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{第三十六話} 昌は書斎へ...一方ネラは...
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今私はマスターにお姫様と王妃様に護衛を頼まれたので、今庭園に向かって歩いているところです。
後ろから付いて来た私に気づいたのでしょうか?
お姫様が振り返って私に近づいて来ました。
「たしか...ネラさんでしたよね?ショウさんはどちらに?」
お姫様はマスターの行方が気になるようです...マスターに御用時でもあるのでしょうか?
「マ、ショウさんは今、国王様と一緒に書斎にいかれました」
危うく「マスター」と言ってしまう所でした...
「そうですか、お父様たっら...そんなに読書が大事なのかしら...?」
頬を膨らませて、少しご機嫌斜めなご様子です。
「つまり、ネラさんはパパの方に行かれたショウさんの代わりに来たのですか?」
「はい、代わりに行くように言われましたので」
「失礼ですが、ショウさんとネラさんはどういった関係ですか?」
「友人です」
「そうですか...」
私の返事に疑問を持った用で首をかしげ、質問をしてきました。
「何故でしょう...とても友人に見えないのです。まるで...そう!使用人と主のような...」
「それは、何故ですか?」
どうやらお姫様は察しが良いようです。
「いえ、なんとなくお二人の会話や接し方が...ネラさん、あなたから特に感じました」
「そうですか?」
「はい、ですがショウさんのネラさんへの接し方はとても仲のよい友人のように感じました」
「そうですか...」
まさか、そこまで...正直、驚きました。
「すいません、何も知らない部外者が勝手な事を...」
頭を下げて、謝ってきた。
「いえ、大丈夫です」
私のような護衛にも頭を下げて謝るとは、なかなか礼儀正しい少女のようです。
「そうだ、ネラさん私と...」
「ティア?どうかしたの?」
先にイスに座ってお花を眺めていた王妃様がこちらに気づいたようです。
「あら、ネラさん?ショウさんはどちらに?」
やはり親子ですね。
「ショウさんは国王様と書斎に行かれたので王妃様とお姫様の護衛は私がさせていただきます」
「まぁ!そうでしたか、ちょうどよかったです!一目見たときから一度ネラさんとお話してみたいと思っていましたの!付き合って頂けるかしら?」
「そうですか、わかりました」
「お母様、私が先に誘おうと思っていましたのに...ズルイです」
「ごめんなさいね、ティア」
「わかりました、またの機会にお話しましょう。ネラさん」
「はい、お待ちしております」
そう言うと、お姫様は少し離れたところに咲いている赤いお花を見にいきました。
「どうぞ、ネラさんもお掛けになって」
「失礼します」
私がイスに座るとメイドさんが王妃様と私に紅茶を運んで来てくれました。
私は断ったのですが、王妃様が紅茶を一緒に飲みたいと頼まれたので紅茶を頂くことに。
「ネラさん達は夫にとても気に入られている様子でしたが、前にお会いした事があるのですか?」
「いえ、国王様にお会いしたのは今日がはじめてです」
「そうですか、夫が一人の父親としての姿を見せるのはそうそう無くて珍しいのですよ」
「ほかの方にはああいった感じではないのですか?」
「ええ、ほかの方にはこの国の王としての堂々とした姿で会う事がほとんどですね」
「そうですか」
「そんな姿を見せるのは私達とネラさん達、そして...騎士団長のアギルさんだけでしょうか」
「ショウさんとなら何かあるのかもしれません」
「そうですね」
「そういえば、この庭園で来客の方々とのパーティーがあるとアギルさんからお聞きしたのですが」
「そうですよ」
「それにしては、この場に居るのは私達だけなのですが」
「私達は来客の皆様をおもてなしするために先に来ているのです。どうやらまだ来ないようですのでもう少しお話しましょう」
「わかりました」
「さっきのティアの会話もそうでしたが、ネラさんは私達に少し堅過ぎではないですか?」
「そうですか?」
「そうです、もう少し砕けても良いんですよ?ここには私達しかいないですし」
「わかりました、努力はします」
「よろしくお願いしますね」
「はい」
これは...
「どうかしましたか?ネラさん?」
「お姫様!」
「はーい!」
ドレスのスカートを持ち上げ、こちらに走って来ました。
「ネラさん、私のことは「ティア」と名前で呼んだください」
「わかりました、ティア様少しのあいだ私のそばに居ていただけますか?」
「いいですけど...なんでですか?」
「こちらに、少なくなくとも味方ではない人間が数人近づいてきています」
「そんな...」
「マ、ショウさんを呼ぶので少し失礼します」
「ピッ」
「マ、ショウさん...」
「ネラか?どうした?」
「至急こちらに来ていただけますか?」
「緊急事態か?」
「はい、敵と思われる者達がこちらに近づいています」
「どこから?」
「庭園の隣の森からです」
「人数は?」
「分かりません」
「分かった、今行く!」
「ピッ!」
「今、ショウさんを呼びましたので、すぐにくると思います」
「それまで、王妃様、お姫様は私から離れないでください」
「わかりました」
後ろから付いて来た私に気づいたのでしょうか?
