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本編 第2章
[番外編] 断罪の執行者(2)
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真っ暗な世界。
[執行者]の少女は今日も天秤で死者の魂を導いている。
「第4閻魔様、只今戻りました。」
少女の横から黒スーツ姿の男がワープホールのようなものから出てきた。
「おー帰ってきたのね。ちゃんと頼んだ事やってくれた?」
「はい。全て気付かれる事なく、遂行してまいりました。」
「そっか!クロフク、ありがとね♪
…これで[プレゼント]の下準備は出来たわ。」
「そのプレゼントとは…一体誰になんですか?」
「私の呪いをかけられた子に…ね♪」
「…!?まさか閻魔様、また人間にあの呪いをかけたんですか!?20年前の…あのような事件が再び起こったら、どうするつもりなんですか!!」
「まぁまぁ、そうカッカしないで~。今回の子は、きっと大丈夫よ♪ 彼には心に強い芯がある。20年前のあの子とは正反対よ。
…あと、上の大閻魔には黙っててね?」
「ですが…あの呪いは…」
「なぁに?アンタ、黙ってられないなら[永久追放]よ。」
「…!!」
鋭い視線でクロフクを睨む少女。あたりの空気は一瞬で凍りついた。その余りにも強く、冷たい気迫にクロフクは圧倒されて、立っているのがやっとだった。
「…分かりました。」
「よろしい。
…フフっ、楽しみだわ♪」
[執行者]の少女は今日も天秤で死者の魂を導いている。
「第4閻魔様、只今戻りました。」
少女の横から黒スーツ姿の男がワープホールのようなものから出てきた。
「おー帰ってきたのね。ちゃんと頼んだ事やってくれた?」
「はい。全て気付かれる事なく、遂行してまいりました。」
「そっか!クロフク、ありがとね♪
…これで[プレゼント]の下準備は出来たわ。」
「そのプレゼントとは…一体誰になんですか?」
「私の呪いをかけられた子に…ね♪」
「…!?まさか閻魔様、また人間にあの呪いをかけたんですか!?20年前の…あのような事件が再び起こったら、どうするつもりなんですか!!」
「まぁまぁ、そうカッカしないで~。今回の子は、きっと大丈夫よ♪ 彼には心に強い芯がある。20年前のあの子とは正反対よ。
…あと、上の大閻魔には黙っててね?」
「ですが…あの呪いは…」
「なぁに?アンタ、黙ってられないなら[永久追放]よ。」
「…!!」
鋭い視線でクロフクを睨む少女。あたりの空気は一瞬で凍りついた。その余りにも強く、冷たい気迫にクロフクは圧倒されて、立っているのがやっとだった。
「…分かりました。」
「よろしい。
…フフっ、楽しみだわ♪」
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