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あと一年
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「玲、起きれる?」
「...みつき?」
体を揺らされ少し目を開く。
優しい目をした充樹と目が合う。
「体、大丈夫?玲イったら気絶しちゃったからびっくりしたよ」
充樹の言葉に一連の出来事を思い出し、顔が赤くなるのを感じる。
「も、もう大丈夫。ごめん...」
「謝んないでよ。俺は玲の可愛い姿が見れて嬉しかったから」
ね?と笑いかけられ俯く。
そんなことを恥ずかしげもなく言わないでくれ...
「それにしても、こうなること何となくわかってたの?」
咎めるような声の充樹の声に肩をすぼめる。
しっかりとわかっていたわけではない。
だけど何となく感じてはいた。
「俺に感謝してよ?発情期の好きなΩが目の前にいてカラーすらしてないのに噛まなかったんだから」
ほっぺを引っ張りながらそう言ってくる充樹を見つめる。
別に………
「何?黙っちゃって」
「いや、何でもないよ。ごめん、気をつける」
それならいいけど、と頷きながら充樹が差し出してきたココアをもらう。
充樹がくれるココアが一番おいしい。
「抑制剤持ってるんだっけ?」
ココアを飲みながら隣に座った充樹にそう言われ思い出す。
「持ってない...」
まさか発情期が急に来るなんて思ってなかった。
今まで来てなかったわけだし...
「だよねぇ...そうだと思った。」
「ごめん...帰った方がいい?」
別に何かがあるとは思ってはいないけど、それでも一応αとΩだ。
充樹に迷惑をかけるくらいならとりあえず他を探すか...?
「ダメ!絶対に外には出るな!」
肩をガシッとつかまれ、今までにない厳しい形相で俺を止める充樹に戸惑う。
「えっと...?」
「こんな状態で外なんか出たら何が起こるかわかんないのか!?俺は絶対に玲が嫌がることしないから家にいろ、な?」
「...みつき?」
体を揺らされ少し目を開く。
優しい目をした充樹と目が合う。
「体、大丈夫?玲イったら気絶しちゃったからびっくりしたよ」
充樹の言葉に一連の出来事を思い出し、顔が赤くなるのを感じる。
「も、もう大丈夫。ごめん...」
「謝んないでよ。俺は玲の可愛い姿が見れて嬉しかったから」
ね?と笑いかけられ俯く。
そんなことを恥ずかしげもなく言わないでくれ...
「それにしても、こうなること何となくわかってたの?」
咎めるような声の充樹の声に肩をすぼめる。
しっかりとわかっていたわけではない。
だけど何となく感じてはいた。
「俺に感謝してよ?発情期の好きなΩが目の前にいてカラーすらしてないのに噛まなかったんだから」
ほっぺを引っ張りながらそう言ってくる充樹を見つめる。
別に………
「何?黙っちゃって」
「いや、何でもないよ。ごめん、気をつける」
それならいいけど、と頷きながら充樹が差し出してきたココアをもらう。
充樹がくれるココアが一番おいしい。
「抑制剤持ってるんだっけ?」
ココアを飲みながら隣に座った充樹にそう言われ思い出す。
「持ってない...」
まさか発情期が急に来るなんて思ってなかった。
今まで来てなかったわけだし...
「だよねぇ...そうだと思った。」
「ごめん...帰った方がいい?」
別に何かがあるとは思ってはいないけど、それでも一応αとΩだ。
充樹に迷惑をかけるくらいならとりあえず他を探すか...?
「ダメ!絶対に外には出るな!」
肩をガシッとつかまれ、今までにない厳しい形相で俺を止める充樹に戸惑う。
「えっと...?」
「こんな状態で外なんか出たら何が起こるかわかんないのか!?俺は絶対に玲が嫌がることしないから家にいろ、な?」
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