42 / 124
{第四十話} ティーパーティー
しおりを挟む
とりあえずコイツらを縄で縛ってGOS(ゴット オブ ソード)で作った檻で囲っておこう。
コイツらの体には目立った外傷は無く、この書斎には血痕はおろか争った形跡すら無い。
せいぜい扉に蹴破った跡があった位で、きっとコイツらがこの書斎に入るときに出来た跡だろう。
それも、おじさんが治して行ったせいでこの書斎は王様と最初に来た状態のままだ。
そんな考察をしているオレに王様が話しかけてきた。
「ティア達を守ってくれてありがとう」
「いえいえ、僕がこの場を離れたせいで王様の身に危険が生じたのも事実です。この場に京一が来たのが幸いでした...」
「いや、京一がここにこれたのもショウ殿のおかげなんだよ」
「それはどういう...」
「ショウ殿が書斎を出る時にこの場に残した小さなメイドさん...確か名前は「ミイちゃん」だったね」
「どうしてそれを?」
「ショウ殿がこの部屋を出て行ったあとこの小さなメイドさんとお話して、その中で聞いたんだ」
「そうでしたか」
「ショウ殿がメイドさんに名前を着けた事なんかをね、その中でショウ殿やネラ殿の事も聞いた」
「そうですか...」
「おかげで色々な事を知れたよ、特にミイちゃんはショウ君が大好きだって事が良く分かった」
ミイが大きくなってオレの顔を「がんばりました!」と書かれた顔で見ていた。
「えへへへ~」
頭をなでるとうれしそうな笑顔でオレに抱きついて来た。
何故か昔から小さい子と動物には好かれるんだよなw
そのあと王様のところに歩いていって王様にも頭をなでてもらい、ご機嫌だ。
実にほほえましく平和な時間が流れていた。
「ミイちゃんが京一を呼んでくれたおかげで私は無事なんだ」
「そうでしたか」
「つまり、ミイちゃんをこの場に置いて行ったショウ殿のおかげと言う事だ」
「いえいえw」
「それにしても、ショウ殿は随分と人によって口調が違うのだなw」
「そうですね...」
「私にもさっきの京一の時と同じ感じで...」
「流石にそれは...」
「何故だ...私のことが嫌なのか...?」
「そう言うわけではないですが...」
「ではどう言う...」
「だって、王様ですよ?この国の!この国で一番偉い人ですよ!そんな人になれなれしく話せないですよ」
「確かにそうだなw」
「はいw」
「そう言えば王様はティーパーティーには出ないのですか?」
「ああ、私は大人数でにぎやかなものがあまり好きではなくてね...」
「そうでしたか」
「だからそういった行事は妻のフレイヤとティアにまかせっきりでね...もちろん出席しなくてはいけない行事にはしかっりと出ている」
「そうですよね」
「王としては失格だろうがな...w」
「僕も大人数が集まる場所が苦手だったんですよねw」
「そうか、仲間がいてよかった。だったって事は今はもう?」
「はい、克服して今は平気です」
「そうか、私も克服しないとな」
「少しずつで良いんです」
「そうだな...」
「はい」
「では、私も今回のティーパーティーに出席しようかな」
「分かりました」
とりあえず、ネラに連絡しておこう。
「ピッ」
「オレだ、ネラ」
「はい、どうかされましたか?」
「今から王とそっちに行くから」
「分かりました、お姫様達にもそのように伝えます」
「ああ、頼んだぞ」
「ピッ」
書斎から出て庭園へと向かう。
「そういえば、王様質問いいですか?」
「ショウ殿からの質問だ、何でも答えよう!」
「いつもこういう時はどこで何をされて居るんですか?」
「さっきの書斎で本を読んでいる」
「いいですよね、あの書斎」
「ああ、特にベランダからの景色を見て風を感じて紅茶を飲みながら本を読むのが好きでね」
「それはそれは...」
そんな会話をしながら歩いていると姫様達が見えて来た。
「お父様!どうしてこちらに?珍しいですね」
そう言いながら、姫様がこちらに近寄ってきた。
「ああ、ショウ殿と話をしているうちに私もこういった行事に参加しないとと思ってねw」
「そうでしたか!」
姫様は心底うれしそうだ。
「それに、今日はティアの誕生日だ!出席しないわけないだろう!」
その王の一言を聴いてさらにうれしそうだ。
さっきは、抱きつかれてイヤそうな素振りを見せていたがやはりお父さんが大好きらしいw
オレも父は嫌いじゃないがたまにめんどくさいとは思ってる...なんでこの話になった?