お姫様が振り返って私に近づいて来ました。
「たしか...ネラさんでしたよね?ショウさんはどちらに?」
お姫様はマスターの行方が気になるようです...マスターに御用時でもあるのでしょうか?
「マ、ショウさんは今、国王様と一緒に書斎にいかれました」
危うく「マスター」と言ってしまう所でした...
「そうですか、お父様たっら...そんなに読書が大事なのかしら...?」
頬を膨らませて、少しご機嫌斜めなご様子です。
「つまり、ネラさんはパパの方に行かれたショウさんの代わりに来たのですか?」
「はい、代わりに行くように言われましたので」
「失礼ですが、ショウさんとネラさんはどういった関係ですか?」
「友人です」
「そうですか...」
私の返事に疑問を持った用で首をかしげ、質問をしてきました。
「何故でしょう...とても友人に見えないのです。まるで...そう!使用人と主のような...」
「それは、何故ですか?」
どうやらお姫様は察しが良いようです。
「いえ、なんとなくお二人の会話や接し方が...ネラさん、あなたから特に感じました」
「そうですか?」
「はい、ですがショウさんのネラさんへの接し方はとても仲のよい友人のように感じました」
「そうですか...」
まさか、そこまで...正直、驚きました。
「すいません、何も知らない部外者が勝手な事を...」
頭を下げて、謝ってきた。
「いえ、大丈夫です」
私のような護衛にも頭を下げて謝るとは、なかなか礼儀正しい少女のようです。
「そうだ、ネラさん私と...」
「ティア?どうかしたの?」
先にイスに座ってお花を眺めていた王妃様がこちらに気づいたようです。
「あら、ネラさん?ショウさんはどちらに?」
やはり親子ですね。
「ショウさんは国王様と書斎に行かれたので王妃様とお姫様の護衛は私がさせていただきます」
「まぁ!そうでしたか、ちょうどよかったです!一目見たときから一度ネラさんとお話してみたいと思っていましたの!付き合って頂けるかしら?」
「そうですか、わかりました」
「お母様、私が先に誘おうと思っていましたのに...ズルイです」
「ごめんなさいね、ティア」
「わかりました、またの機会にお話しましょう。ネラさん」
「はい、お待ちしております」
そう言うと、お姫様は少し離れたところに咲いている赤いお花を見にいきました。
「どうぞ、ネラさんもお掛けになって」
「失礼します」
私がイスに座るとメイドさんが王妃様と私に紅茶を運んで来てくれました。
私は断ったのですが、王妃様が紅茶を一緒に飲みたいと頼まれたので紅茶を頂くことに。
「ネラさん達は夫にとても気に入られている様子でしたが、前にお会いした事があるのですか?」
「いえ、国王様にお会いしたのは今日がはじめてです」
「そうですか、夫が一人の父親としての姿を見せるのはそうそう無くて珍しいのですよ」
「ほかの方にはああいった感じではないのですか?」
「ええ、ほかの方にはこの国の王としての堂々とした姿で会う事がほとんどですね」
「そうですか」
「そんな姿を見せるのは私達とネラさん達、そして...騎士団長のアギルさんだけでしょうか」
「ショウさんとなら何かあるのかもしれません」
「そうですね」
「そういえば、この庭園で来客の方々とのパーティーがあるとアギルさんからお聞きしたのですが」
「そうですよ」
「それにしては、この場に居るのは私達だけなのですが」
「私達は来客の皆様をおもてなしするために先に来ているのです。どうやらまだ来ないようですのでもう少しお話しましょう」
「わかりました」
「さっきのティアの会話もそうでしたが、ネラさんは私達に少し堅過ぎではないですか?」
「そうですか?」
「そうです、もう少し砕けても良いんですよ?ここには私達しかいないですし」
「わかりました、努力はします」
「よろしくお願いしますね」
「はい」
これは...
「どうかしましたか?ネラさん?」
「お姫様!」
「はーい!」
ドレスのスカートを持ち上げ、こちらに走って来ました。
「ネラさん、私のことは「ティア」と名前で呼んだください」
「わかりました、ティア様少しのあいだ私のそばに居ていただけますか?」
「いいですけど...なんでですか?」
「こちらに、少なくなくとも味方ではない人間が数人近づいてきています」
「そんな...」
「マ、ショウさんを呼ぶので少し失礼します」
「ピッ」
「マ、ショウさん...」
「ネラか?どうした?」
「至急こちらに来ていただけますか?」
「緊急事態か?」
「はい、敵と思われる者達がこちらに近づいています」
「どこから?」
「庭園の隣の森からです」
「人数は?」
「分かりません」
「分かった、今行く!」
「ピッ!」
「今、ショウさんを呼びましたので、すぐにくると思います」
「それまで、王妃様、お姫様は私から離れないでください」
「わかりました」
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