くか、いつ正式発表するか……。殿下の気苦労は相当なものだと思う。
「私でお手伝いできることがあれば、何でも言ってください。今日は午前と午後の会合、それから夕方には重要な話し合いがあるとか……?」
「うん、貴族同士の打ち合わせが重なってる。正式発表前の“試練”の噂を聞きつけて、みんな正妻候補たちを推してくるんだよ。頭が痛い……」
殿下が書類をテーブルに置き、気怠そうに首を回す。その仕草さえも絵になるのだから、本当に罪作りな人だと思う。
私はそんな彼の背後に回り、軽く肩を揉むように手を当てた。
「無理しちゃだめですよ。せめて肩こりだけでもほぐしておかないと……」
「ふふ、ありがとう。……やっぱり、ルナがいてくれると助かるな」
軽く力を込めてマッサージをしていると、殿下が小さく安堵の溜息をつく。その姿を間近で見るだけで胸が高鳴り、頬が熱くなるのを感じた。
――まだ誰にも言えない想いを抱えつつも、こうして過ごす日々は甘くて苦しい。どこかのタイミングで終わりが来るかもしれないのに、私はそれを恐れながらも求めてしまうのだ。
◇◇◇
殿下の身支度を整えたあと、私は昼過ぎまで彼のスケジュール管理や書簡の整理を手伝い、合間にちょっとした軽食を用意する。
バタバタと時間が過ぎ、午後の会合が終わると、ようやく殿下の表情にほんの少し余裕が戻ってきた。
だが、落ち着いたのも束の間、夕方の“姉上たちとの話し合い”がいよいよ始まるという報せが入る。今回はフィリス様とエヴァンテ様だけでなく、貴族の代表者数名も参加する本格的な会議になるらしい。
(“試練”についての正式発表が行われるかもしれない……)
私の胸にも緊張が走る。正妻候補たちが受ける試練とはどんな内容なのか、いつから始まるのか――殿下自身もその一部に関わるはずだし、私も補佐役として動かねばならないだろう。
――そう考えながら殿下とともに指定された会議室へ向かうと、そこにはすでにフィリス様とエヴァンテ様、そして貴族の代表者たちが並んでいた。
室内は重苦しい空気。それでも殿下は王太子として堂々と椅子に腰を下ろし、私もそっと後ろに控える。
「……それでは、さっそく本題に入りましょう。竜王陛下からの伝言があります」
まず口を開いたのは、国政を預かる宰相のような立場の壮年の竜族だ。彼が読み上げる文書には、はっきりとこう書かれていた。
「“次代竜王の婚姻試練、近き日に正式発表とする。王家の威信を示すため、各候補者との力比べを含め、伝統的な儀式を行う予定。候補者筆頭は竜族貴族娘たちおよび他国の王女、加えて……必要があれば、幼少より王太子を支えている者も試練に伴う役割を担うべし”」
――幼少より王太子を支えている者。
それはまさに、私を指す一文に他ならない。フィリス様がこちらを見て、厳しい眼差しを向けてくる。
「セイル、あえて名指しはされていないけれど、陛下としては“エルフの乳母”も何らかの形で参加させたいのね? まあ、あなたが強く望んでいるのだろうけど……」
「ええ、父上はルナの力を高く評価してるみたいだから……“竜導”とか治癒の力があるから、俺の暴走を抑えたり、候補者たちとのトラブルを回避するのに役立つって」
殿下はさらりと答えるが、その言葉がまた場をざわつかせる。
貴族の代表者の何人かは明らかに渋い顔をしている。それも当然だろう。もともと“落ちこぼれエルフ”の私が、王太子の婚姻儀式に関わるなんて前例もない。
「しかし、姉上たちも言ってたけど、これで“乳母”にまで注目が集まるわね」
「ええ、試練を円滑に進めるためならともかく、正妻候補たちからの反発は大きいでしょうね。……まあ、セイルが決めたのなら、私たちも従わざるを得ないけれど」
エヴァンテ様が微笑む一方、フィリス様はため息まじりに言う。どうやら二人とも、私の存在が波乱を呼ぶことを危惧しているらしい。
――そっと殿下の横顔を盗み見ると、彼も気まずそうに唇を引き結んでいた。
(やはり殿下は、私を守りたいと思ってくれているのか。それとも、単純に力が必要だから……?)