「まあ、あなたもこちらに来たのね」
そこに王妃もやって来た。
「たまにはな、なにせ今日はティアの誕生日だ」
「そうねw」
「ああ...」
「で、誰に背中押してもらったの?w」
「ッグ!?」
バレてるしw
「ショウ殿だ...」
「そう、お礼を言うわ」
そう言うと、オレの方を向いて微笑んだ。
どうしたら良いか分からなかったオレは取り合えず頭を下げた。
そこへ、騎士団長達が護衛する貴族と思われる人達がやってきた。
見た感じは女性ばかりで、やはりティーパーティーは女性が出るものらしい。
王達が貴族達と挨拶をしているとメイド達が紅茶やケーキを運んできた。
円いテーブルにシワ一つ無くピンッと張られたテーブルクロス。
「すばらしいテーブルコーディネートだ」とじいちゃんなら言うだろう。
紅茶が好きでそういった店に良く連れて行ってもらった。
その過程でこういったマナーについて色々聴いた。
それが今、役に立つ時が来るとは...
テーブルの中心に置かれたケーキスタンドには下から「サンドイッチ」「スコーン」「ケーキ」が置かれている。
ケーキのほかにもタルトなどの焼き菓子が置かれている。
貴族達が席に着き、ティーパーティーが始まった。
コイツらの体には目立った外傷は無く、この書斎には血痕はおろか争った形跡すら無い。
せいぜい扉に蹴破った跡があった位で、きっとコイツらがこの書斎に入るときに出来た跡だろう。
それも、おじさんが治して行ったせいでこの書斎は王様と最初に来た状態のままだ。
そんな考察をしているオレに王様が話しかけてきた。
「ティア達を守ってくれてありがとう」
「いえいえ、僕がこの場を離れたせいで王様の身に危険が生じたのも事実です。この場に京一が来たのが幸いでした...」
「いや、京一がここにこれたのもショウ殿のおかげなんだよ」
「それはどういう...」
「ショウ殿が書斎を出る時にこの場に残した小さなメイドさん...確か名前は「ミイちゃん」だったね」
「どうしてそれを?」
「ショウ殿がこの部屋を出て行ったあとこの小さなメイドさんとお話して、その中で聞いたんだ」
「そうでしたか」
「ショウ殿がメイドさんに名前を着けた事なんかをね、その中でショウ殿やネラ殿の事も聞いた」
「そうですか...」
「おかげで色々な事を知れたよ、特にミイちゃんはショウ君が大好きだって事が良く分かった」
ミイが大きくなってオレの顔を「がんばりました!」と書かれた顔で見ていた。
「えへへへ~」
頭をなでるとうれしそうな笑顔でオレに抱きついて来た。
何故か昔から小さい子と動物には好かれるんだよなw
そのあと王様のところに歩いていって王様にも頭をなでてもらい、ご機嫌だ。
実にほほえましく平和な時間が流れていた。
「ミイちゃんが京一を呼んでくれたおかげで私は無事なんだ」
「そうでしたか」
「つまり、ミイちゃんをこの場に置いて行ったショウ殿のおかげと言う事だ」
「いえいえw」
「それにしても、ショウ殿は随分と人によって口調が違うのだなw」
「そうですね...」
「私にもさっきの京一の時と同じ感じで...」
「流石にそれは...」
「何故だ...私のことが嫌なのか...?」
「そう言うわけではないですが...」
「ではどう言う...」
「だって、王様ですよ?この国の!この国で一番偉い人ですよ!そんな人になれなれしく話せないですよ」
「確かにそうだなw」
「はいw」
「そう言えば王様はティーパーティーには出ないのですか?」
「ああ、私は大人数でにぎやかなものがあまり好きではなくてね...」
「そうでしたか」
