大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば

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本編

途中経過と悩み事

そんな訳で俺と《剣姫》が犯人を探してみるのだが、中々見つからない。
そうこうしているうちに結構日も経ってしまった。具体的にどのぐらいかって?今、期末試験数日前ぐらいまで来てる。
今は比較的どうでもいい話だが、冬季休暇は一度森の方へ戻る予定だ。理由は…流石にそろそろナナキの後任に会わなければならないだろう、って気持ちともう一つ理由があるのだが…それはまた今度話そう。今すべきは噂を未だにバラ撒く馬鹿野郎をとっちめる事だ。
『つってもなぁ…手がかりあんのか?』
ない。
例のビラは未だに配られてるし、堂々「俺は《フェンリル》に所属している○○だ!」みたいな事言い始める奴も出てき始めてる。
事態は終息するどころか順調に拡張されてきている。
『じゃあどうすんだよ。そろそろ期末試験だぞ?今のお前は学校長に下手したら《猫》より嫌われてるからな。試験に支障が出るのはほぼ間違いないぞ』
そうなんだよな…そんでもって、冬季休暇の期間がこっちのの期間にギリギリ間に合うかどうかって言う時期だから、今回は特に補習だとかを受けている時間はない。
『有り得そうなのは、向こうが不合格にして学校に引き留めている間に《フェンリル》を解散する様に命令する事…か?あるいは難癖つけて退学…?』
退学はないと思う。いくら学校長でも二つ名を退学にするのはそう簡単じゃないはずだ…多分。
と言うか、俺は退学処分になるほど特に悪行を重ねて──
『学長室の扉を複数回破壊、直すのにかなりの金と資材を必要とするフィールドの破壊…これも複数回。ついでにちょくちょくしてる授業のサボり。心当たりが無いとは言わせねぇぞ』
──いたな。むしろ良く退学になってねぇな、俺。
一応、傾向としては、ビラは一年生を中心に撒かれている事ぐらいか…あと、《剣姫》が言っていたコピー系スキルを持ってるクーオとかって先輩にコピーをするのを止めるようお願いしに行ったのだが…彼本人がズブズブの《フェンリル》傾倒者だった。
《フェンリル》は絶対に潰させん!!とか言って未だにコピーし続けてた。いや、アンタらが一応決めたリーダーが止めろって言ってんのに止まんねぇの?とか思ったが、それを言ったら俺が《フェンリル》であると認めることになるので言わなかった。
で、問題は…その時、先輩の発言と言うか言動が明らかに背後に誰かがいると言った風な言い方だったのだ。あからさま過ぎて罠かと思ったが、先輩が軽く馬鹿っぽそうだったので多分ブラフとかは無いと思う。
…さて。どうやってそいつを表に引きずり出すか。
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