胸がきゅっと痛む。けれど、今ここで私に否を唱えることはできない。なにより“竜導”は、殿下や幼い竜の成長を支えるのに有用な力なのだ。実際、この国の不穏な動きに対処する上でも、少しは役に立てるかもしれない。
会議はさらに続き、“試練”の具体的な日程は数週間後に行うこと、内容としては複数の段階に分かれることが示された。――華やかな舞踏会形式と、力比べのような実技試験、そして“王太子への忠誠と愛情”を示す儀式……。
殿下はその書類を睨みつけるように読んでいたが、途中で嫌そうに顔をしかめた。
「……舞踏会と力比べだけでも大変なのに、最後に“炎の契約試練”までやるのか……。これ、まさか実際に“竜王の咆哮”を受け止めろとか、そういうやつだよね……?」
「ええ、昔から竜王家に伝わる“儀式の一つ”です。王太子が、正妻として迎えたいと思う者の前で“咆哮”や“炎”を示し、それを受け止められた者が真の伴侶にふさわしいとされている……」
フィリス様が首をすくめる。エヴァンテ様も苦笑して小さくうなずく。
昔は“炎に焼かれず耐え抜く”だとか、危険な行為が多かったようだが、現代ではかなり安全面に配慮しているらしい。それでも、普通の人間なら怖気づくレベルだろう。
「試練の運営は私たち姉妹や、貴族の重鎮たちが監督するわ。セイル、あなたは王太子としての振る舞いを怠らないようにね」
「……はい、分かりました」
殿下が短く答えると、会議はそこで一時中断となった。詳細はさらに詰める必要があり、また次の集まりで正式に発表するとのこと。
こうして、まさに“試練が迫っている”という現実を突きつけられ、部屋を出るときの殿下の背中はどこか重そうに見える。
◇◇◇
会議を終え、殿下とともに廊下を歩く。夕方の陽射しが窓から差し込み、石の床に二人の影が並んで伸びている。
――すると、途中で通りかかった令嬢たちが殿下を見つけ、急ぎ足で近寄ってきた。
「殿下、先ほど“試練が近い”という話を耳にしましたわ! もう日程は決まったのですか? もしよろしければ、私たち貴族にも詳しく教えていただけると……」
「あ、ええ、近々正式に発表されるから、そのときに。いまはまだ細かい部分は決まってないし、僕も口外はできなくて……」
殿下が苦笑しながら答えるが、令嬢たちは興奮気味に次から次へと質問を浴びせてくる。どうやら彼女たちは本気で正妻の座を狙っているらしく、少しでも有利な情報を得ようと必死なのだ。
その背後には取り巻きの女性たちが控え、まるで殿下に群がる蜂のような光景。私は少し距離を取って見守るが、ふとそのうちの一人が私に視線を投げてきた。
「……あなた、乳母のルナ、とか言ったわね。まさか今回の試練に関わるなんてこと、考えてないでしょうね?」
「え……そ、そんな、私は殿下を補佐するだけですよ……」
「ふふん、ならいいの。正妻の座を狙うなんて図々しい考えは捨てて、さっさと退いてちょうだいね。王族の婚姻は私たち貴族の務めなんだから」
そういう言葉はもう慣れたはずなのに、まだ胸がチクリと痛む。“図々しい考え”――実際、私の心に“好き”という想いが芽生えていること自体がそうかもしれない。でも、それを簡単に諦められない自分がいる。
殿下がこちらのやりとりに気づいたのか、ひっそりと私に目を向けて眉を寄せる。彼はすぐに令嬢たちの方へ体を向けた。
「悪いけど、彼女に失礼な言い方はやめてくれないかな。彼女は俺にとって大切な補佐役なんだ。……“試練”にも協力してもらう予定だから、邪魔扱いするのはやめてほしい」
令嬢たちが一瞬言葉を失う。周囲の取り巻きも目を丸くしている。私も思わず鼓動が跳ね、気まずさと嬉しさがないまぜになった感情に襲われる。
