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本編 第2章
ショータイム。
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映画の撮影当日。
地方の廃マンションへ来た生と剛は、大きな仕事への期待と不安でいっぱいだった。
「リハーサルもイメトレもばっちしだ。剛、今日は成功させて無事に帰ろうな!」
「おう!七宮と、何より杏奈ちゃんとの共演だしな!!やる気まんまんだ。」
2人は気合い十分で、現場の監督や共演者の方、スタッフへ挨拶しに回った。
そして撮影本番。
特殊部隊の隊長役の西園寺杏奈が、スタントマンとして入れ替わった生と剛にミサイルを撃つシーン。
実際にはミサイル自体は爆発せず、生と剛の近くに設置された爆薬が爆発してミサイルが当たったように見せる演出をする。
その爆発の爆風で2人はマンションの5階から落下し、隣の棟の屋上のマットに落ちる。という流れだ。
「本番いきます。よーい、アクション!!」
「ようやく追い詰めたわ、貴方たちの悪事もこれでお終いよ!!」
西園寺がミサイルを構え、空の弾を発射。
それと同時に爆薬が爆発する。
ドォーーン!!
「「うおおおおっ!!」」
生と剛は爆風に吹き飛ばされた。そしてそのままマンションの外へ。あとは落下に身を任せてマットに落ちるだけ。
「よし、成功か…」
「でも落ちるのってこえーな。」
2人が空中で顔を見合わせ笑った。
スタントの成功を確信した。
その時だった。
ドォーーン!!!!
予定には無かった、[2度目の爆発]が起きた。
落下しながら爆音のした方を2人が向くと、落下する為のマットがある隣の棟で爆発は起きていた。
「な、なんで!!?何が起きた!?」
爆発の影響で、元々脆かった廃マンションはみるみると崩れていく。マットのあった筈の屋上は既に陥落していて、ガラガラと瓦礫の山と化していく。
「クソッ!!何なんだ!!?このまま落ちたら(俺はともかく剛が)ヤバイぞ!」
「おい七宮…俺たちどうなるんだよ!」
このままだと2人は瓦礫の山へ無防備のまま、体を叩きつけられる事になる。当然無事では済まない、最悪、絶命だって考えられる。
焦っている間にも落下して衝突するまでの時間はみるみると近づいている。
「クソ!!何か俺に出来る事は!?剛を助けられる方法は!?考えろ考えろ考えろ考えろっ!!」
絶対絶命の危機で
不死身の男は頭をフル回転させる最中、
「楽しませてよ?」
生はそんな声が聞こえた気がした。
-------------------------------------
設定変更のお詫び。
「爆弾を設置して爆発させる。」
という設定から
「ミサイルを撃って爆発させる。」
に変更しました。
勝手な変更、申し訳ありませんでした。
地方の廃マンションへ来た生と剛は、大きな仕事への期待と不安でいっぱいだった。
「リハーサルもイメトレもばっちしだ。剛、今日は成功させて無事に帰ろうな!」
「おう!七宮と、何より杏奈ちゃんとの共演だしな!!やる気まんまんだ。」
2人は気合い十分で、現場の監督や共演者の方、スタッフへ挨拶しに回った。
そして撮影本番。
特殊部隊の隊長役の西園寺杏奈が、スタントマンとして入れ替わった生と剛にミサイルを撃つシーン。
実際にはミサイル自体は爆発せず、生と剛の近くに設置された爆薬が爆発してミサイルが当たったように見せる演出をする。
その爆発の爆風で2人はマンションの5階から落下し、隣の棟の屋上のマットに落ちる。という流れだ。
「本番いきます。よーい、アクション!!」
「ようやく追い詰めたわ、貴方たちの悪事もこれでお終いよ!!」
西園寺がミサイルを構え、空の弾を発射。
それと同時に爆薬が爆発する。
ドォーーン!!
「「うおおおおっ!!」」
生と剛は爆風に吹き飛ばされた。そしてそのままマンションの外へ。あとは落下に身を任せてマットに落ちるだけ。
「よし、成功か…」
「でも落ちるのってこえーな。」
2人が空中で顔を見合わせ笑った。
スタントの成功を確信した。
その時だった。
ドォーーン!!!!
予定には無かった、[2度目の爆発]が起きた。
落下しながら爆音のした方を2人が向くと、落下する為のマットがある隣の棟で爆発は起きていた。
「な、なんで!!?何が起きた!?」
爆発の影響で、元々脆かった廃マンションはみるみると崩れていく。マットのあった筈の屋上は既に陥落していて、ガラガラと瓦礫の山と化していく。
「クソッ!!何なんだ!!?このまま落ちたら(俺はともかく剛が)ヤバイぞ!」
「おい七宮…俺たちどうなるんだよ!」
このままだと2人は瓦礫の山へ無防備のまま、体を叩きつけられる事になる。当然無事では済まない、最悪、絶命だって考えられる。
焦っている間にも落下して衝突するまでの時間はみるみると近づいている。
「クソ!!何か俺に出来る事は!?剛を助けられる方法は!?考えろ考えろ考えろ考えろっ!!」
絶対絶命の危機で
不死身の男は頭をフル回転させる最中、
「楽しませてよ?」
生はそんな声が聞こえた気がした。
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設定変更のお詫び。
「爆弾を設置して爆発させる。」
という設定から
「ミサイルを撃って爆発させる。」
に変更しました。
勝手な変更、申し訳ありませんでした。
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