異世界で俺はチーター

田中 歩

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{第五十五話} 続きはCMの後

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さて、どうしたものか...
取り合えずソファーで寝かせて置くのもアレだから、2階の空き部屋に2段ベットを5個出したので、そちらに移動。
アマフには少し森の様子を見たいからと言う理由で、場所は一応聞いたから行って見るか?
ベットで寝ているエルフ達を確認し、部屋の電気を消して扉を静かに消した。

1階に下りるとハネットがスーツ姿に着替えていた。
「アレ?何故にスーツ姿なんですか?」
「しかも探索用のスーツだし...」
ちなみに俺は「ノーマルスーツ」平均的にステ振りはしているが時に特質した点は無い感じの代物だ。

「あ、戦闘用のスーツのほうが良かったか?」

「違うそうじゃない。」

「え?だって、森に行くんだろ?」
「準備は出来てるぞ?」
頼もしい相棒だよ!まったく!

「行きますか...」
「俺も準備をしてくる!」
探索用のスーツに着替え、刀と銃(ハンドガン)を持ち外に出た。

「で、場所はちゃんと聞いたのか?」
ハネットは地図を開いていた。
地図でい位置さえ分かれば一度も行った事が無くてもテレポート自体は出来る。
まぁ、テレポートして「本当にここであってるのか...?」と不安になる位だ。

「ここらしい...」
アマフに聞いた場所を地図に指差す。

「ここか...結構距離があるな、魔力が足りなくなる可能性が...」

「俺の魔力を好きなだけ使いたまえ!」

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

エルフの森 入口と思われる場所

「本当にここであってるのか...?」
辺りを見回すが、正面の森以外は平原で特に目立った建造物等は無い。

「森の奥に燃えた家屋が見えるから、ここで間違いないだろう」
ハネットは1000m望遠の目をしている。
森の木々を透視して見ているのだろう。

「とりま、警戒はしますか...」
手にレザーグローブをはめ、銃のグリップを握りスライダを軽く引いた。

「相変わらずその手袋なのかw」
「俗に言う「チュウニビョウ」とヤツだな」
確かにこのレザーグローブは「親指」「人差し指」「中指」の3本が第2間接で切られて指先が露出している。
中二病と言われても仕方ない...
それに、手袋はめる時に少しカッコつけた感は否めない。

「刀の方が良いかな?」
銃をホルスターに仕舞い、腰に下げた鞘から刀を抜いた。

「この「鬼神殺し」のさびにしてやr」
カッコつけ、ポーズを決めていると矢が飛んできた。

「ふんっ!」
飛んできた矢を華麗に切り落とそうと刀を振るが、当たるわけも無く矢尻が耳を掠めた。
俺は心の中で「最後まで言わせろよ!」と叫んだ。

「おいおいw当たんないのかよw」
ハネットも剣を構え森の方を睨んだ。

「敵は?」

「髪の長い女性が1人、弓を持って森の奥に消えていった」
「どうやら、エルフではなさそうだな」
「髪に隠れてはいたが、エルフの耳だったら髪の隙間から出ているだろう」
ハネットがそう言うならそうなんだろう。

「警戒しつつ、森に入るぞ」
刀を鞘に仕舞い、銃とナイフを手に持った。
とある人が「近接戦闘では銃よりもハンドガンの方が有利な場合もある」と言っていたし、それにこの持ち方であれば「発砲とナイフファイトを瞬時に切り替えることができる」らしいしな。
だが「聞きかじっただけの行為を実践で試すもんじゃない」とも言っていたな...
ジャングルでは不意な戦闘がどうちゃらとか聞いたような...
まぁ、ここは森だからな、関係ないだろう...多分...

2人とも警戒体制に入り森を歩いてると森も抜けて開けた所に出た。
そこには家々が並び、そのうちの1件は燃えて木は墨と化していた。
きっと、この家がアマフの言っていた地下室のある小屋のことだろう。
わざわざ、焼死体を好き好んで見に行く趣味は無いのであまりよく観てはいないが、この燃え後の様子からして生きていることはまず無いだろう。

ハネットと灰となった小屋を見ていると、隣の家から物音が聞こえた。
明らかに自然になる音では無い、机の角に足でもぶつけた様な「ガタッ」と音がした。

「ハネット、様子は?」
ハネットが小屋を睨んでいるのできっと中の様子を見ているのだろう。

「小屋の奥で床に倒れている?寝転んでいる?な」

「おk、突入!」
窓から閃光弾を投げ入れ、小屋の扉を勢い良くけり破り、中に突入した。
その姿は、特殊部隊さながらだ。
きっと、閃光弾を食らった彼女は「目が~目が~」と言った感じだろう。
投げ入れた閃光弾は「ボスッ」と言う本来、床に落ちた時の音とは違う、硬いと言うよりかは柔らかいクッションのようなものに落ちたような音がしたのは気のせいだろう。

「あ、あれ?」
突入したが部屋には誰も居ない。
あるのは、ベットとタンスと机くらいだ。
ちなみに閃光弾はベットの枕の上に乗っていた。
これは、嫌な予感...

「京一!ベットの下!」
あ、やっぱり...

次の瞬間ベットの下から、少女が出てきた。
しかし、彼女は...

「な、何なんですか...」
彼女はとても警戒している。
警戒されて当たり前といえば当たり前だが、俺達は何回少女達に警戒されればいいんだ...

「驚かせてすまなかった、私達はこの村を探索しに来ただ」
「べつに、君に危害を加えるつもりは無いから安心してくれ」
さすがハネット!
俺には絶対無理だ!

「分かりました、信用します」
あれ?意外とあっさりと信用してくれたな。

「私の名前は「ハネット」隣は」

「京一だ、よろしく」

「よろしくお願いします...」
「私の名前は「フレイヤ」と言います」

「もしかして...君は...」

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

王都 移動中 馬車内

「何でそんなところで止めるんだよ!」
「1番重要なところだろw」
「CMかな?」
丁度これから...と言う所で、なんで止めるんだよ。
結構な長時間馬車に揺られながら話聴いてたぞ?

「まぁ、話したいのは山々なんだけどな...」
「もう城に付くしな...」
馬車の窓の外を見ると城が見え来ていた。

「まじか...」

「またの機会に話すよ」
機会があったらな...無いな。

城の入り口の大きな門が開き、門の両端に立って居る兵士が剣を胸の前に掲げ構えている。
騎士団長達の物に比べ防具等のデザインがかなり豪華だ。
やはり、城の警備兵は貴族達の目に着きやすい分、防具等のランクが高い。
若干、騎士団達よりかっこよく見えてきた気がする...
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