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2章
どうしよう、、、
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「ライアン!ライアン!」
メリルがライアンの名前を呼び続ける。
「どうしようリーレ、ライアンすごい怪我してるからここから動かすことも出来ないの。」
「、、、どうしましょうか。」
「(僕が今持っているものと言えば包帯と、鎮痛剤、あと少量の薬草ぐらいだ。でもライアンの傷には、こんなものでは応急処置にもならない、、、)」
「メリルちゃん。」
「どうしたの?」
「あの今持っているものって何がありますか?」
「えっと、包帯と、ばんそうこう、飴、あとちょっとだけ傷薬があるわ。」
「(メリルちゃんの持ち物をたしても全然足りない。この怪我を治すにはもっとたくさんの傷薬や包帯がないと、、、。)」
「リーレ。ライアンの脈がどんどん弱くなってる。」
「(ヤバい、、、もう下がりだしたのか。)」
「メリルちゃん少しお願いをしてもいいですか?」
「うん、なに?」
「えっと、村の病院からたくさんの傷薬と包帯、解熱剤と針と糸を持ってきてくれませんか?」
「わかった!」
メリルは馬を村の病院へと走らせた。
「(僕はライアンを死なせないようにしなくちゃ!)」
「とりあえず、止血しなきゃ。」
リーレは自分の服をちぎってライアンの傷口にあてた。
「駄目だ!血が止まらない!」
「ヤバい、、、」
「メリルちゃん急いで!!」
ライアンの呼吸が、どんどん浅くなっていく。
30分後メリルはリーレに頼まれたものを持って帰ってきた。
「ありがとうメリルちゃん。」
「あとは、僕がどうにかします。
」
そう言うとリーレはライアンの手術を始めた。
1時間後、
「メリルちゃん!やりましたよ!これであとは、傷が治るのを待つだけです。」
「すごい!どうして医者でもないのにこんなにできるの?」
「実は、僕の死んだお父さんが医者で、教えて貰っていたんです」
「そうだったの。」
「僕のお父さんは国王に殺されました。だから僕は国王が許せない!」
「私とライアンもそうよ。国王に大切な人を殺されたの。ライアンは村ごと、、、。」
「そうだったんですか、」
「メリルちゃん、今日はもうここで寝ようと思うのですがいいでしょうか?」
「うん!」
そう言うと2人は、ライアンの周りで寝た。
次の日、
「リーレ、ライアンが、ライアンが!」
「どうしました?」
「はぁッ、はぁッ、、、。」
そこには、とても苦しそうにしているライアンがいた。
リーレが額を触る。
「(やっぱりか、解熱剤持ってきて貰ってて良かった。)」
「熱がありますね。」
「どうして熱なんか、」
「昨日の雨によるものでしょう」
リーレはライアンに解熱剤を飲ませてやった。
メリルがライアンの名前を呼び続ける。
「どうしようリーレ、ライアンすごい怪我してるからここから動かすことも出来ないの。」
「、、、どうしましょうか。」
「(僕が今持っているものと言えば包帯と、鎮痛剤、あと少量の薬草ぐらいだ。でもライアンの傷には、こんなものでは応急処置にもならない、、、)」
「メリルちゃん。」
「どうしたの?」
「あの今持っているものって何がありますか?」
「えっと、包帯と、ばんそうこう、飴、あとちょっとだけ傷薬があるわ。」
「(メリルちゃんの持ち物をたしても全然足りない。この怪我を治すにはもっとたくさんの傷薬や包帯がないと、、、。)」
「リーレ。ライアンの脈がどんどん弱くなってる。」
「(ヤバい、、、もう下がりだしたのか。)」
「メリルちゃん少しお願いをしてもいいですか?」
「うん、なに?」
「えっと、村の病院からたくさんの傷薬と包帯、解熱剤と針と糸を持ってきてくれませんか?」
「わかった!」
メリルは馬を村の病院へと走らせた。
「(僕はライアンを死なせないようにしなくちゃ!)」
「とりあえず、止血しなきゃ。」
リーレは自分の服をちぎってライアンの傷口にあてた。
「駄目だ!血が止まらない!」
「ヤバい、、、」
「メリルちゃん急いで!!」
ライアンの呼吸が、どんどん浅くなっていく。
30分後メリルはリーレに頼まれたものを持って帰ってきた。
「ありがとうメリルちゃん。」
「あとは、僕がどうにかします。
」
そう言うとリーレはライアンの手術を始めた。
1時間後、
「メリルちゃん!やりましたよ!これであとは、傷が治るのを待つだけです。」
「すごい!どうして医者でもないのにこんなにできるの?」
「実は、僕の死んだお父さんが医者で、教えて貰っていたんです」
「そうだったの。」
「僕のお父さんは国王に殺されました。だから僕は国王が許せない!」
「私とライアンもそうよ。国王に大切な人を殺されたの。ライアンは村ごと、、、。」
「そうだったんですか、」
「メリルちゃん、今日はもうここで寝ようと思うのですがいいでしょうか?」
「うん!」
そう言うと2人は、ライアンの周りで寝た。
次の日、
「リーレ、ライアンが、ライアンが!」
「どうしました?」
「はぁッ、はぁッ、、、。」
そこには、とても苦しそうにしているライアンがいた。
リーレが額を触る。
「(やっぱりか、解熱剤持ってきて貰ってて良かった。)」
「熱がありますね。」
「どうして熱なんか、」
「昨日の雨によるものでしょう」
リーレはライアンに解熱剤を飲ませてやった。
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