殿下はやや強い口調だったが、それがかえって令嬢たちに火をつけたようだ。
「そんなに乳母を大事にして……殿下は私たちのどこを見てくださっているのかしら。正妻を選ぶ気があるの? それとも、そのエルフに心を奪われているんですか?」
「それは……」
殿下が黙り込む。――周りの令嬢たちは、私を上から下まで値踏みするように睨む。
――これはまずい。もし殿下がうっかり「ルナが好きだ」などと言おうものなら、大騒ぎになってしまうだろう。
そこで、私は慌てて間に入り、ペコリと頭を下げる。
「す、すみません……。殿下はまだ誰も選んでいませんし、私のような乳母ではなく、“正妻”の座はやはり貴族の方がふさわしいのではないでしょうか……」
「ほら、ルナもそう言ってる。……じゃあ、僕たちはこれで失礼するよ。試練の日程はすぐに発表されるから」
殿下がそそくさと令嬢たちを振り切るように歩き出す。私も慌ててついていくが、後ろの方から「乳母なんかが偉そうに……」と聞こえた気がした。
胸が痛むけれど、やはりこうするしかない。彼が国を治める“次代の王”である以上、正妻にはそれにふさわしい格式のある令嬢が求められるのが当たり前なのだから。
◇◇◇
廊下を少し歩いて、ようやく人目の少ない場所へ。殿下は苦く息を吐き、「ごめん、ルナ。変に嫌な思いをさせて……」と呟く。
私は首を振って笑顔を作る。
「いえ、殿下が庇ってくださるだけでも、私は嬉しいです。でも……周りの皆さんは、やはりそれだけ“正妻の座”にかける想いが強いんでしょうね」
「……そうだろうね。俺が王になったら、いろいろ得られるものが大きいんだろうし。……だけど、それだけじゃなく、ちゃんと僕自身を見てくれる人がいるって信じたいんだ。……その、君みたいに」
最後の言葉に、思わず胸が跳ねる。
――大声で「私は殿下を好きです」などと言えたら、どんなに楽になるのだろう。けれど、その先にあるのは“王太子と落ちこぼれエルフ”という身分の壁。考えるほど切なくて、どうしようもない。
だからこそ、私はせめて自分の役割を果たすために力を注ぐしかないのだ。
「殿下、試練が正式に発表されたら、きっと国中が大騒ぎになりますよ。私たちも心を強く持って、頑張りましょう……! 私でよければ何でもお手伝いしますから」
「うん……ありがとう。ルナとなら、頑張れるよ」
殿下は少し照れたように目を伏せ、そのまま私の手を取る。
廊下には人の気配が少ないとはいえ、こうして手を繋ぐのは危険だと分かっている。それでも、私も振りほどくことができない。お互いの体温が伝わるたびに、甘いときめきが胸を満たしていく。
――しかし、その温もりがいつまで続くのかは分からない。試練が始まれば、本格的に正妻候補たちとの距離が縮まり、殿下の側には“ふさわしい相手”が選ばれるのだろう。
私はその未来を想像すると、胸が軋むように痛むけれど、今はせめてこの瞬間の幸せに浸りたい。きっと、いつか来る“婚姻の決断”まで、私は殿下を支え抜く。
(それが、私の選んだ道だから――)
手を繋ぐ私たちの影が、夕陽で長く伸びていた。まるで、お互いに頼り合うように寄り添う影。
試練が迫り、呪術の闇も未解決のまま。いくつもの困難が待ち受けているなか、私と殿下の想いは強く引き寄せられ、それでも戸惑い続ける。
……この恋の行方を決めるのは、いったい何になるのだろう。私の胸は張り裂けそうな甘さと不安で満たされながら、それでも彼の手を離せずにいた。
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