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本編
戦闘訓練とフィールド
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結構今更だけどさ、この班って、前衛三人、遊撃手一人、後衛一人だよな。
自分とラウクムくんとナタリさんで前衛、クアイちゃんが遊撃手、後衛がアーネ。
今度からフォーメーションとかしっかり練り直そ。自分とラウクムくんで前に、ナタリさんが遊撃手でクアイちゃんとアーネが後衛。うん、これがいいな。
でも、今はとっさに陣形とったらこうなった。
…何が言いたいかっていうと。
「馬鹿アーネ!テメェもっと火力出せねぇのか!大飯食らい!」
「なら、もっとしっかり抑えてくださいまし!」
「レィア!早く足を!」
「ナタリさん、クアイさんは!?」
「はわっ!はわっ!こっちですぅ!」
中々機能しないよねってことで。
個人的に、前衛二人、遊撃手一人、後衛二人で、相手を縛るタイプの後衛一人と火力後衛一人が一番いいと思うんだが、この班はそれをアーネ一人でやってるから、追いついてない。
ポチは、デカイ割に俊敏で、前衛が相手を抑える前に隙間を縫ってアーネに攻撃を仕掛けようとする。それを自分が必死になって追いかけ、なんとか足止めしているのだが、ナタリさんとラウクムくんが追いついていないから、ちょっと足りないかな。
クアイちゃんは…実は戦力になってなかったりする。
理由として、フィールドの効果であの薄いナイフが刺さらないのだ。
ほら、全部衝撃に変換されちゃうから、ナイフが自分で生み出した衝撃に耐えきれなくて、次々砕けちゃってるのよ。
結果、真っ白な犬は全然痛手を負ってないという状況。
「先生ぇ!せめてフィールドを解いてくれ!」
じゃないと戦いにくいことこの上ない!
「馬鹿いっちゃいけませんよーレィアくん。このフィールド無ければ、貴方たちなんてポチにひと噛みされて死んじゃいますよー」
でも、それじゃあ倒せねぇよ!
痛った!爪で殴られた!
「先生、限定解除されてますか!?」
ラウクムくんが声を張り上げる。
「はい?限定解除ですか?えーと…」
大剣でポチをぶっ飛ばしながらラウクムくんにきく。
「ねね、限定解除って何?」
「対象を絞ってフィールドの効果をかけるんだよ。この手の訓練って、生徒にフィールドの効果がかかって、魔獣にはかかってないはずなんだけど…」
「あ!すいません!ポチにもフィールドかかってました!ごめんなさいねー」
ごめんで済むか!
どこかで爆音がして、続いて何か大きな物が倒れる音がした。
誰かコケた?
そっち見てる暇ないからなんとも言えないけどね。
ポチの体が一瞬ブレたあと、クアイちゃんが歓声を上げた。珍しいな。
「ナイフ、刺さりました!攻撃が通りますです!」
よし、ならまずは、アイツの足を切って機動力落とすか。
「アーネ!こないだの矢の準備よろしく!クアイちゃんは犬の目を狙って!前衛はまずは足砕くぞ!」
…あれ?何気に今の武器だと、前衛って打撃しかあたえられないってことに今気づいたわ。
自分とラウクムくんとナタリさんで前衛、クアイちゃんが遊撃手、後衛がアーネ。
今度からフォーメーションとかしっかり練り直そ。自分とラウクムくんで前に、ナタリさんが遊撃手でクアイちゃんとアーネが後衛。うん、これがいいな。
でも、今はとっさに陣形とったらこうなった。
…何が言いたいかっていうと。
「馬鹿アーネ!テメェもっと火力出せねぇのか!大飯食らい!」
「なら、もっとしっかり抑えてくださいまし!」
「レィア!早く足を!」
「ナタリさん、クアイさんは!?」
「はわっ!はわっ!こっちですぅ!」
中々機能しないよねってことで。
個人的に、前衛二人、遊撃手一人、後衛二人で、相手を縛るタイプの後衛一人と火力後衛一人が一番いいと思うんだが、この班はそれをアーネ一人でやってるから、追いついてない。
ポチは、デカイ割に俊敏で、前衛が相手を抑える前に隙間を縫ってアーネに攻撃を仕掛けようとする。それを自分が必死になって追いかけ、なんとか足止めしているのだが、ナタリさんとラウクムくんが追いついていないから、ちょっと足りないかな。
クアイちゃんは…実は戦力になってなかったりする。
理由として、フィールドの効果であの薄いナイフが刺さらないのだ。
ほら、全部衝撃に変換されちゃうから、ナイフが自分で生み出した衝撃に耐えきれなくて、次々砕けちゃってるのよ。
結果、真っ白な犬は全然痛手を負ってないという状況。
「先生ぇ!せめてフィールドを解いてくれ!」
じゃないと戦いにくいことこの上ない!
「馬鹿いっちゃいけませんよーレィアくん。このフィールド無ければ、貴方たちなんてポチにひと噛みされて死んじゃいますよー」
でも、それじゃあ倒せねぇよ!
痛った!爪で殴られた!
「先生、限定解除されてますか!?」
ラウクムくんが声を張り上げる。
「はい?限定解除ですか?えーと…」
大剣でポチをぶっ飛ばしながらラウクムくんにきく。
「ねね、限定解除って何?」
「対象を絞ってフィールドの効果をかけるんだよ。この手の訓練って、生徒にフィールドの効果がかかって、魔獣にはかかってないはずなんだけど…」
「あ!すいません!ポチにもフィールドかかってました!ごめんなさいねー」
ごめんで済むか!
どこかで爆音がして、続いて何か大きな物が倒れる音がした。
誰かコケた?
そっち見てる暇ないからなんとも言えないけどね。
ポチの体が一瞬ブレたあと、クアイちゃんが歓声を上げた。珍しいな。
「ナイフ、刺さりました!攻撃が通りますです!」
よし、ならまずは、アイツの足を切って機動力落とすか。
「アーネ!こないだの矢の準備よろしく!クアイちゃんは犬の目を狙って!前衛はまずは足砕くぞ!」
…あれ?何気に今の武器だと、前衛って打撃しかあたえられないってことに今気づいたわ。
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