「だからそういった行事は妻のフレイヤとティアにまかせっきりでね...もちろん出席しなくてはいけない行事にはしかっりと出ている」
「そうですよね」
「王としては失格だろうがな...w」
「僕も大人数が集まる場所が苦手だったんですよねw」
「そうか、仲間がいてよかった。だったって事は今はもう?」
「はい、克服して今は平気です」
「そうか、私も克服しないとな」
「少しずつで良いんです」
「そうだな...」
「はい」
「では、私も今回のティーパーティーに出席しようかな」
「分かりました」
とりあえず、ネラに連絡しておこう。
「ピッ」
「オレだ、ネラ」
「はい、どうかされましたか?」
「今から王とそっちに行くから」
「分かりました、お姫様達にもそのように伝えます」
「ああ、頼んだぞ」
「ピッ」
書斎から出て庭園へと向かう。
「そういえば、王様質問いいですか?」
「ショウ殿からの質問だ、何でも答えよう!」
「いつもこういう時はどこで何をされて居るんですか?」
「さっきの書斎で本を読んでいる」
「いいですよね、あの書斎」
「ああ、特にベランダからの景色を見て風を感じて紅茶を飲みながら本を読むのが好きでね」
「それはそれは...」
そんな会話をしながら歩いていると姫様達が見えて来た。
「お父様!どうしてこちらに?珍しいですね」
そう言いながら、姫様がこちらに近寄ってきた。
「ああ、ショウ殿と話をしているうちに私もこういった行事に参加しないとと思ってねw」
「そうでしたか!」
姫様は心底うれしそうだ。
「それに、今日はティアの誕生日だ!出席しないわけないだろう!」
その王の一言を聴いてさらにうれしそうだ。
さっきは、抱きつかれてイヤそうな素振りを見せていたがやはりお父さんが大好きらしいw
オレも父は嫌いじゃないがたまにめんどくさいとは思ってる...なんでこの話になった?
「まあ、あなたもこちらに来たのね」
そこに王妃もやって来た。
「たまにはな、なにせ今日はティアの誕生日だ」
「そうねw」
「ああ...」
「で、誰に背中押してもらったの?w」
「ッグ!?」
バレてるしw
「ショウ殿だ...」
「そう、お礼を言うわ」
そう言うと、オレの方を向いて微笑んだ。
どうしたら良いか分からなかったオレは取り合えず頭を下げた。
そこへ、騎士団長達が護衛する貴族と思われる人達がやってきた。
見た感じは女性ばかりで、やはりティーパーティーは女性が出るものらしい。
王達が貴族達と挨拶をしているとメイド達が紅茶やケーキを運んできた。
円いテーブルにシワ一つ無くピンッと張られたテーブルクロス。
「すばらしいテーブルコーディネートだ」とじいちゃんなら言うだろう。
紅茶が好きでそういった店に良く連れて行ってもらった。
その過程でこういったマナーについて色々聴いた。
それが今、役に立つ時が来るとは...
テーブルの中心に置かれたケーキスタンドには下から「サンドイッチ」「スコーン」「ケーキ」が置かれている。
ケーキのほかにもタルトなどの焼き菓子が置かれている。
貴族達が席に着き、ティーパーティーが始まった。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!
神崎あら
ファンタジー
運動も勉強も特に秀でていないがめっちゃ運が良い、ただそれだけのオルクスは15歳になり冒険者としてクエストに挑む。
そこで彼は予想だにしない出来事に遭遇する。
これは初期ステータスを運だけに全振りしたオルクスの豪運冒険譚である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる